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加々良水季トゥルーED
何を置いても、水季様を想って泣くきらに、もう止めようと必死に訴えかける好春の声が素晴らしいルートでありました。
「……その人じゃなきゃ駄目なの……?」の低音に始まり、泣きそうになったりうわ言のようになったり激しく叫んだり、もー聴いてるだけでぞわぞわきた。
「違う!!」なんてもはや悲鳴だったよ。
「無理して付き合ってるわけじゃない!僕…僕は…ただ、側にいたいから…だから…」
「ただ、側にいたい…?」
「ちぃ姉がうっとうしく思っても、いやだって言われても、僕、離れるのは、嫌なんだ!」
(…そうだ、嫌われても、いやだって言われても……私だって、あんなの、納得できない!)
引き止めるつもりが後押しになってしまった悲劇。
まったく、こんなに誰かに想われるなんてどんな気分がするものだろう。ああ、まったく…。(悶々)
――気を取り直して。
「あなたが太刀を拾ったのではありません。太刀が…あなたを呼んだのです」
病床で優、もしくは斎宮先生や片瀬と喋っている場面ばかり見ていたせいで、彼がこんな加賀田らしい言葉を告げたことに少し驚きました。
今回は漫画で客観的に見ていた水季さまの儚い綺麗な印象が、一気に人間らしく立体的になったルートだった。
「…水季さんは、いつも、自分が悪いって言いますね。でも、本当にそうなのかな?私はわかんないけど、そんなに自分を責めることないのに、って思う」
「…いいえ。……私は……私はね、ひとごろしなのですよ」
この場面、なんかドラマティックだったー。
しとしと降る雨の音の中で、ふいに軽く吹いた風がヒヤッと肌を撫でたみたいだった。
「すべてを呪い、憎んで、殺めてしまえと、思った…。優の手を、汚させてしまった。…私はあの子の、主だったのに…」
そういう感覚でいたのか…と。
正確に言えば殺めたのは優――いや遮那――というか鏡(複雑だな)なのに、結局成されなかった九艘殲滅の命令と主としての責任がこんな罪人意識を彼に持たせていたとは。
あと、劣等感や殺意の存在。
「なぜ私ばかりが、紋様を持たずに生まれてきてしまったのだろう。なぜ私ばかりが、ここで独り、生き続けなければならないのだろう…。その思いは、最初は小さく、しかし確実に大きくなり…そしてとうとう私自身を飲み込んでしまった…。
「赦せなかった。父を討った九艘のことを…どうしても、赦すことができなかった」
血清の影響もあったのだろうけど、こんな人間らしい普通の感覚を持つ人だったなんて。
「あの子を救えないまま、さらに罪を重ねさせてしまった…。どうして私はあの時、父の部屋へと向かう優を止められなかったのだろう。…どうして一言、優に『行くな』と言ってやれなかったのか…。私はどうやって償えばいいのでしょう。…父上に…そして、優に…」
というか、なんで水季様なんだろう…とやるせなくなる。
本来なら雅さんが覚えるべき葛藤ですよこれ。
優は子どもだった。彼を止めることができた最も近しい大人が、たまたま水季様だった。
水季様が父親を殺すわけないじゃないあれだけ愛していたのに、と反発したいけれど、皮肉なことに、全員の関係性を単純に結ぶと、何故かそういう図式になってしまう。
「罪は罪です。――私も、お前も、その枷は一生負わなくてはならない」
ちょっと糸がこじれただけで、誰より優しい愛情深い人間が、罪人になってしまう。
この世の人間関係は怖い、と思う。
最後、愁一と久しぶりに会って切り出した、「お前の父親を奪ったのは、私でした」という言葉はたまりませんでした。
そんなはずないのに、あるわけないと笑い飛ばせそうなことなのに、なんで否定できない状況がここにあるんだ、という混乱、悔しさ。
そして、愁一の語る心情にも、あっと思った。
「俺は…至らぬことばかりで…まだ迷いも多くて…そんな時、兄さんが側にいてくれればと、恨んだり、しました」
考えてみれば、彼はあの事件で父親と兄といっぺんに失ったのでした。
圭がいるから気付いたことがなかった。
奇しくも九艘との和平に至るきっかけになったとはいえ、なんて大きな代償だったんだろ。
「愁一は早くから、圭と共に、郷の外にやられていました。…やがては長となる愁一に、広い世界を見せようという、父の配慮だったのでしょう。…けれどその環境が、私と愁一をより隔ててしまった」
それで漫画であんなことを言っていたのか…。
「お前、本当に私が優しいと思っているの?私が、愁一を郷から追い出したようなものなのに」というのと、「俺はここにいるだけであの人を傷つけてしまうのに」というの。
読了してもそこだけ意味合いをはっきりと掴めず引っかかってたんだけど、つまり「自分が長を辞退したせいでお前はここにいられないのだ」「俺が側にいると兄は自分のままならない状況を憂えてしまうのだ」と、そういうニュアンスだったのかな。
どちらも気質がよくてなんの問題もなさそうな兄弟なのに、またしても偶発的な状況がおかしなところに捻れを作る。
明月兄弟の場合は直接的な原因があるしどちらかといえば兄側の心の問題だけど、露骨に不仲なわけではないのに微妙な遠慮がお互いの溝を作っているこっちの兄弟関係、繊細すぎてある意味前者より手強そう。
「無様ながらも、このまましばらく、生きていたいと思うのです」
生きるって、やるせなくて、しんどい…。(凹)
そんな儚い複雑な気持ちに対する、きらの態度が今回もまた見事だった。
(…ものすごく真剣な目で私を見てる…。さっきも途中ではぐらかしたし…きっと何か、人に言えない事情があるんだ。そういえば昔、シスターが「人には誰でもひとつやふたつ、人には言えない事情があるものよ」って言ってたっけ…)
眼差しと態度のみからここまできちんと思いやって、詮索しすぎない優しさ。
年齢に関らず、彼女はもう、ちゃんとした大人だと思う。
好春の口ぶりから、優を嫌っているのか尋ねてへそを曲げられて、「そんなに設楽がいいなら、設楽に送ってもらえばいいじゃん!ちぃ姉なんか、だいっきらい!」といきなりキレられた直後の彼女の一言に思わず笑った。
「…なんだあれ」
せんしてぃぶぼーいの一挙一動に振り回されない貫禄。大人です。(笑)
キレるところではきちんとキレるしね。
「それなら、どうしてみんな私を巻き込むんですか!?みんなには黙っててくれ、水季さんを捜してくれって…みんな…みんな勝手だ!
「…後悔したって、いいじゃないですか。間違えたって、いいんです。…そしたら、謝ればいいってシスターが言ってました。…それで許してもらえるかどうかはわからない。それでも、あなたの誠意のひとかけらは伝わるって」
子供の頃は、善悪の基準はどこかに確かに存在するものだと思ってました。
それは実際はおそらく親が握っていて、あたかも普遍の、天からもたされるものみたいに揺るぎないもの。
それにどうやってうまく合わせて暮らせばいいのか、試行錯誤しながら生きていた気がします。
でも大人になってからわかる、善い悪いの基準なんか人それぞれ千差万別で、最終的には結局、自分で決めるしかないもの。
何を選んでも賛否両論が集まるのなら、なるべく世間の常識に合わせて波風が立たないようにするのが「良識ある」大人かもしれないけど、味方がいなくても自分を貫ける勇気があれば、そんなものに準じない権利だって自由にあるのです。
きらが強く賢いのは、シスターの豊かな考え方を押し付けられることなく豊かに受け継いでいて、それを踏まえた自分の判断を、しっかり信頼できるからなんじゃないかと思う。
善い悪い、正しい正しくないにあまり迷わない、彼女なりの「正義」がいつもある。
バランスの取り方が、上手。
そういえば、今回、愁一が片瀬相手に漏らした言葉が非常に人間らしくて胸に響きました。
「…でも、優を止めれば止めるほど、嫌な気持ちになるんだ。お前は兄さんを取られたくないんだろう、と、あいつに責められてるような気がする。
「でも…その幾分かは、真実なのも、確かじゃないか…」
誰だって自分を正当化して、胸を張っていたい。
でも実際は、誰だって完璧じゃない。
はっきり善い人も完全に悪い人も存在せず、傷つき傷つけられるのが世の中というものなんだよな、と…。
水季様ですら、後悔にさいなまれ喘いでいるのだから。
「比丘尼の血を引きし、獣の民あり。名は八咫なり。あやかしの鏡を以って、数多の娘を拐かす。草生の郷に『遮那』と名乗りし薬師あり。緋色に染まりし丸薬を草生の民に施す。民たちまち気張りて、数多の一葉、滅ぼさるるなり。一葉、刀を取りて草生を迎え、その争い止まることなし。やがて二葉は互いを恨み蔑むこと極まりなし。すべてはかの丸薬の成せる業なり」
「憎むべきは人ならず鏡なり、か…」
今回のルートは何故かなんとなく、聖書の教えの正しさを実感していた気がするなぁ。
誰もが皆罪びとである。人を憎まず罪を憎め。
「あなたにとって手塚さんは、それだけ大事な人なんだよね。私、少しでもみんなの役に立ちたいと思って…だから、八百比丘尼のこと、いろいろ聞きにいったりしていたんだけど…それがあなたを傷つけちゃってたんだね。…ごめんなさい」
…………。(*- -*;)=3
彼女は相変わらず、能天気で空回りのお姫様だったけれど、さすがに憎めない感じがしました。
とにかく、ラストにこのルートを最後にしたのは大正解だったな、と思った。
片瀬の墓参りの場面、コミックスを読んだ後だとたまんなくじんときました。
あれほど近しい関係で、当主付きのハンターという立場で、悲しみや悔しさがなかったわけはないのに、そんな感情を一切見せず愁一を叱咤した片瀬が、また何事もなかったかのように真秋様に語りかける。
「…よう、久しぶりだな。宝探しなんて、お前の考えそうなこったぜ。…ったく、最後まで手間かけさせやがって」
愁一のこと水季様のこと、事細かに報告して、祝杯のお酒を供えて。
「ゆっくり酒でも飲んでてくれ。俺がそっちに行くまで、まだまだ時間がかかるからよ…」
青々と空が広がる、なんて清々しいエンディング。
以前、質問系のバトンの「理想のキャラは」って問いに「女ではFanta2の葵、男では水旋の片瀬」って書いたけれど、本当に片瀬ってイイ、大好きです。
ゲーム中、きらから離れまいとする好春に対して、「その気持ちはわかるけどよ」とか「仕方ねぇ、これだけ姉ちゃんのことを大事に思ってるんだ」とさり気なく理解を示す場面がひとつふたつあるのだけど、後で、昔妹を失くしているという過去を知ってガツンときました。
憎まれ口を叩きながら、優でも愁一でも初対面の誰かでも、とにかく人を大切にする印象があって、それが実は過去に受けた傷から生じた優しさで、彼も昔はハンターらしく攻撃的で激情にかられやすい性質だったのだと知って、感じ入ると共に、なんだかすごく納得してしまって。
大人になるって、人の痛みに敏感になるってこと。
成長と共に痛みを知り、他者に対しても優しくなる、そういうものだと思ってたから、そのとおりの片瀬の姿が、かくあるべくき理想の大人像に映るのよね、個人的に。
片瀬に限らず、水旋は多くのキャラが血の通う人間になっていると思います。
人間関係も運命に翻弄される様もすごく生々しい。
その中で彼らが叫ぶ決断の言葉や、耳元で囁かれるシスターのもの静かな言葉に、ハッとさせられる。
私にとって「水の旋律2」は、孤独な夜に長電話の相手をしてくれる友達のような、何かに打ち負かされそうになったとき手元に引っ張り出すバイブルのような、かけがえのない愛しい作品になりました。
残念ながら制作会社様はなくなってしまって、続編が出る見込みもないけれど、この作品を生み出してくださった全ての人に、心から、感謝します。
ありがとう!*^^*
「……その人じゃなきゃ駄目なの……?」の低音に始まり、泣きそうになったりうわ言のようになったり激しく叫んだり、もー聴いてるだけでぞわぞわきた。
「違う!!」なんてもはや悲鳴だったよ。
「無理して付き合ってるわけじゃない!僕…僕は…ただ、側にいたいから…だから…」
「ただ、側にいたい…?」
「ちぃ姉がうっとうしく思っても、いやだって言われても、僕、離れるのは、嫌なんだ!」
(…そうだ、嫌われても、いやだって言われても……私だって、あんなの、納得できない!)
引き止めるつもりが後押しになってしまった悲劇。
まったく、こんなに誰かに想われるなんてどんな気分がするものだろう。ああ、まったく…。(悶々)
――気を取り直して。
「あなたが太刀を拾ったのではありません。太刀が…あなたを呼んだのです」
病床で優、もしくは斎宮先生や片瀬と喋っている場面ばかり見ていたせいで、彼がこんな加賀田らしい言葉を告げたことに少し驚きました。
今回は漫画で客観的に見ていた水季さまの儚い綺麗な印象が、一気に人間らしく立体的になったルートだった。
「…水季さんは、いつも、自分が悪いって言いますね。でも、本当にそうなのかな?私はわかんないけど、そんなに自分を責めることないのに、って思う」
「…いいえ。……私は……私はね、ひとごろしなのですよ」
この場面、なんかドラマティックだったー。
しとしと降る雨の音の中で、ふいに軽く吹いた風がヒヤッと肌を撫でたみたいだった。
「すべてを呪い、憎んで、殺めてしまえと、思った…。優の手を、汚させてしまった。…私はあの子の、主だったのに…」
そういう感覚でいたのか…と。
正確に言えば殺めたのは優――いや遮那――というか鏡(複雑だな)なのに、結局成されなかった九艘殲滅の命令と主としての責任がこんな罪人意識を彼に持たせていたとは。
あと、劣等感や殺意の存在。
「なぜ私ばかりが、紋様を持たずに生まれてきてしまったのだろう。なぜ私ばかりが、ここで独り、生き続けなければならないのだろう…。その思いは、最初は小さく、しかし確実に大きくなり…そしてとうとう私自身を飲み込んでしまった…。
「赦せなかった。父を討った九艘のことを…どうしても、赦すことができなかった」
血清の影響もあったのだろうけど、こんな人間らしい普通の感覚を持つ人だったなんて。
「あの子を救えないまま、さらに罪を重ねさせてしまった…。どうして私はあの時、父の部屋へと向かう優を止められなかったのだろう。…どうして一言、優に『行くな』と言ってやれなかったのか…。私はどうやって償えばいいのでしょう。…父上に…そして、優に…」
というか、なんで水季様なんだろう…とやるせなくなる。
本来なら雅さんが覚えるべき葛藤ですよこれ。
優は子どもだった。彼を止めることができた最も近しい大人が、たまたま水季様だった。
水季様が父親を殺すわけないじゃないあれだけ愛していたのに、と反発したいけれど、皮肉なことに、全員の関係性を単純に結ぶと、何故かそういう図式になってしまう。
「罪は罪です。――私も、お前も、その枷は一生負わなくてはならない」
ちょっと糸がこじれただけで、誰より優しい愛情深い人間が、罪人になってしまう。
この世の人間関係は怖い、と思う。
最後、愁一と久しぶりに会って切り出した、「お前の父親を奪ったのは、私でした」という言葉はたまりませんでした。
そんなはずないのに、あるわけないと笑い飛ばせそうなことなのに、なんで否定できない状況がここにあるんだ、という混乱、悔しさ。
そして、愁一の語る心情にも、あっと思った。
「俺は…至らぬことばかりで…まだ迷いも多くて…そんな時、兄さんが側にいてくれればと、恨んだり、しました」
考えてみれば、彼はあの事件で父親と兄といっぺんに失ったのでした。
圭がいるから気付いたことがなかった。
奇しくも九艘との和平に至るきっかけになったとはいえ、なんて大きな代償だったんだろ。
「愁一は早くから、圭と共に、郷の外にやられていました。…やがては長となる愁一に、広い世界を見せようという、父の配慮だったのでしょう。…けれどその環境が、私と愁一をより隔ててしまった」
それで漫画であんなことを言っていたのか…。
「お前、本当に私が優しいと思っているの?私が、愁一を郷から追い出したようなものなのに」というのと、「俺はここにいるだけであの人を傷つけてしまうのに」というの。
読了してもそこだけ意味合いをはっきりと掴めず引っかかってたんだけど、つまり「自分が長を辞退したせいでお前はここにいられないのだ」「俺が側にいると兄は自分のままならない状況を憂えてしまうのだ」と、そういうニュアンスだったのかな。
どちらも気質がよくてなんの問題もなさそうな兄弟なのに、またしても偶発的な状況がおかしなところに捻れを作る。
明月兄弟の場合は直接的な原因があるしどちらかといえば兄側の心の問題だけど、露骨に不仲なわけではないのに微妙な遠慮がお互いの溝を作っているこっちの兄弟関係、繊細すぎてある意味前者より手強そう。
「無様ながらも、このまましばらく、生きていたいと思うのです」
生きるって、やるせなくて、しんどい…。(凹)
そんな儚い複雑な気持ちに対する、きらの態度が今回もまた見事だった。
(…ものすごく真剣な目で私を見てる…。さっきも途中ではぐらかしたし…きっと何か、人に言えない事情があるんだ。そういえば昔、シスターが「人には誰でもひとつやふたつ、人には言えない事情があるものよ」って言ってたっけ…)
眼差しと態度のみからここまできちんと思いやって、詮索しすぎない優しさ。
年齢に関らず、彼女はもう、ちゃんとした大人だと思う。
好春の口ぶりから、優を嫌っているのか尋ねてへそを曲げられて、「そんなに設楽がいいなら、設楽に送ってもらえばいいじゃん!ちぃ姉なんか、だいっきらい!」といきなりキレられた直後の彼女の一言に思わず笑った。
「…なんだあれ」
せんしてぃぶぼーいの一挙一動に振り回されない貫禄。大人です。(笑)
キレるところではきちんとキレるしね。
「それなら、どうしてみんな私を巻き込むんですか!?みんなには黙っててくれ、水季さんを捜してくれって…みんな…みんな勝手だ!
「…後悔したって、いいじゃないですか。間違えたって、いいんです。…そしたら、謝ればいいってシスターが言ってました。…それで許してもらえるかどうかはわからない。それでも、あなたの誠意のひとかけらは伝わるって」
子供の頃は、善悪の基準はどこかに確かに存在するものだと思ってました。
それは実際はおそらく親が握っていて、あたかも普遍の、天からもたされるものみたいに揺るぎないもの。
それにどうやってうまく合わせて暮らせばいいのか、試行錯誤しながら生きていた気がします。
でも大人になってからわかる、善い悪いの基準なんか人それぞれ千差万別で、最終的には結局、自分で決めるしかないもの。
何を選んでも賛否両論が集まるのなら、なるべく世間の常識に合わせて波風が立たないようにするのが「良識ある」大人かもしれないけど、味方がいなくても自分を貫ける勇気があれば、そんなものに準じない権利だって自由にあるのです。
きらが強く賢いのは、シスターの豊かな考え方を押し付けられることなく豊かに受け継いでいて、それを踏まえた自分の判断を、しっかり信頼できるからなんじゃないかと思う。
善い悪い、正しい正しくないにあまり迷わない、彼女なりの「正義」がいつもある。
バランスの取り方が、上手。
そういえば、今回、愁一が片瀬相手に漏らした言葉が非常に人間らしくて胸に響きました。
「…でも、優を止めれば止めるほど、嫌な気持ちになるんだ。お前は兄さんを取られたくないんだろう、と、あいつに責められてるような気がする。
「でも…その幾分かは、真実なのも、確かじゃないか…」
誰だって自分を正当化して、胸を張っていたい。
でも実際は、誰だって完璧じゃない。
はっきり善い人も完全に悪い人も存在せず、傷つき傷つけられるのが世の中というものなんだよな、と…。
水季様ですら、後悔にさいなまれ喘いでいるのだから。
「比丘尼の血を引きし、獣の民あり。名は八咫なり。あやかしの鏡を以って、数多の娘を拐かす。草生の郷に『遮那』と名乗りし薬師あり。緋色に染まりし丸薬を草生の民に施す。民たちまち気張りて、数多の一葉、滅ぼさるるなり。一葉、刀を取りて草生を迎え、その争い止まることなし。やがて二葉は互いを恨み蔑むこと極まりなし。すべてはかの丸薬の成せる業なり」
「憎むべきは人ならず鏡なり、か…」
今回のルートは何故かなんとなく、聖書の教えの正しさを実感していた気がするなぁ。
誰もが皆罪びとである。人を憎まず罪を憎め。
「あなたにとって手塚さんは、それだけ大事な人なんだよね。私、少しでもみんなの役に立ちたいと思って…だから、八百比丘尼のこと、いろいろ聞きにいったりしていたんだけど…それがあなたを傷つけちゃってたんだね。…ごめんなさい」
…………。(*- -*;)=3
彼女は相変わらず、能天気で空回りのお姫様だったけれど、さすがに憎めない感じがしました。
とにかく、ラストにこのルートを最後にしたのは大正解だったな、と思った。
片瀬の墓参りの場面、コミックスを読んだ後だとたまんなくじんときました。
あれほど近しい関係で、当主付きのハンターという立場で、悲しみや悔しさがなかったわけはないのに、そんな感情を一切見せず愁一を叱咤した片瀬が、また何事もなかったかのように真秋様に語りかける。
「…よう、久しぶりだな。宝探しなんて、お前の考えそうなこったぜ。…ったく、最後まで手間かけさせやがって」
愁一のこと水季様のこと、事細かに報告して、祝杯のお酒を供えて。
「ゆっくり酒でも飲んでてくれ。俺がそっちに行くまで、まだまだ時間がかかるからよ…」
青々と空が広がる、なんて清々しいエンディング。
以前、質問系のバトンの「理想のキャラは」って問いに「女ではFanta2の葵、男では水旋の片瀬」って書いたけれど、本当に片瀬ってイイ、大好きです。
ゲーム中、きらから離れまいとする好春に対して、「その気持ちはわかるけどよ」とか「仕方ねぇ、これだけ姉ちゃんのことを大事に思ってるんだ」とさり気なく理解を示す場面がひとつふたつあるのだけど、後で、昔妹を失くしているという過去を知ってガツンときました。
憎まれ口を叩きながら、優でも愁一でも初対面の誰かでも、とにかく人を大切にする印象があって、それが実は過去に受けた傷から生じた優しさで、彼も昔はハンターらしく攻撃的で激情にかられやすい性質だったのだと知って、感じ入ると共に、なんだかすごく納得してしまって。
大人になるって、人の痛みに敏感になるってこと。
成長と共に痛みを知り、他者に対しても優しくなる、そういうものだと思ってたから、そのとおりの片瀬の姿が、かくあるべくき理想の大人像に映るのよね、個人的に。
片瀬に限らず、水旋は多くのキャラが血の通う人間になっていると思います。
人間関係も運命に翻弄される様もすごく生々しい。
その中で彼らが叫ぶ決断の言葉や、耳元で囁かれるシスターのもの静かな言葉に、ハッとさせられる。
私にとって「水の旋律2」は、孤独な夜に長電話の相手をしてくれる友達のような、何かに打ち負かされそうになったとき手元に引っ張り出すバイブルのような、かけがえのない愛しい作品になりました。
残念ながら制作会社様はなくなってしまって、続編が出る見込みもないけれど、この作品を生み出してくださった全ての人に、心から、感謝します。
ありがとう!*^^*
ウィルED
もうそろそろシナリオ重複部分の記憶も薄れてきたかなと、ウィスプを再開してウィルを攻略しました。
前にやったときはジャックが助けてくれたグロリア様の事件から、微妙に変化してウィルルートに入ります。
主人公を殺そうと迫るグロリア様に、「…覚悟を決めた女ほど、厄介なものはないな」と呟くウィルがカッコイイ。
人形なのに人間くさいというか…五人中最も男っぽい存在だなぁウィルって。
「ウィルに人を殺してほしくない!」と飛びついたら、ぐっと押し黙ってしまったりとか。(あ、過去の話は大方予想通りでした/笑)
ウィルルートでは意外にもジルが、イグニスに加担する形でEDに進みます。
「ねえ、ジル。まさか…あなたまで私を裏切るなんてことは――」というグロリア様の言葉に、むしろこっちがうろたえた。
現実的な話、「精霊人形はオーナーの命令に逆らえない」と言うけれど、その気になれば人形の意志を通すこともできるのですね。
今回のグロリア様は心の整理がつかないまま終わってしまって気の毒でならなかった…。(相変わらず主人公より彼女に移入してしまうズレたプレイヤー)
個人的には、ジャックに殺されるエンドの方がマシに感じました。
最も信じていた存在にまで裏切られて終わりなんて、残酷すぎるよ……ジル……。(恨涙)
一方、ウィルと主人公の関係はかつてなく円満な方向へ。
ウィルの過去をイグニスにほのめかされて返す台詞が好きだった。
「私は…信じてるもの……。ウィルの気持ちが全部わかるわけじゃない。それでも、全部が義務じゃないってことなら、私にもわかる。だから…私はウィルを信じてるの」
こうでなきゃね。
実はネオアンのレインルートを重ねて思い出してしまっていました。
立ち聞きして「そこまでして守ってくれなくていいわ!」ってアンジェが駆け去ってしまうやつ。
あそこでレインの真意を見抜けないなんて、あなた今まで彼のどこを見てたの?!と呆れかえって以降手付かず。(苦笑)
ウィルとハンナなんか一緒にいた時間もかけ合った言葉も比べ物にならないくらい希薄だけど、お互いによく見てちゃんと信頼し合ってる。
エミリーがウィルを真剣に非難する場面も好かった。「私はあなたが信用できない」から始まる。
「あの方を傷つける者でしかないのなら、本当は側にも近づけたくない。あなたにはどれだけの覚悟があるんですか」
「…俺は、おまえとは違う。おまえのように甘やかすことはない。あいつのために尽くすこともしない。俺の言葉で傷つくのなら、それはそれで仕方ない」
「ウィル、あなたは…!」
「…おまえが思うほど、あいつは弱くない。俺にはそう見えるが、違うのか。
「大丈夫だよ。確かに、危なっかしいところはあるけどな。それでもあいつは、きっと間違えずに自分の道を決められる。俺があいつにしてやれることがあるとすれば、それは甘やかすことじゃなく…あいつの背中を押してやることだけだ」
両親の言い合いを盗み聞きする娘のような気分でした。(笑)
乙女ゲームのヒーローって「お前を傷つけたくない!」故に成長したり成功するものだと思ってたから、この「俺の言葉で傷つくのなら仕方ない」って台詞は随分斬新に聞こえた。
エミリーとの、経験量の差――人と関ってきた時間の長さの違いをリアルに感じました。
今更迷わない、達観してると言いたいほど落ち着いた大人の意見。
恋愛面ではなんといっても命令形にときめいた。
泣きだしたときの「おい。やめろ。泣くな」って、無骨すぎてなんか可笑しい。(笑)
あと、ラストの「こらえるなよ」「言え。心から望むことを」「ハッキリ言え!」。
両想いになろうという場面でまで怒鳴られるなんてー!(大笑)
その前に告白場面みたいなのもあったけど、それすら出だしは「…この、バカが…!」だったもんね。ガラ悪すぎです。(愛)
解放を決意するくだりが、今までのルートで一番よかったです。
幼い頃、人形にもし命が宿ったらどうする?とおじいさんに訊かれた記憶を思いだすやつ、これなんで他ルートにはなかったんだろ。私が覚えていないだけ?(・・)
「いっぱい、大事にする…」
何よりも。…きっと、自分よりも。
――たとえ、二度と会えなくなったとしても。
綺麗。
本当に無垢で優しい、善い子。
ハンナ――デフォルト名でなくキャラクターとしての彼女、の台詞の中では、ウィルを覚醒させるときの呼びかけが特に好きです。
『声を聞かせて。あなたが誰なのか教えて。どうか目を開けて…』
"あなたが誰なのか教えて"に一際ときめく。
人形趣味のある人の人形との関りの中で、最も幸福感を得られる一瞬って正にここじゃなかろうか。(コアな話)
さて、あとはイグニスひとりです。
しかしアルバムを見るともうひとつED枠があるんだよな。
エミリーEDだったら嬉しいんだけど、多分ノーマルEDだろうな…。(はぁ)
前にやったときはジャックが助けてくれたグロリア様の事件から、微妙に変化してウィルルートに入ります。
主人公を殺そうと迫るグロリア様に、「…覚悟を決めた女ほど、厄介なものはないな」と呟くウィルがカッコイイ。
人形なのに人間くさいというか…五人中最も男っぽい存在だなぁウィルって。
「ウィルに人を殺してほしくない!」と飛びついたら、ぐっと押し黙ってしまったりとか。(あ、過去の話は大方予想通りでした/笑)
ウィルルートでは意外にもジルが、イグニスに加担する形でEDに進みます。
「ねえ、ジル。まさか…あなたまで私を裏切るなんてことは――」というグロリア様の言葉に、むしろこっちがうろたえた。
現実的な話、「精霊人形はオーナーの命令に逆らえない」と言うけれど、その気になれば人形の意志を通すこともできるのですね。
今回のグロリア様は心の整理がつかないまま終わってしまって気の毒でならなかった…。(相変わらず主人公より彼女に移入してしまうズレたプレイヤー)
個人的には、ジャックに殺されるエンドの方がマシに感じました。
最も信じていた存在にまで裏切られて終わりなんて、残酷すぎるよ……ジル……。(恨涙)
一方、ウィルと主人公の関係はかつてなく円満な方向へ。
ウィルの過去をイグニスにほのめかされて返す台詞が好きだった。
「私は…信じてるもの……。ウィルの気持ちが全部わかるわけじゃない。それでも、全部が義務じゃないってことなら、私にもわかる。だから…私はウィルを信じてるの」
こうでなきゃね。
実はネオアンのレインルートを重ねて思い出してしまっていました。
立ち聞きして「そこまでして守ってくれなくていいわ!」ってアンジェが駆け去ってしまうやつ。
あそこでレインの真意を見抜けないなんて、あなた今まで彼のどこを見てたの?!と呆れかえって以降手付かず。(苦笑)
ウィルとハンナなんか一緒にいた時間もかけ合った言葉も比べ物にならないくらい希薄だけど、お互いによく見てちゃんと信頼し合ってる。
エミリーがウィルを真剣に非難する場面も好かった。「私はあなたが信用できない」から始まる。
「あの方を傷つける者でしかないのなら、本当は側にも近づけたくない。あなたにはどれだけの覚悟があるんですか」
「…俺は、おまえとは違う。おまえのように甘やかすことはない。あいつのために尽くすこともしない。俺の言葉で傷つくのなら、それはそれで仕方ない」
「ウィル、あなたは…!」
「…おまえが思うほど、あいつは弱くない。俺にはそう見えるが、違うのか。
「大丈夫だよ。確かに、危なっかしいところはあるけどな。それでもあいつは、きっと間違えずに自分の道を決められる。俺があいつにしてやれることがあるとすれば、それは甘やかすことじゃなく…あいつの背中を押してやることだけだ」
両親の言い合いを盗み聞きする娘のような気分でした。(笑)
乙女ゲームのヒーローって「お前を傷つけたくない!」故に成長したり成功するものだと思ってたから、この「俺の言葉で傷つくのなら仕方ない」って台詞は随分斬新に聞こえた。
エミリーとの、経験量の差――人と関ってきた時間の長さの違いをリアルに感じました。
今更迷わない、達観してると言いたいほど落ち着いた大人の意見。
恋愛面ではなんといっても命令形にときめいた。
泣きだしたときの「おい。やめろ。泣くな」って、無骨すぎてなんか可笑しい。(笑)
あと、ラストの「こらえるなよ」「言え。心から望むことを」「ハッキリ言え!」。
両想いになろうという場面でまで怒鳴られるなんてー!(大笑)
その前に告白場面みたいなのもあったけど、それすら出だしは「…この、バカが…!」だったもんね。ガラ悪すぎです。(愛)
解放を決意するくだりが、今までのルートで一番よかったです。
幼い頃、人形にもし命が宿ったらどうする?とおじいさんに訊かれた記憶を思いだすやつ、これなんで他ルートにはなかったんだろ。私が覚えていないだけ?(・・)
「いっぱい、大事にする…」
何よりも。…きっと、自分よりも。
――たとえ、二度と会えなくなったとしても。
綺麗。
本当に無垢で優しい、善い子。
ハンナ――デフォルト名でなくキャラクターとしての彼女、の台詞の中では、ウィルを覚醒させるときの呼びかけが特に好きです。
『声を聞かせて。あなたが誰なのか教えて。どうか目を開けて…』
"あなたが誰なのか教えて"に一際ときめく。
人形趣味のある人の人形との関りの中で、最も幸福感を得られる一瞬って正にここじゃなかろうか。(コアな話)
さて、あとはイグニスひとりです。
しかしアルバムを見るともうひとつED枠があるんだよな。
エミリーEDだったら嬉しいんだけど、多分ノーマルEDだろうな…。(はぁ)
遮那・トゥルーED
私は悪役キャラに惹かれたことがないので恋愛面移入できるかな〜と思っていたんですが、半ばから杞憂に変わりました。
いや正直、遮那相手のきらは男勝り度にますます磨きがかかって根が乙女なわたくしは(言うだけタダ)圧倒されっぱなしだったんだけども、遮那に惹かれる気持ちには共感できました。
特に「わ、私、何考えてんだろ…一瞬でも、笑顔がもっと見たいと思っちゃうなんて…」の場面。わーかーるーvと思った。(笑)
小西さん声で「ふっ…何を言うかと思えば。恋に落ちた娘でもあるまいに」なんてけだるげに囁かれたら、ときめくなというほうが無理なお話です。
そして今回は漫画版の彼にもうちょっと突っ込むような形で、雅さんと関る機会が多かった。
彼女の口調はところどころ妙に古風で、内容とは別につい感心して聞き入ってしまいます。
「生きさらばえて」だの「いまひとたび」だの「口惜しい」だの、苦節を語るにこの上なくふさわしい演劇調。(笑)
今回のきらも輝いてました。
あーーやっぱりこの子好きーーーーッと痛感したやり取りがひとつ。
優とバス亭で話しているとき、好春が強引に呼び出す場面。
あいつは危険だから関るな、と激しく忠告されるのだけど、ちぃ姉は「私、ウソ、つきたくないから」「誰と親しくするかどうかは、私が自分で決める」と跳ね付けます。
「僕はただ、ちぃ姉が余計なことに首を突っ込んで、ケガしたりしないか、心配なだけなんだよ」
「自分の面倒くらい自分で見るから。今後、私が誰かと話してるときに、無理矢理割り込んできたりしないで。いい?」
「……わかった」
乙女ゲーヒロインでここまで自立してる子ってなかなかいなくないか。
攻略対象に叱られたら「心配かけてゴメンナサイ」としゅんとすることが大抵のような。
自分がそんな殊勝なタイプではないので、彼女の対応にはブラボーと叫びたくなりました。
きらって兄と弟に挟まれた中間子のような位置にいるから、長子にも末子にも共感できる要素があっていいよなぁ。
「私、ウソ、つきたくないから」がとりわけ好きです。
思いやりも大事だけど、大切な相手には余計ウソをつきたくない、遠慮で壁を作りたくない、いつでも誠実で在りたい、がポリシー故に。
一方、一見冷たく不遜な優は、肝心なところでは必ず深い思いやりを向けてくれます。
「そんなわけないだろう。どんなに覚悟してたって、傷つくのは辛い」
にジーーン。(感涙)
自分がたくさん傷ついてきた分、本当にこの子は人に優しい…。
普段不器用でも根底にこんな優しさがあれば充分。疑いようがない。
それにしても水旋は、基本はよくある「主人公の成長物語」だけど、その中でもきちんとした高い水準に達しているシナリオだと思います。
今回の錯乱ぶりは他の追随を許さない迫力だった京にぃの、ラストの台詞がすごく象徴的。
「この心のわだかまりを、僕はいつか、乗り越えてみせる。そしてそのときにこそ僕は、本当の自分になれる。過去の因縁や生まれながらに背負ったものから解き放たれた、本当の自分に。それこそ、僕が本当に捜し求めてきたものなんだ。過去ではなく…未来」
一謡、九艘、八咫、すべての人物が過去の因縁に少なからず拘束され、きら自身も、過去に捕らわれ自ら拘ることで物語を歩みます。
でもそれは、過去の枷を外して未来に進むために必要なプロセスで、決して後ろ向きな行動をしているわけじゃない。
「…どうして、こんな無茶をする。命を失ってまで、何を知りたいんだ。阿修羅の娘よ」
「真実を…本当のことを、知りたい」
「それを知ってどうする?」
「わからない…でも私は、知りたい。そして、乗り越えたい」
「乗り越える…?」
「そう。私は乗り越えたい。本当の意味で、強くなりたい」
こんなきらの言動が強く胸に響くのは、誰にとっても他人事じゃないからじゃないかなぁと。
ルーツを捜しながら、京にぃもきらも必死に「本当の自分」を見つけようとしている。
ものすごく積極的に成長しようとしている。
大なり小なり成長には痛みが伴うもので、そこから逃げようとする人だってたくさんいるのに、彼女も彼もこんなにひたむきで一生懸命で…。
その純粋さ、強さに、気付くとすっかり引き込まれて感動しています。
「お節介でけっこう。私はこういう人間なんだから、仕方ないでしょ」
「いつかそのために、命を落とすかもしれんぞ。…それでもいいのか?」
「…そうなってもいいよ。たとえそれで死んでも、自分を曲げて長生きするよりは、ずっとマシだと私は思うもの」
「…愚かだな。見るに耐えないほど愚かだ…」
あー清々しい。この割り切り様、正に武士。(笑)
そういえば、個人的最も好きなゲームの恋華やファンタ2の女子もこういうタイプです。
彼女にとって恋愛は結果であって目的ではない。そういう乙女ゲーが好き。
このルートでは、八咫の一族の壮絶な由縁が明らかになりました。
最初は落ち着いて聞いていたけど、「獣人は人間の女をさらい、見境なく子を成した…その子ども達はお互いに契り、血が濃くなりすぎると獣とすら交わって、子孫を増やした…」のあたりではさすがにドン退いた。
よくぞここまでと感服するほどの禁忌まみれ…八百比丘尼に関連するものはもはや何もかも憎い、憎むことで永らえているような一族…。
なんつー悲しい存在。(涙呑)
一謡、もしくは九艘の側に立って考えると非情そのものに思える十七年前の事件も、策略どおり殺し合った両一族について
「私は心底うんざりした…こんな愚かな者達が生き永らえ、我が一族が滅びていくのが許せなかった。彼らがいる限り、争いは輪廻するだろう。そして子ども達は傷つき、その傷を憎しみへと転化させ続ける…。お前や、あの手塚という男がそうであるように…」
と吐露されると反論しづらいったら…。
「いつも誰かを憎み…一族から取り残されるのを恐れながら、父のように自我を失うことにもおびえる…。無限に続くそんな日々に終わりがくるのなら…」
誰か彼をなんとかしてやってーー…!!(絶叫)(他力本願な)
きらが遮那を好きになる過程も、遮那の心の変化やその表し方も素朴ながら無理なくわかりやすかったので、ようやく状況がうまくまとまったときは第三者視点ながら心底安堵しました。
よかった。よかったふたりとも。(感涙)
「人が人を思うことで何かが変わるというのなら…僕は、それを、見てみたい」
決着を知った優が複雑そうに、それでも誠実に言ったこの台詞がとても印象的でした。
それから、水季さまが遮那に言うこの台詞。
「あの日に戻れたとしても、恐らく私は同じ決断を下してしまうでしょう。なぜなら、それは私の望んだことだから。他のどんな要因も所詮は、手助けをしたに過ぎません」
利用され、そそのかされ、でも決断を下したのは自分。
誰のせいにもできない。あなたのせいではない。
……この人たちは〜っ。(咽泣)
そしてED。
私は何も与えられない、と自信薄の遮那に、「私が自分の意思であなたを望んだんだから」と返すきら。
きらの自分にかける信頼の強さには、いつもぐっとくる。
反して、ネガティヴの染み付いている遮那は、「成長して、3つの一族にあったことを知るたびに、傷つき、悩むことだろう…」と妻の身篭った子に対しても悲観的です。
彼はゲーム開始時と比べると印象が心なしか可憐になった。(笑)
「そんなの、どんな環境に生まれた子どもだって、そうだよ。だけどみんなそれぞれに、乗り越えようとする。悩んで悩んで、悩みぬいた末に、本当の自分を見つければいいんだよ。私もそうだった…。そして、あなたも…。
「私達にできるのは、この子が、本当の自分を…未来を、探すことができるようにしてあげること。どんな場所であっても、どんな時代であっても…それは必ず、可能だから」
感動。言葉もない。
最後に、強烈に印象深かった最後の会話。
「この子の中には私が残る。いつか、私自身がいなくなっても。この子の子どもにも、そのまた子どもの中にも、ずーっと私と、あなたが残っていく。覚悟しておいて。あなたの時間がこの先、どんなに永くても、絶対に、一人になんてさせない。この子達と一緒に、私はずっと側にいるから」
「…ふっ。それはまた気が遠くなるほど…永い付き合いになるな」
種よりも個を尊重する風潮の現代において、この考え方は自分じゃなかなか得られないものだと思います。新鮮だった。
更に、桁外れに長い寿命を持つ相手にこれ以上の愛の言葉があろうかという驚き。
やっぱり食わず嫌いはいけない。遮那ルート、素晴らしかったです。
いや正直、遮那相手のきらは男勝り度にますます磨きがかかって根が乙女なわたくしは(言うだけタダ)圧倒されっぱなしだったんだけども、遮那に惹かれる気持ちには共感できました。
特に「わ、私、何考えてんだろ…一瞬でも、笑顔がもっと見たいと思っちゃうなんて…」の場面。わーかーるーvと思った。(笑)
小西さん声で「ふっ…何を言うかと思えば。恋に落ちた娘でもあるまいに」なんてけだるげに囁かれたら、ときめくなというほうが無理なお話です。
そして今回は漫画版の彼にもうちょっと突っ込むような形で、雅さんと関る機会が多かった。
彼女の口調はところどころ妙に古風で、内容とは別につい感心して聞き入ってしまいます。
「生きさらばえて」だの「いまひとたび」だの「口惜しい」だの、苦節を語るにこの上なくふさわしい演劇調。(笑)
今回のきらも輝いてました。
あーーやっぱりこの子好きーーーーッと痛感したやり取りがひとつ。
優とバス亭で話しているとき、好春が強引に呼び出す場面。
あいつは危険だから関るな、と激しく忠告されるのだけど、ちぃ姉は「私、ウソ、つきたくないから」「誰と親しくするかどうかは、私が自分で決める」と跳ね付けます。
「僕はただ、ちぃ姉が余計なことに首を突っ込んで、ケガしたりしないか、心配なだけなんだよ」
「自分の面倒くらい自分で見るから。今後、私が誰かと話してるときに、無理矢理割り込んできたりしないで。いい?」
「……わかった」
乙女ゲーヒロインでここまで自立してる子ってなかなかいなくないか。
攻略対象に叱られたら「心配かけてゴメンナサイ」としゅんとすることが大抵のような。
自分がそんな殊勝なタイプではないので、彼女の対応にはブラボーと叫びたくなりました。
きらって兄と弟に挟まれた中間子のような位置にいるから、長子にも末子にも共感できる要素があっていいよなぁ。
「私、ウソ、つきたくないから」がとりわけ好きです。
思いやりも大事だけど、大切な相手には余計ウソをつきたくない、遠慮で壁を作りたくない、いつでも誠実で在りたい、がポリシー故に。
一方、一見冷たく不遜な優は、肝心なところでは必ず深い思いやりを向けてくれます。
「そんなわけないだろう。どんなに覚悟してたって、傷つくのは辛い」
にジーーン。(感涙)
自分がたくさん傷ついてきた分、本当にこの子は人に優しい…。
普段不器用でも根底にこんな優しさがあれば充分。疑いようがない。
それにしても水旋は、基本はよくある「主人公の成長物語」だけど、その中でもきちんとした高い水準に達しているシナリオだと思います。
今回の錯乱ぶりは他の追随を許さない迫力だった京にぃの、ラストの台詞がすごく象徴的。
「この心のわだかまりを、僕はいつか、乗り越えてみせる。そしてそのときにこそ僕は、本当の自分になれる。過去の因縁や生まれながらに背負ったものから解き放たれた、本当の自分に。それこそ、僕が本当に捜し求めてきたものなんだ。過去ではなく…未来」
一謡、九艘、八咫、すべての人物が過去の因縁に少なからず拘束され、きら自身も、過去に捕らわれ自ら拘ることで物語を歩みます。
でもそれは、過去の枷を外して未来に進むために必要なプロセスで、決して後ろ向きな行動をしているわけじゃない。
「…どうして、こんな無茶をする。命を失ってまで、何を知りたいんだ。阿修羅の娘よ」
「真実を…本当のことを、知りたい」
「それを知ってどうする?」
「わからない…でも私は、知りたい。そして、乗り越えたい」
「乗り越える…?」
「そう。私は乗り越えたい。本当の意味で、強くなりたい」
こんなきらの言動が強く胸に響くのは、誰にとっても他人事じゃないからじゃないかなぁと。
ルーツを捜しながら、京にぃもきらも必死に「本当の自分」を見つけようとしている。
ものすごく積極的に成長しようとしている。
大なり小なり成長には痛みが伴うもので、そこから逃げようとする人だってたくさんいるのに、彼女も彼もこんなにひたむきで一生懸命で…。
その純粋さ、強さに、気付くとすっかり引き込まれて感動しています。
「お節介でけっこう。私はこういう人間なんだから、仕方ないでしょ」
「いつかそのために、命を落とすかもしれんぞ。…それでもいいのか?」
「…そうなってもいいよ。たとえそれで死んでも、自分を曲げて長生きするよりは、ずっとマシだと私は思うもの」
「…愚かだな。見るに耐えないほど愚かだ…」
あー清々しい。この割り切り様、正に武士。(笑)
そういえば、個人的最も好きなゲームの恋華やファンタ2の女子もこういうタイプです。
彼女にとって恋愛は結果であって目的ではない。そういう乙女ゲーが好き。
このルートでは、八咫の一族の壮絶な由縁が明らかになりました。
最初は落ち着いて聞いていたけど、「獣人は人間の女をさらい、見境なく子を成した…その子ども達はお互いに契り、血が濃くなりすぎると獣とすら交わって、子孫を増やした…」のあたりではさすがにドン退いた。
よくぞここまでと感服するほどの禁忌まみれ…八百比丘尼に関連するものはもはや何もかも憎い、憎むことで永らえているような一族…。
なんつー悲しい存在。(涙呑)
一謡、もしくは九艘の側に立って考えると非情そのものに思える十七年前の事件も、策略どおり殺し合った両一族について
「私は心底うんざりした…こんな愚かな者達が生き永らえ、我が一族が滅びていくのが許せなかった。彼らがいる限り、争いは輪廻するだろう。そして子ども達は傷つき、その傷を憎しみへと転化させ続ける…。お前や、あの手塚という男がそうであるように…」
と吐露されると反論しづらいったら…。
「いつも誰かを憎み…一族から取り残されるのを恐れながら、父のように自我を失うことにもおびえる…。無限に続くそんな日々に終わりがくるのなら…」
誰か彼をなんとかしてやってーー…!!(絶叫)(他力本願な)
きらが遮那を好きになる過程も、遮那の心の変化やその表し方も素朴ながら無理なくわかりやすかったので、ようやく状況がうまくまとまったときは第三者視点ながら心底安堵しました。
よかった。よかったふたりとも。(感涙)
「人が人を思うことで何かが変わるというのなら…僕は、それを、見てみたい」
決着を知った優が複雑そうに、それでも誠実に言ったこの台詞がとても印象的でした。
それから、水季さまが遮那に言うこの台詞。
「あの日に戻れたとしても、恐らく私は同じ決断を下してしまうでしょう。なぜなら、それは私の望んだことだから。他のどんな要因も所詮は、手助けをしたに過ぎません」
利用され、そそのかされ、でも決断を下したのは自分。
誰のせいにもできない。あなたのせいではない。
……この人たちは〜っ。(咽泣)
そしてED。
私は何も与えられない、と自信薄の遮那に、「私が自分の意思であなたを望んだんだから」と返すきら。
きらの自分にかける信頼の強さには、いつもぐっとくる。
反して、ネガティヴの染み付いている遮那は、「成長して、3つの一族にあったことを知るたびに、傷つき、悩むことだろう…」と妻の身篭った子に対しても悲観的です。
彼はゲーム開始時と比べると印象が心なしか可憐になった。(笑)
「そんなの、どんな環境に生まれた子どもだって、そうだよ。だけどみんなそれぞれに、乗り越えようとする。悩んで悩んで、悩みぬいた末に、本当の自分を見つければいいんだよ。私もそうだった…。そして、あなたも…。
「私達にできるのは、この子が、本当の自分を…未来を、探すことができるようにしてあげること。どんな場所であっても、どんな時代であっても…それは必ず、可能だから」
感動。言葉もない。
最後に、強烈に印象深かった最後の会話。
「この子の中には私が残る。いつか、私自身がいなくなっても。この子の子どもにも、そのまた子どもの中にも、ずーっと私と、あなたが残っていく。覚悟しておいて。あなたの時間がこの先、どんなに永くても、絶対に、一人になんてさせない。この子達と一緒に、私はずっと側にいるから」
「…ふっ。それはまた気が遠くなるほど…永い付き合いになるな」
種よりも個を尊重する風潮の現代において、この考え方は自分じゃなかなか得られないものだと思います。新鮮だった。
更に、桁外れに長い寿命を持つ相手にこれ以上の愛の言葉があろうかという驚き。
やっぱり食わず嫌いはいけない。遮那ルート、素晴らしかったです。
辰巳ED
最後に取っといてよかった!
ラストを飾るのにぴったりの、素晴らしいルートでした!
「カッコイイ!」と感嘆した名言が特出して多かったし、時代の変動というものを、最も身に迫って感じられた。
陸奥の時は新時代を築く明るさに満ちていたけれど、辰巳の場合はそれだけでなく、変化する難しさ、衝突する側とのしょうのない折り合わなさにぶつかって、またその葛藤が前半のテーマとうまく繋がって起こるので、通して体験してドラマティックこの上ないシナリオでした。
とうとうゲーム中で以蔵と会えたv
以蔵の最期を二次創作にしてしまってるので、それと辻褄が合わなくなったらどうしようと若干ヒヤヒヤしました。(笑)
獄中の彼はびっくりするほど聡明な人物になっていた…。
「土佐勤皇党の理念は間違ってはいなかった。だが手段を間違えた。俺なんかに幕を引かれるのはしゃくだろうけど、土佐勤皇党のみんなにも罪を償ってもらうさ」
辰巳のほうが諭されてるよ。
しかし辰巳ってどうしてもそんな残酷で短絡的な人間に思えなくて、本人は名前しか変わっていないと言うけれど、以蔵の指摘どおり、田中新兵衛と辰巳では何か違うんだろうなと思いました。
それとも身内と敵を見事なまでにハッキリ分けられる人なんだろか。
天満屋事件で「命拾いしたな」とあっさり吐いたように。
思いがけず、武市瑞山も登場しました。
ドラマCDでは以蔵を使い捨てた悪人という印象が強かったけれど、「棒きれで死者を冒涜し、売名行為に走ったおまえに理想などもはやなかったのだ…」と、意外に人間らしい人だった。
彼らを使う前に、そのことに気付いてあげられなかったのかな…。
慈照さんの「いずれ立つ身」で「辰巳」というネーミングはナイスでした。
しかし「今や立つ瀬なしって感じだぜ」という時間が延々と続き……他人事と思えず、気鬱が重くのしかかってきた。
主人公も似たような立場だし、なんとかしてやりたいという急くような気持ちにかられるところまでは、彼女とかなりシンクロしてました。
でも芸者姿で現れたときは思わず伏して大笑いしてしまった。(笑)
だって、なんて健気で突拍子のない…!
コラ辰巳!女子が親身に自分のことを悩んでくれちょるんじゃ!惚れても仕方なしってもんぜよ!
「辰巳君…道が見えん時は、無理に動かんことじゃ。暗か道で無理に動いても、道ば踏み外すだけじゃっど。
辰巳君は自分が思っちょるような情けない男じゃなか。辰巳君はいつか必ず、日の本を背負って立つ男じゃと、おいは信じちょる」
心に染み入った西郷さんの言葉。正に地獄に仏。
命を救ってくれただけでなく、こんなあったかい言葉で応援してくれるなんて…。
以蔵もぎりぎりのところで刀を持つ意味を知る事ができた点では幸運だと言えなくもなかったけど、辰巳はそれ以上に果報者だわ。
「なら、我流で躍らせていただきます」
「おう、何だってこい!」
「どうせなら、三人一緒に踊ったらよか!」
この場面大好き。スチルがなかったのが残念。
で、緊張が解けて眠りだした主人公を部屋に運び、辰巳が漏らした一言がすごく恋華でした。
「しっかし…一瞬でもこの俺をその気にさせるたぁな。こいつもしっかり女だったってわけか…」
そう、こっれぞ恋華!普通の乙女ゲーではこういう時に「その気」とかあまり言わない!(笑)
しかし、辰巳ルートでは最初から主人公の方が彼を好きで、かまってかまって陥落させたって感じでしたね。
辰巳自身は、初めはどっちかっていうとおこうさんのほうに興味持ってた感じ。どいつもこいつも。^^;
ついに「辰巳」の名が実現するイベントでは、陸奥の講釈にまた我を忘れて聞き入ってしまいました。
「武力が藩ありきのものである限り、ひとたび意見を違えれば、戦争やむなしの風潮となる。ナンセンスだ。実にバカらしいと思わないか?
「免許皆伝の剣士も、銃弾の前にあっけなく倒れちまう…ってことは、武士も不要ってことだよな。
「訓練さえ行き届いていれば、農民連中だって戦えるんだ。第二次長州征伐において長州が幕府を打ち破った事実がある以上、これ以上の説明はいらんだろ。刀がなければ時代を動かせないわけじゃない。
「長州の勝利は切り開いたのは武士か?それとも平民か?その考え方じゃ幕府と同じだ。刀を持つ者、つまり武士しか戦えない?そんなわけないだろうが。結局のところ、農民や商人が戦えることを認めれば、支配する側としての面目が立たない…その程度の認識なら、武士なんてマジで必要ないね」
ブラボー!引き込まれる!飛び入り参加の人も納得させるわかりやすさと説得力!さすが!
全然関係ないけど花柳の陸奥は水瓶座…譲っても獅子か双子だと思う。
妹に「指を立てて一方的にべらべら喋るあの自信と迫力は水瓶座」と苦々しげに言われてアアと思った。(笑)
とまれ、咲彦とか辰巳ってハナから「考えるのは合わない」「自分の柄じゃない」って情勢や思想を知ることを放棄している、今でいう「自分には本なんか読めない」と思い込んでる人に近い気がしました。
ある日普通に読めることが分ると急に読書好きになったりする、辰巳を見てたらそれと同じだなぁと感じた。
「斬りたいから斬った…昔のあんたとどこが違うのさ?」
不意打ちでぐさッときた大石の一突き。
ここで初めて、信念なしに人を斬ることの惨さを知り…「人斬りの過去ごと、わたしが包み込みます」という主人公の告白に繋がるわけなんだけど。
以蔵や武市先生が言った言葉の意味を、ここでやっと理解したというのに地味にびっくり。
「信念なしに持てるほど、剣は軽くないってね」とは、前作の八ちゃんの台詞。
新選組内は生粋の剣士ばかりで、ヒロイン自身が剣を持つ意味や人を殺める意味をしっかり心得て生きていたから、現代人のプレイヤーにもその感覚が伝わりやすかった。
そういえば前作を初めてプレイしたときは、彼らが当たり前のように言う美学のひとつひとつが新鮮で面白かったな…と、思い切り初心に引き戻されました。
今、咲彦が新選組に入隊することにこれほど嫌悪を覚えるのもそんな経緯があったからであって、大石の美意識に耳を貸すほど無垢な主人公があの状況に巻き込まれたのは、ごく自然な事態だったのかもしれない…と。改めて考え直してみたり。
「抜き身の刀に、剛直な鞘…。似合いの二人だな。倫…もはや、俺は必要ない存在なのかもしれんな」
神出鬼没の庵さんの呟き。まぁたそんな言い方する…!(半泣)
辰巳にとって庵さんは、厳しく時に皮肉めいた言葉すらかける、西郷さんとは正反対の恩人で、そのバランスが彼の停滞期間をうまく支えたのかなと感じられます。いいところだ、花柳館。
「俺は俺なりのやり方で、刀なんぞ必要のない日本を実現させてやる」
ついに到達した、捕まえた信念…!感動…!
何度聞いても、辰巳が陸奥に決意の言葉を述べる場面にぐっとくる。
「はぁ〜あ、普段はあれだけ理屈好きのおまえが、この期に及んで感情論かぁ?
「あん時の言葉が間違いじゃねぇって言うなら…その刀を捨てろ。
「安心しろ。替えの刀はちゃんと用意してある。
「これからはこの辰巳様が貴様の刀となってやろうってんだよ!ちなみにこいつが俺の鞘だ」
鞘です、よろしく!(にこやか)(確か主人公もこんなこと言ってた)
ここから陸奥ルートのとき同様、話に引き込まれて途中でゲームを止められなくなるプレイヤー。
「もうすぐ新たな時代がくる…いや、この俺が引き寄せてやる」
やっぱり、陸奥は問答無用でついていきたい男です。魅せられる。
戊辰戦争を眺めながら、「旧来勢力と新興勢力…ぶつかり合うのは当然だけどよ。知ってる連中同士が殺し合うとこを見るのは、あまり気持ちのいいもんじゃないよな…」と呟くところがあるのだけど、この時点で既に幕府側を「旧来勢力」と言い切っている先見力に驚く。
三木さんも「新たな世を作らんとする者として、旧来の秩序を守らんとする者に挑む戦い」と言っていたけれど、ここまで覚った言い方はしてなかったもんね…。
この時点で当たり前のように見切るなんて、とんでもない鋭さだわ。
「罪も何も、あの二人には道義的な間違いってのは、ほとんどなかったはずだぜ。所詮は勝った者、力のある者が正義って訳だ」
こんなふうな台詞を聞いていると、まるで彼が、ゲームを外から眺めている人のように錯覚してしまいます。自分の横で呟かれたみたい。
それにしても、廃藩置県の施行が辰巳の仕業だったとはたまげた。
思わず「おまえかよ!」と突っ込んでしまいました。(笑)
この場面で主人公が大久保さんに切った啖呵は、今まで主人公の一番の見せ場と思っていた菊さんルートを越えて、最高にかっこよかったです。
「今回の行動は陸奥さんを諌め、何より新たな戦を避けるべく仕方なくとったものです。なのに陸奥さんの憎む薩長閥に根ざしたその勧誘…許せることではありません!今後少しでも我々紀州を不遇に導く素振りを見せたなら…紀州二万がお相手します!」
し び れ た ……!!
そしてここまで大胆な行動に出ておきながら、話がついてしまうと「俺は陸奥を裏切った…」とうなだれる辰巳にきゅん。
陸奥自身の未来と、場合によっては多くの人命を守ったことになるのだから、あなたの行ったことは間違いなく立派だった。悔やむ必要なんかない、裏切りなんかにならないよ…。
と内心で訴えかけつつ、ああ、陸奥を先に攻略しておいてよかった〜と痛感。
でなければこの場面、ここまで切なく感じられなかったと思う。
辰巳ルートは陸奥ルートのED地点より時間がずっと進むので、その意味でも興味深くて目が離せませんでした。
廃藩置県がなされた後、紀州改革の威光は昔のこととなり、再び薩長政治が始まる。
陸奥がキレるのも道理。私まで腸が煮えくり返る。
薩長閥を批判する論文と共に辞表を提出した彼を「ここを出て行く用意はいつでもある」と脅かして辰巳が言った、
「少なくとも今はまだここにいよう。俺はおまえと違って、物事を途中で投げ出すようなことはしない」
という諌め、上手いと思いました。
辰巳は…周りが気味悪がるほど劇的に変わったとは私は思わなかったけど、DMSの熱血系雷斗が知的系雷斗に軌道変更したくらいのズレ感は、確かにあったかもしれない。
陸奥との言葉の押収は元々結構賢しげだったから、本人にとっては、読書の趣味を覚えて世界が広がった〜程度のことなんだろなと。
語彙が増えて言葉使いが微妙に変わると、周囲の方が敏感に反応しちゃうものなのかな。
「陸奥宗光ですか…。あの跳ね返り癖を考えると、気が重いのですが…」
「あれほど有能な男は他にいない。それに彼には辰巳さんという懐刀がついています」
という板垣さんの台詞が好きです。誇らしい。
けれど、事態はまた別のテーマへ。
この変動具合が辰巳ルートは本当に見事だったと思います。
花柳館にいた頃、停滞期をようやく終えてあれだけ明るく誓った「俺は俺なりのやり方で、刀なんぞ必要のない日本を実現させてやる」という決意が、急にグレーに霞がかるのです。
「後悔したことは一度もなかった。西郷さん挙兵の報せを、この耳で聞くまでは…」
何故なんだろ。
これが最後のルートで、キャラクターそれぞれの行く末を心得ているのに、私はこの悲劇に全く思い至らなかった。
辰巳の迎える「西南戦争」を忘れていました。
「西郷さんを擁し、いまや政府とは異なる独自の価値観で動く薩摩が腰を上げれば、その規模は暴動の域を超え、内戦の様相を呈するまでになるだろう。だが封建主義の打破にともなう士族の解体は、近代国家成就のために俺と陸奥が掲げた目標…」
廃刀令って…中村さんルートでは少し触れられたけど、本気でこれについて考えるのは映画のラストサムライ以来で、よもや恋華でぶつかることになると思っていなかったのでちょっと困った。
「武士の武士たる誇りは刀」。
その在り方を美しいと感じるし、映画中では時代の変動に憎しみすら覚えていたのに、ここでは自分が施行側。
辰巳同様、知っていたはずなのに直面するとうろたえずにいられない。
「戊辰の戦いで命をかけて戦った結果が、自身の居場所を失うことにつながるなど、納得がいかないだろう」という主人公の内心語が更に追い討ちに……確かに、新たな時代を目指した彼らがそこまで考えに入れて戦っていたのかどうか……。
西郷さんと三人で踊ったほのぼのした思い出が、もはや切ないものになってしまいました。
こちらですら鬱になるんだから辰巳なんか尚辛い。
もはや「死に場所を求める戦い」になってしまった戦場で、謝る辰巳に西郷さんが言った言葉が、もう……すごくかっこよかった。
「西郷さん…あの時のあなたの言葉で、俺はどれほど救われたことか…。なのに俺は、陸奥とともに封建制の撤廃を掲げ、士族廃絶を進め…結果的にあなたをこのような状況まで追い込んでしまいました」
「幕府打倒に命をかけた武士達を見殺しにでけん…。おいはその一念で、世の流れに逆らい、鹿児島を士族の地と変えもした。おいは信念を貫きもした。ならば、辰巳君もおいのことなど気にせず、信念を貫けばよか。
「おいが死なねば、戦の芽は再び芽生えもそう。もはやこの西郷は、西郷であって西郷にあらず。鹿児島…士族の総意こそ、この西郷の考えでおわす」
かっっっこいい……土方さんといい西郷さんといい、信念を貫いて死を決意した男の顔ってどうしてこう清々しく美しいのか……。(いや立ち絵は変わってないけど気持ちの問題で)
しかも今回の相手は元々同じ倒幕派ですよ。
なんでこんなことになるのやら…全く時世ってやつは…。
あまりに西郷さんがかっこいいので、帰りは切なくも、鹿児島に向かう前の悲壮な気持ちは残っていませんでした。
問題は帰ってから。
陸奥ルートのエピローグのト書きに「刑期が開けた」とあったのはこういうことだったのかと、ようやく腑に落ちた。
我慢しきれなかった気持ちは痛いほどわかる気がするからとても責める気にはなれなかったけど、その代わり…。
陸奥が、そういえば見るのが久しいあの不敵な笑顔で、
「てめぇも男なら、理想を剣に政治家として戦える男になりやがれ!そしていつの日か、このオレとともに日本を変えてみせようぜ!」
と、花柳館にいた頃と同じことを叫ぶので、何か不思議な感慨に捕らわれて、明治十年過ぎても…と無性に笑えてしまいました。
EDロールに切り替わった瞬間、嬉しくて哀しいその気分が更に高まって泣きたくなった。
終幕にあまりにふさわしい道筋だった。
Albumを見たらスチルが全部綺麗に揃っていて、最も好きな一枚をすぐ探し出して選択しました。
NO48「新たな決意」
今作に選ぶ、「私の幸せ」はコレに尽きます。*^^*
――新たな感動と幸福を、本当にありがとう、花柳剣士伝!!宝物です!!
ラストを飾るのにぴったりの、素晴らしいルートでした!
「カッコイイ!」と感嘆した名言が特出して多かったし、時代の変動というものを、最も身に迫って感じられた。
陸奥の時は新時代を築く明るさに満ちていたけれど、辰巳の場合はそれだけでなく、変化する難しさ、衝突する側とのしょうのない折り合わなさにぶつかって、またその葛藤が前半のテーマとうまく繋がって起こるので、通して体験してドラマティックこの上ないシナリオでした。
とうとうゲーム中で以蔵と会えたv
以蔵の最期を二次創作にしてしまってるので、それと辻褄が合わなくなったらどうしようと若干ヒヤヒヤしました。(笑)
獄中の彼はびっくりするほど聡明な人物になっていた…。
「土佐勤皇党の理念は間違ってはいなかった。だが手段を間違えた。俺なんかに幕を引かれるのはしゃくだろうけど、土佐勤皇党のみんなにも罪を償ってもらうさ」
辰巳のほうが諭されてるよ。
しかし辰巳ってどうしてもそんな残酷で短絡的な人間に思えなくて、本人は名前しか変わっていないと言うけれど、以蔵の指摘どおり、田中新兵衛と辰巳では何か違うんだろうなと思いました。
それとも身内と敵を見事なまでにハッキリ分けられる人なんだろか。
天満屋事件で「命拾いしたな」とあっさり吐いたように。
思いがけず、武市瑞山も登場しました。
ドラマCDでは以蔵を使い捨てた悪人という印象が強かったけれど、「棒きれで死者を冒涜し、売名行為に走ったおまえに理想などもはやなかったのだ…」と、意外に人間らしい人だった。
彼らを使う前に、そのことに気付いてあげられなかったのかな…。
慈照さんの「いずれ立つ身」で「辰巳」というネーミングはナイスでした。
しかし「今や立つ瀬なしって感じだぜ」という時間が延々と続き……他人事と思えず、気鬱が重くのしかかってきた。
主人公も似たような立場だし、なんとかしてやりたいという急くような気持ちにかられるところまでは、彼女とかなりシンクロしてました。
でも芸者姿で現れたときは思わず伏して大笑いしてしまった。(笑)
だって、なんて健気で突拍子のない…!
コラ辰巳!女子が親身に自分のことを悩んでくれちょるんじゃ!惚れても仕方なしってもんぜよ!
「辰巳君…道が見えん時は、無理に動かんことじゃ。暗か道で無理に動いても、道ば踏み外すだけじゃっど。
辰巳君は自分が思っちょるような情けない男じゃなか。辰巳君はいつか必ず、日の本を背負って立つ男じゃと、おいは信じちょる」
心に染み入った西郷さんの言葉。正に地獄に仏。
命を救ってくれただけでなく、こんなあったかい言葉で応援してくれるなんて…。
以蔵もぎりぎりのところで刀を持つ意味を知る事ができた点では幸運だと言えなくもなかったけど、辰巳はそれ以上に果報者だわ。
「なら、我流で躍らせていただきます」
「おう、何だってこい!」
「どうせなら、三人一緒に踊ったらよか!」
この場面大好き。スチルがなかったのが残念。
で、緊張が解けて眠りだした主人公を部屋に運び、辰巳が漏らした一言がすごく恋華でした。
「しっかし…一瞬でもこの俺をその気にさせるたぁな。こいつもしっかり女だったってわけか…」
そう、こっれぞ恋華!普通の乙女ゲーではこういう時に「その気」とかあまり言わない!(笑)
しかし、辰巳ルートでは最初から主人公の方が彼を好きで、かまってかまって陥落させたって感じでしたね。
辰巳自身は、初めはどっちかっていうとおこうさんのほうに興味持ってた感じ。どいつもこいつも。^^;
ついに「辰巳」の名が実現するイベントでは、陸奥の講釈にまた我を忘れて聞き入ってしまいました。
「武力が藩ありきのものである限り、ひとたび意見を違えれば、戦争やむなしの風潮となる。ナンセンスだ。実にバカらしいと思わないか?
「免許皆伝の剣士も、銃弾の前にあっけなく倒れちまう…ってことは、武士も不要ってことだよな。
「訓練さえ行き届いていれば、農民連中だって戦えるんだ。第二次長州征伐において長州が幕府を打ち破った事実がある以上、これ以上の説明はいらんだろ。刀がなければ時代を動かせないわけじゃない。
「長州の勝利は切り開いたのは武士か?それとも平民か?その考え方じゃ幕府と同じだ。刀を持つ者、つまり武士しか戦えない?そんなわけないだろうが。結局のところ、農民や商人が戦えることを認めれば、支配する側としての面目が立たない…その程度の認識なら、武士なんてマジで必要ないね」
ブラボー!引き込まれる!飛び入り参加の人も納得させるわかりやすさと説得力!さすが!
全然関係ないけど花柳の陸奥は水瓶座…譲っても獅子か双子だと思う。
妹に「指を立てて一方的にべらべら喋るあの自信と迫力は水瓶座」と苦々しげに言われてアアと思った。(笑)
とまれ、咲彦とか辰巳ってハナから「考えるのは合わない」「自分の柄じゃない」って情勢や思想を知ることを放棄している、今でいう「自分には本なんか読めない」と思い込んでる人に近い気がしました。
ある日普通に読めることが分ると急に読書好きになったりする、辰巳を見てたらそれと同じだなぁと感じた。
「斬りたいから斬った…昔のあんたとどこが違うのさ?」
不意打ちでぐさッときた大石の一突き。
ここで初めて、信念なしに人を斬ることの惨さを知り…「人斬りの過去ごと、わたしが包み込みます」という主人公の告白に繋がるわけなんだけど。
以蔵や武市先生が言った言葉の意味を、ここでやっと理解したというのに地味にびっくり。
「信念なしに持てるほど、剣は軽くないってね」とは、前作の八ちゃんの台詞。
新選組内は生粋の剣士ばかりで、ヒロイン自身が剣を持つ意味や人を殺める意味をしっかり心得て生きていたから、現代人のプレイヤーにもその感覚が伝わりやすかった。
そういえば前作を初めてプレイしたときは、彼らが当たり前のように言う美学のひとつひとつが新鮮で面白かったな…と、思い切り初心に引き戻されました。
今、咲彦が新選組に入隊することにこれほど嫌悪を覚えるのもそんな経緯があったからであって、大石の美意識に耳を貸すほど無垢な主人公があの状況に巻き込まれたのは、ごく自然な事態だったのかもしれない…と。改めて考え直してみたり。
「抜き身の刀に、剛直な鞘…。似合いの二人だな。倫…もはや、俺は必要ない存在なのかもしれんな」
神出鬼没の庵さんの呟き。まぁたそんな言い方する…!(半泣)
辰巳にとって庵さんは、厳しく時に皮肉めいた言葉すらかける、西郷さんとは正反対の恩人で、そのバランスが彼の停滞期間をうまく支えたのかなと感じられます。いいところだ、花柳館。
「俺は俺なりのやり方で、刀なんぞ必要のない日本を実現させてやる」
ついに到達した、捕まえた信念…!感動…!
何度聞いても、辰巳が陸奥に決意の言葉を述べる場面にぐっとくる。
「はぁ〜あ、普段はあれだけ理屈好きのおまえが、この期に及んで感情論かぁ?
「あん時の言葉が間違いじゃねぇって言うなら…その刀を捨てろ。
「安心しろ。替えの刀はちゃんと用意してある。
「これからはこの辰巳様が貴様の刀となってやろうってんだよ!ちなみにこいつが俺の鞘だ」
鞘です、よろしく!(にこやか)(確か主人公もこんなこと言ってた)
ここから陸奥ルートのとき同様、話に引き込まれて途中でゲームを止められなくなるプレイヤー。
「もうすぐ新たな時代がくる…いや、この俺が引き寄せてやる」
やっぱり、陸奥は問答無用でついていきたい男です。魅せられる。
戊辰戦争を眺めながら、「旧来勢力と新興勢力…ぶつかり合うのは当然だけどよ。知ってる連中同士が殺し合うとこを見るのは、あまり気持ちのいいもんじゃないよな…」と呟くところがあるのだけど、この時点で既に幕府側を「旧来勢力」と言い切っている先見力に驚く。
三木さんも「新たな世を作らんとする者として、旧来の秩序を守らんとする者に挑む戦い」と言っていたけれど、ここまで覚った言い方はしてなかったもんね…。
この時点で当たり前のように見切るなんて、とんでもない鋭さだわ。
「罪も何も、あの二人には道義的な間違いってのは、ほとんどなかったはずだぜ。所詮は勝った者、力のある者が正義って訳だ」
こんなふうな台詞を聞いていると、まるで彼が、ゲームを外から眺めている人のように錯覚してしまいます。自分の横で呟かれたみたい。
それにしても、廃藩置県の施行が辰巳の仕業だったとはたまげた。
思わず「おまえかよ!」と突っ込んでしまいました。(笑)
この場面で主人公が大久保さんに切った啖呵は、今まで主人公の一番の見せ場と思っていた菊さんルートを越えて、最高にかっこよかったです。
「今回の行動は陸奥さんを諌め、何より新たな戦を避けるべく仕方なくとったものです。なのに陸奥さんの憎む薩長閥に根ざしたその勧誘…許せることではありません!今後少しでも我々紀州を不遇に導く素振りを見せたなら…紀州二万がお相手します!」
し び れ た ……!!
そしてここまで大胆な行動に出ておきながら、話がついてしまうと「俺は陸奥を裏切った…」とうなだれる辰巳にきゅん。
陸奥自身の未来と、場合によっては多くの人命を守ったことになるのだから、あなたの行ったことは間違いなく立派だった。悔やむ必要なんかない、裏切りなんかにならないよ…。
と内心で訴えかけつつ、ああ、陸奥を先に攻略しておいてよかった〜と痛感。
でなければこの場面、ここまで切なく感じられなかったと思う。
辰巳ルートは陸奥ルートのED地点より時間がずっと進むので、その意味でも興味深くて目が離せませんでした。
廃藩置県がなされた後、紀州改革の威光は昔のこととなり、再び薩長政治が始まる。
陸奥がキレるのも道理。私まで腸が煮えくり返る。
薩長閥を批判する論文と共に辞表を提出した彼を「ここを出て行く用意はいつでもある」と脅かして辰巳が言った、
「少なくとも今はまだここにいよう。俺はおまえと違って、物事を途中で投げ出すようなことはしない」
という諌め、上手いと思いました。
辰巳は…周りが気味悪がるほど劇的に変わったとは私は思わなかったけど、DMSの熱血系雷斗が知的系雷斗に軌道変更したくらいのズレ感は、確かにあったかもしれない。
陸奥との言葉の押収は元々結構賢しげだったから、本人にとっては、読書の趣味を覚えて世界が広がった〜程度のことなんだろなと。
語彙が増えて言葉使いが微妙に変わると、周囲の方が敏感に反応しちゃうものなのかな。
「陸奥宗光ですか…。あの跳ね返り癖を考えると、気が重いのですが…」
「あれほど有能な男は他にいない。それに彼には辰巳さんという懐刀がついています」
という板垣さんの台詞が好きです。誇らしい。
けれど、事態はまた別のテーマへ。
この変動具合が辰巳ルートは本当に見事だったと思います。
花柳館にいた頃、停滞期をようやく終えてあれだけ明るく誓った「俺は俺なりのやり方で、刀なんぞ必要のない日本を実現させてやる」という決意が、急にグレーに霞がかるのです。
「後悔したことは一度もなかった。西郷さん挙兵の報せを、この耳で聞くまでは…」
何故なんだろ。
これが最後のルートで、キャラクターそれぞれの行く末を心得ているのに、私はこの悲劇に全く思い至らなかった。
辰巳の迎える「西南戦争」を忘れていました。
「西郷さんを擁し、いまや政府とは異なる独自の価値観で動く薩摩が腰を上げれば、その規模は暴動の域を超え、内戦の様相を呈するまでになるだろう。だが封建主義の打破にともなう士族の解体は、近代国家成就のために俺と陸奥が掲げた目標…」
廃刀令って…中村さんルートでは少し触れられたけど、本気でこれについて考えるのは映画のラストサムライ以来で、よもや恋華でぶつかることになると思っていなかったのでちょっと困った。
「武士の武士たる誇りは刀」。
その在り方を美しいと感じるし、映画中では時代の変動に憎しみすら覚えていたのに、ここでは自分が施行側。
辰巳同様、知っていたはずなのに直面するとうろたえずにいられない。
「戊辰の戦いで命をかけて戦った結果が、自身の居場所を失うことにつながるなど、納得がいかないだろう」という主人公の内心語が更に追い討ちに……確かに、新たな時代を目指した彼らがそこまで考えに入れて戦っていたのかどうか……。
西郷さんと三人で踊ったほのぼのした思い出が、もはや切ないものになってしまいました。
こちらですら鬱になるんだから辰巳なんか尚辛い。
もはや「死に場所を求める戦い」になってしまった戦場で、謝る辰巳に西郷さんが言った言葉が、もう……すごくかっこよかった。
「西郷さん…あの時のあなたの言葉で、俺はどれほど救われたことか…。なのに俺は、陸奥とともに封建制の撤廃を掲げ、士族廃絶を進め…結果的にあなたをこのような状況まで追い込んでしまいました」
「幕府打倒に命をかけた武士達を見殺しにでけん…。おいはその一念で、世の流れに逆らい、鹿児島を士族の地と変えもした。おいは信念を貫きもした。ならば、辰巳君もおいのことなど気にせず、信念を貫けばよか。
「おいが死なねば、戦の芽は再び芽生えもそう。もはやこの西郷は、西郷であって西郷にあらず。鹿児島…士族の総意こそ、この西郷の考えでおわす」
かっっっこいい……土方さんといい西郷さんといい、信念を貫いて死を決意した男の顔ってどうしてこう清々しく美しいのか……。(いや立ち絵は変わってないけど気持ちの問題で)
しかも今回の相手は元々同じ倒幕派ですよ。
なんでこんなことになるのやら…全く時世ってやつは…。
あまりに西郷さんがかっこいいので、帰りは切なくも、鹿児島に向かう前の悲壮な気持ちは残っていませんでした。
問題は帰ってから。
陸奥ルートのエピローグのト書きに「刑期が開けた」とあったのはこういうことだったのかと、ようやく腑に落ちた。
我慢しきれなかった気持ちは痛いほどわかる気がするからとても責める気にはなれなかったけど、その代わり…。
陸奥が、そういえば見るのが久しいあの不敵な笑顔で、
「てめぇも男なら、理想を剣に政治家として戦える男になりやがれ!そしていつの日か、このオレとともに日本を変えてみせようぜ!」
と、花柳館にいた頃と同じことを叫ぶので、何か不思議な感慨に捕らわれて、明治十年過ぎても…と無性に笑えてしまいました。
EDロールに切り替わった瞬間、嬉しくて哀しいその気分が更に高まって泣きたくなった。
終幕にあまりにふさわしい道筋だった。
Albumを見たらスチルが全部綺麗に揃っていて、最も好きな一枚をすぐ探し出して選択しました。
NO48「新たな決意」
今作に選ぶ、「私の幸せ」はコレに尽きます。*^^*
――新たな感動と幸福を、本当にありがとう、花柳剣士伝!!宝物です!!
庵ED
これまでも思ってたけど、攻略九人目にしてほぼ確信した。
恋華はあくまで佐幕よりなんだなぁと思いました……。
うーん、「倒幕側になれる」という前情報に期待しすぎたかなぁ。
ものすごく正直に言っちゃうと、前作は丸ごと新選組だったのだから、今回は幕府側いらないじゃんと思うのですよね。
函館戦争を体験できたのは面白かったけど、それなら新選組の追加ディスクとして出せば良かったんじゃないかと…。
その分、本当に長州藩ルートが欲しかったです。
庵さんが唯一の長州者だったから、彼一人にかける望みが大きすぎたのかもしれない。
一度、新選組が思いっきり悪者に見えるような立場になってみたかったな…彼らがかっこいいのは前作で充分わかってるから、今更見せ場を見せられても押し付けられているようでつまらない。いつも隊士は無敵な切れ者に描かれてるんだもの。
前作と今作の両方で、全く違う景色が見えたほうが面白いと思ったんだけど…別側から見たときの驚きや新鮮味があって…。
それはそれとして。
庵さんはなんだか選択肢を選びやすかったです。
考えが合うとかじゃなく、親の機嫌を損ねない対応を心得ている子供の感覚だった。(笑)
桂さんに対する「あいつの自発的な要求がない限り、これ以上のことは特に言うつもりはない」という発言にはオイ!と突っ込みたくなりました。
要求してるじゃん!許される限りのしつこさでせっついてるじゃん!
かくなる上は来客中の部屋の屋根裏に潜むほど知りたがってるのに、どこに目を付けていたらそんな言葉が出てくるのですか!(泣)
「決意しなきゃならないのは、おまえの方だと思うがな」という桂さんのご指摘に拍手。
今回は絹緒さんも、気持ちのすれ違いがちな父娘を気遣う母のように細やかに接してくれました。
この人、親切で優雅で姿も声も全部綺麗で大好き。*--*
でも、
「そうですわね、庵さん」
「ふっ……絹緒にはかなわんな」
のやり取りには軽く嫉妬を覚えました。
庵さんがこういうこと言う相手って、多分彼女くらいだよなあ…。
それから、さり気に活躍していた慈照さん。
慈照さんの前では庵さんが少し可愛く見えます。
「人に強く生きろと言っておいて、自分がその有様じゃ説得力がねぇぜ。わしから見れば、おまえもまだまだガキだ。ガキならガキらしく、思うがままに突っ走ってみな」
思ってたことを、立場の弱い自分に代わって周りが次々と指摘してくれる心地よさよ。
いい時代だなァ…と思いがけない感想を持ったり。
こんな風に気にかけてくれる人が大勢いれば幼児虐待とか起りづらいよね…。(いやこれは庵さんとは全く関りない感想ですよ念の為)
「生前の石川くんが言っていたな。流血なき革命などありえない、と。何より彼らは武士…武士という存在が新たな世を作り上げる時、必ず血は流される。そういうものだ」
石川さんの言葉は、前作で聞いてから自分にとっても印象深く残っているものでした。
あの場面では、梅さんの推すことがとても難しく思われた。
「彼らの殺し合いを対岸の火事のように眺める庵さんよりは、よっぽど人間らしいと思います」
このイベントで主人公がいきなり大胆に発言しだすので驚きました。
何より、好きな人に向かって「戦争に参加してください」と言うのが衝撃的だった。
熟考すれば結局行き着く答えなんだけど、合間の主人公の葛藤がすっぽ抜けてる(笑)のでびっくりした。
理屈でそれが正しいとわかっても、好きな人の命を脅かすなんてものすごく勇気のいることじゃないでしょうか…。
自分だったら本当にギリギリまで悩まないと、決断できそうにない。
「この俺の願い…それはおまえを悲しませないこと。だから俺は戦場へ向かう。おまえを悲しませるこの戦を…少しでも早く終結させるためにな」
初めてもらった愛情ある言葉が嬉しくて少し動転した。(笑)
「おまえを愛しているからだ」なんてもう震え立つほど嬉しかったよ…!
夜桜のイベントでもさらりと言ってくれるけど、例え「妹として」という枕詞がついていても、愛されている自信って何よりの生きるエネルギーになりますなぁ…。(しみじみ)
船で新選組と対峙するイベントでは、土方さんにすっごく訊きたかったことを質問できたのが好かったです。
「今、土方さんの胸にあるもの……それは、この国の平和ですか!?」
「……違う」
「なら、徳川の世の再興ですか?」
「…………」
ここで、負傷して倒れている野村さんが「土方……さん?」って少し不安げな声を出すのにきゅんときた。
「ならば逆に問わせてもらおう…。おまえの心にあるものは何だ」
「愛する人が信念を貫き通す助けになりたい……それだけです!」
ここまではっきり、主人公がこの信念を主張してくれたのは初めてじゃなかろうか。
相馬さんや咲彦くんが思想より愛着を取って進むことに私はどちらかというと反発を覚えたし、女性であるとはいえ主人公に対してもそれは同様なんだけど、少なくともプレイヤーの気持ちは倒幕よりなので、移入しやすいルートではありました。
しかし前作よりもシナリオに爽快さを感じないのは、主人公に思想的な信念がないのが大きいかな、と思う。
やっぱりせめて倒幕と佐幕は分けるべきだったんじゃないかなぁ。ひとりの主人公に二つは重いよ。(しつこい)
で、改めて問いただした土方さんの返答は「生涯の友、近藤と共にあった日々…」。
ああ、死ぬ気なんだ…と瞬時に察せられて切なかった…。
「腹いせも済んだことだ」にはちょっと笑いました。
それから今回は野村さんを助けられたことがすっごく嬉しかった!!
手当てしようとしたら「や、やめて…くださいよ。俺…死ぬ気満々なんすから…」って、こんなときまで可愛いことを…。(笑)
これで、相馬ルートでも彼は救出されるものと勝手に信じられます。
エピローグの新聞社創設というあらましには、なるほど!と思いました。
「これからは万民が同じ情報を共有し、各々が各々なりの国に対する意見を持つべきだ。
「先日施行された徴兵令に関して、意見を聞いてくる」
庵さん、以前に増して颯爽としててかっこよかったーvv
甘さは相変わらずなかったけど、今までと違って最初から最後までずっと一緒にいられたのが幸せでした。
けど、実は過去の話がよくわからなかったのはわたくしだけでせうか。(汗)
セツさんとやらと庵さんの父が夫婦になって妹ができた、ということは、やっぱり庵さんと主人公は異母兄妹ってことになるんじゃないの、か?
そして長州の面々が主人公を「お嬢さん」と呼んだりお偉い方が親しげに話しかけてきたりするのは、なんでだったんだ?
そのへんだけがどうにもスッキリしない結末でした…。
恋華はあくまで佐幕よりなんだなぁと思いました……。
うーん、「倒幕側になれる」という前情報に期待しすぎたかなぁ。
ものすごく正直に言っちゃうと、前作は丸ごと新選組だったのだから、今回は幕府側いらないじゃんと思うのですよね。
函館戦争を体験できたのは面白かったけど、それなら新選組の追加ディスクとして出せば良かったんじゃないかと…。
その分、本当に長州藩ルートが欲しかったです。
庵さんが唯一の長州者だったから、彼一人にかける望みが大きすぎたのかもしれない。
一度、新選組が思いっきり悪者に見えるような立場になってみたかったな…彼らがかっこいいのは前作で充分わかってるから、今更見せ場を見せられても押し付けられているようでつまらない。いつも隊士は無敵な切れ者に描かれてるんだもの。
前作と今作の両方で、全く違う景色が見えたほうが面白いと思ったんだけど…別側から見たときの驚きや新鮮味があって…。
それはそれとして。
庵さんはなんだか選択肢を選びやすかったです。
考えが合うとかじゃなく、親の機嫌を損ねない対応を心得ている子供の感覚だった。(笑)
桂さんに対する「あいつの自発的な要求がない限り、これ以上のことは特に言うつもりはない」という発言にはオイ!と突っ込みたくなりました。
要求してるじゃん!許される限りのしつこさでせっついてるじゃん!
かくなる上は来客中の部屋の屋根裏に潜むほど知りたがってるのに、どこに目を付けていたらそんな言葉が出てくるのですか!(泣)
「決意しなきゃならないのは、おまえの方だと思うがな」という桂さんのご指摘に拍手。
今回は絹緒さんも、気持ちのすれ違いがちな父娘を気遣う母のように細やかに接してくれました。
この人、親切で優雅で姿も声も全部綺麗で大好き。*--*
でも、
「そうですわね、庵さん」
「ふっ……絹緒にはかなわんな」
のやり取りには軽く嫉妬を覚えました。
庵さんがこういうこと言う相手って、多分彼女くらいだよなあ…。
それから、さり気に活躍していた慈照さん。
慈照さんの前では庵さんが少し可愛く見えます。
「人に強く生きろと言っておいて、自分がその有様じゃ説得力がねぇぜ。わしから見れば、おまえもまだまだガキだ。ガキならガキらしく、思うがままに突っ走ってみな」
思ってたことを、立場の弱い自分に代わって周りが次々と指摘してくれる心地よさよ。
いい時代だなァ…と思いがけない感想を持ったり。
こんな風に気にかけてくれる人が大勢いれば幼児虐待とか起りづらいよね…。(いやこれは庵さんとは全く関りない感想ですよ念の為)
「生前の石川くんが言っていたな。流血なき革命などありえない、と。何より彼らは武士…武士という存在が新たな世を作り上げる時、必ず血は流される。そういうものだ」
石川さんの言葉は、前作で聞いてから自分にとっても印象深く残っているものでした。
あの場面では、梅さんの推すことがとても難しく思われた。
「彼らの殺し合いを対岸の火事のように眺める庵さんよりは、よっぽど人間らしいと思います」
このイベントで主人公がいきなり大胆に発言しだすので驚きました。
何より、好きな人に向かって「戦争に参加してください」と言うのが衝撃的だった。
熟考すれば結局行き着く答えなんだけど、合間の主人公の葛藤がすっぽ抜けてる(笑)のでびっくりした。
理屈でそれが正しいとわかっても、好きな人の命を脅かすなんてものすごく勇気のいることじゃないでしょうか…。
自分だったら本当にギリギリまで悩まないと、決断できそうにない。
「この俺の願い…それはおまえを悲しませないこと。だから俺は戦場へ向かう。おまえを悲しませるこの戦を…少しでも早く終結させるためにな」
初めてもらった愛情ある言葉が嬉しくて少し動転した。(笑)
「おまえを愛しているからだ」なんてもう震え立つほど嬉しかったよ…!
夜桜のイベントでもさらりと言ってくれるけど、例え「妹として」という枕詞がついていても、愛されている自信って何よりの生きるエネルギーになりますなぁ…。(しみじみ)
船で新選組と対峙するイベントでは、土方さんにすっごく訊きたかったことを質問できたのが好かったです。
「今、土方さんの胸にあるもの……それは、この国の平和ですか!?」
「……違う」
「なら、徳川の世の再興ですか?」
「…………」
ここで、負傷して倒れている野村さんが「土方……さん?」って少し不安げな声を出すのにきゅんときた。
「ならば逆に問わせてもらおう…。おまえの心にあるものは何だ」
「愛する人が信念を貫き通す助けになりたい……それだけです!」
ここまではっきり、主人公がこの信念を主張してくれたのは初めてじゃなかろうか。
相馬さんや咲彦くんが思想より愛着を取って進むことに私はどちらかというと反発を覚えたし、女性であるとはいえ主人公に対してもそれは同様なんだけど、少なくともプレイヤーの気持ちは倒幕よりなので、移入しやすいルートではありました。
しかし前作よりもシナリオに爽快さを感じないのは、主人公に思想的な信念がないのが大きいかな、と思う。
やっぱりせめて倒幕と佐幕は分けるべきだったんじゃないかなぁ。ひとりの主人公に二つは重いよ。(しつこい)
で、改めて問いただした土方さんの返答は「生涯の友、近藤と共にあった日々…」。
ああ、死ぬ気なんだ…と瞬時に察せられて切なかった…。
「腹いせも済んだことだ」にはちょっと笑いました。
それから今回は野村さんを助けられたことがすっごく嬉しかった!!
手当てしようとしたら「や、やめて…くださいよ。俺…死ぬ気満々なんすから…」って、こんなときまで可愛いことを…。(笑)
これで、相馬ルートでも彼は救出されるものと勝手に信じられます。
エピローグの新聞社創設というあらましには、なるほど!と思いました。
「これからは万民が同じ情報を共有し、各々が各々なりの国に対する意見を持つべきだ。
「先日施行された徴兵令に関して、意見を聞いてくる」
庵さん、以前に増して颯爽としててかっこよかったーvv
甘さは相変わらずなかったけど、今までと違って最初から最後までずっと一緒にいられたのが幸せでした。
けど、実は過去の話がよくわからなかったのはわたくしだけでせうか。(汗)
セツさんとやらと庵さんの父が夫婦になって妹ができた、ということは、やっぱり庵さんと主人公は異母兄妹ってことになるんじゃないの、か?
そして長州の面々が主人公を「お嬢さん」と呼んだりお偉い方が親しげに話しかけてきたりするのは、なんでだったんだ?
そのへんだけがどうにもスッキリしない結末でした…。
咲彦ED
いきなり間を空けてしまったけど、ようやく咲彦クリアです。
てぇへんなルートだったよ…のび太に振り回される某猫型ロボットの気分を味わった。
咲彦って最初から主人公のこと好きなんじゃないかなぁとこれまでのルートでも思ってたけど、やっぱりそうだったっぽいですね。
今までで一番はっきりした告白を受けられて、そこはけっこう嬉しかったです。
若さ爆発の情熱的なシャウトに、平助の告白を思い出した…。(惚)
「…そんなのわかってる。でも、それってさ…結局、オレみたいなヤツの気持ちがわかんない人間の言葉だよ。
「誰もがみんな、そうだってわけじゃないんだ。少なくとも花柳館には…オレの気持ちがわかる人間なんて、一人もいないさ」
自分にとって咲彦の魅力は優しくて素直なところだったので、せっかく気が軽くなるように励ましたのに幼稚に拗ねてしまう様には少しいらっときました。
というか自分、彼が相手の場合は通常会話でわざと不機嫌にする選択肢を選ぶことが多かった。
根がお調子者っぽいのであまり優しいこと言うと鵜呑みにしそうというか、単純に怒ってるときが一番可愛く見えるからか。(嫌な幼馴染)
「おまえが人並みに外れた資質を持っていることは、見ただけでわかるが…精神的な未熟さも隠しようがないようだな。まずは己を磨くがいい」
by斉藤さん。新選組の面々は本当に「見るだけ」で見抜きますね。超人ね。
実際咲彦は付き合えば付き合うほど感情先行なお子様で、良く言えばあるがままで飾らない性質なのだけど、悪く言えば理で物を考えられない小動物というか…。
しかしここでわざわざ、「新選組にも志月に似た女がいるが…いくら体力、技で凌駕していようと、精神力のないおまえでは、彼女の足元にも及ばない」と付け加えた彼に思わず軽笑が漏れました。
場をわきまえず彼女自慢かよ。(苦笑)
確かにコレは馬鹿で甘ったれだけど、わざわざお宅の人間と並べて貶められるいわれはないと思うんですけど。
しかし以下はさすがの指摘。
「己を磨くことを怠る者が他人の目を気にするなど論外だ。まして自分の弱さを棚に上げ、共感が得られぬことを嘆くなど、まさに愚の骨頂」
これでアッサリ、改心した咲彦が帰り道で「オレはまだ、若造の師範代だ。宗家に一足飛びに勝とうと思う方が間違ってる。何度負けたっていいんだ!」と叫びます。
…それ、昼に私が言った言葉だよね。
内容は同じなのに、私の言葉は受け流されて斉藤さんの言葉はあっさり届いた。
面白くない。(ぶすっ)
新選組入隊の直接の動機になった事件では、とにかく庵さんがかっこよかったっス!
最初のイベントで辰兄がやったように、背筋が凍るような殺気を漂わせ、「……………何をしている」の一言でならず者を撃退。(余談だけどこの浪士の『綺麗な娘じゃねぇか』は結構嬉しかった。可愛いより綺麗が好き♪)
「無闇に刀を振りかざして、おまえはどうするつもりだったのだ?
「場の状況を読めぬだけならまだしも、相手の力量も読めぬとは…」
それにしても庵さんは厳しく正しいばかりで教える気に乏しいよな。(笑)
自分で気づかなきゃ意味がない、と慈照さん共々言ってたけれど、一言「お前には信念がない!」と言ってやれば本人にとっても周りにとっても、どれだけ助けになったろう。
「オレは…死の恐怖を克服したんだ。すごいや…オレ、こんなに強かったんだ。もっと…もっと…」
このあたりではもうほとんど大石でした。
正直、主人公にもイライラした。
優しい言葉ばかりかけて、まるでご馳走ばかり与えて子供を糖尿病にしてしまった母親のようで、ずっと側にいるのに、なんで首根っこ捕まえて叱りつけてあげないのかと…。
私だったら横っ面張り飛ばしてるけどなぁ…。
前はあんなに優しい良い子だったのに、今やただの殺人者で化け物。
彼の成長の贄となった人々が哀れでなりません。
正に、「戦う目的を忘れた愚か者」by庵さん。
「確かに咲彦くんは強いわ。でも、そんな無謀な突撃に付き合う方はたまったもんじゃないでしょ?」
と鈴花に言われたときはなんか無性に恥ずかしかった。
二者面談で息子の出来の悪さを指摘された母の気分。
でも、なんでもないようなことが意外と気づきをもたらすもので、ようやく大人になった咲彦と花柳館へ帰ったときはプレイヤーまでへろへろに安堵しました。
慣れ親しんだ幼馴染ならではの恋愛関係にはときめいたなぁ。
主人公をあっさり新選組に引き込んじゃうのも、いつも一緒だったから別になる道なんて考えもしなかったんだろうなぁ。
そしてこれは全然関係ないのだけど、会津にいるときに「原田さんが彰義隊として上野で戦って消息不明になりました」と斉藤さんに告げたら、その後の会話で「咲彦にも伝えておいてほしいのだが…上野で原田さんが消息を断ったらしい。おそらくは、もう…」と語られてびっくりしました。
斉藤さんその情報持ってきたの私だから。教えたの私だから。気をしっかり持って。(泣笑)
てぇへんなルートだったよ…のび太に振り回される某猫型ロボットの気分を味わった。
咲彦って最初から主人公のこと好きなんじゃないかなぁとこれまでのルートでも思ってたけど、やっぱりそうだったっぽいですね。
今までで一番はっきりした告白を受けられて、そこはけっこう嬉しかったです。
若さ爆発の情熱的なシャウトに、平助の告白を思い出した…。(惚)
「…そんなのわかってる。でも、それってさ…結局、オレみたいなヤツの気持ちがわかんない人間の言葉だよ。
「誰もがみんな、そうだってわけじゃないんだ。少なくとも花柳館には…オレの気持ちがわかる人間なんて、一人もいないさ」
自分にとって咲彦の魅力は優しくて素直なところだったので、せっかく気が軽くなるように励ましたのに幼稚に拗ねてしまう様には少しいらっときました。
というか自分、彼が相手の場合は通常会話でわざと不機嫌にする選択肢を選ぶことが多かった。
根がお調子者っぽいのであまり優しいこと言うと鵜呑みにしそうというか、単純に怒ってるときが一番可愛く見えるからか。(嫌な幼馴染)
「おまえが人並みに外れた資質を持っていることは、見ただけでわかるが…精神的な未熟さも隠しようがないようだな。まずは己を磨くがいい」
by斉藤さん。新選組の面々は本当に「見るだけ」で見抜きますね。超人ね。
実際咲彦は付き合えば付き合うほど感情先行なお子様で、良く言えばあるがままで飾らない性質なのだけど、悪く言えば理で物を考えられない小動物というか…。
しかしここでわざわざ、「新選組にも志月に似た女がいるが…いくら体力、技で凌駕していようと、精神力のないおまえでは、彼女の足元にも及ばない」と付け加えた彼に思わず軽笑が漏れました。
場をわきまえず彼女自慢かよ。(苦笑)
確かにコレは馬鹿で甘ったれだけど、わざわざお宅の人間と並べて貶められるいわれはないと思うんですけど。
しかし以下はさすがの指摘。
「己を磨くことを怠る者が他人の目を気にするなど論外だ。まして自分の弱さを棚に上げ、共感が得られぬことを嘆くなど、まさに愚の骨頂」
これでアッサリ、改心した咲彦が帰り道で「オレはまだ、若造の師範代だ。宗家に一足飛びに勝とうと思う方が間違ってる。何度負けたっていいんだ!」と叫びます。
…それ、昼に私が言った言葉だよね。
内容は同じなのに、私の言葉は受け流されて斉藤さんの言葉はあっさり届いた。
面白くない。(ぶすっ)
新選組入隊の直接の動機になった事件では、とにかく庵さんがかっこよかったっス!
最初のイベントで辰兄がやったように、背筋が凍るような殺気を漂わせ、「……………何をしている」の一言でならず者を撃退。(余談だけどこの浪士の『綺麗な娘じゃねぇか』は結構嬉しかった。可愛いより綺麗が好き♪)
「無闇に刀を振りかざして、おまえはどうするつもりだったのだ?
「場の状況を読めぬだけならまだしも、相手の力量も読めぬとは…」
それにしても庵さんは厳しく正しいばかりで教える気に乏しいよな。(笑)
自分で気づかなきゃ意味がない、と慈照さん共々言ってたけれど、一言「お前には信念がない!」と言ってやれば本人にとっても周りにとっても、どれだけ助けになったろう。
「オレは…死の恐怖を克服したんだ。すごいや…オレ、こんなに強かったんだ。もっと…もっと…」
このあたりではもうほとんど大石でした。
正直、主人公にもイライラした。
優しい言葉ばかりかけて、まるでご馳走ばかり与えて子供を糖尿病にしてしまった母親のようで、ずっと側にいるのに、なんで首根っこ捕まえて叱りつけてあげないのかと…。
私だったら横っ面張り飛ばしてるけどなぁ…。
前はあんなに優しい良い子だったのに、今やただの殺人者で化け物。
彼の成長の贄となった人々が哀れでなりません。
正に、「戦う目的を忘れた愚か者」by庵さん。
「確かに咲彦くんは強いわ。でも、そんな無謀な突撃に付き合う方はたまったもんじゃないでしょ?」
と鈴花に言われたときはなんか無性に恥ずかしかった。
二者面談で息子の出来の悪さを指摘された母の気分。
でも、なんでもないようなことが意外と気づきをもたらすもので、ようやく大人になった咲彦と花柳館へ帰ったときはプレイヤーまでへろへろに安堵しました。
慣れ親しんだ幼馴染ならではの恋愛関係にはときめいたなぁ。
主人公をあっさり新選組に引き込んじゃうのも、いつも一緒だったから別になる道なんて考えもしなかったんだろうなぁ。
そしてこれは全然関係ないのだけど、会津にいるときに「原田さんが彰義隊として上野で戦って消息不明になりました」と斉藤さんに告げたら、その後の会話で「咲彦にも伝えておいてほしいのだが…上野で原田さんが消息を断ったらしい。おそらくは、もう…」と語られてびっくりしました。
斉藤さんその情報持ってきたの私だから。教えたの私だから。気をしっかり持って。(泣笑)
富山弥兵衛ED
実は一番最初に進めていた弥兵衛さんルート、途中データから続けたら驚くほどあっという間にEDでした。
これ、やったときは……その、弥兵衛さんももちろん大好きだったんだけど、どうしても側にいる三木さんの方が気になって気になって注意を逸らせず完全に片思い状態で、ここまで進めておきながら、思い余って最初から始めなおしてしまったのでした。
長いこと待たせててごめん、弥兵衛さん…!(手合)
なんといっても、ウェディングドレスのイベントが好きです!
梅さんと弥兵衛さんの噛み合わなさが可愛くて可笑しい。
「こがーにかわいい女子を困らせるのは、男として情けないと思わんかね?かわいい女子が親身に自分のことを悩んでくれちょるんじゃ。普通の男なら心ときめいて当然。惚れても仕方なしってもんぜよ。
「富山くん、彼女はおんしの的外れな言葉を悲しんじゅう。こがな風に、女子に悲しそうな顔をさせてしもうた時は、心からそれを詫びるんじゃ」
語らせれば語らせるほど、梅さんってホントにイイ男。
思わずうんうん頷きたくなる。(笑)
「斬れるか?」からの下りは、噛み締めるように喋る調子が何かほろ酔い気分のおっさんみたいで、笑ってしまいました。
いくら外国かぶれでも、婚礼衣装なんて高価なものをよく持ってたなと驚いたけど、弥兵衛さんの漏らした「…綺麗だ」にはときめかされたな〜v
「み………見たい………です………」は、オイオイ君ちょっとマインドコントロールされてないかいと突っ込みたくなる茫然自失ぶりで。(笑)
過去何があったのかは知らないけれど、彼から人らしい言葉が出ると周囲もろとも空気がほっと和むのが、伝わってくるようでした。
その記念すべき第一歩といえる、「俺は……俺には……できません」の感動を私は忘れない。
あと、御陵衛士になったときの「頑張って伊東さん達の目指す理念を勉強して、あの人の力になりたいから」。
後のことを考えると辛くて仕方ないけど、これを聞いたときは我が子が初めて言葉を発した瞬間のような感慨に満たされたなぁ…。
もーーーーとにっかくこのルートでは大石が憎かった。
せっかく開きかけた花を完膚なきまでに潰された衝撃、憤慨、痛恨…。
「やっぱり俺は、何も望まない方がいいようです。俺が自分の道を望んだことで、誰かが死に……そして……あなたを……悲しませてしまう……」
こんなあどけない人になんて不運を背負わせたのかと、天すら恨めしくなる展開。
せめて「もう人を殺せない」「人を害するのが何より怖い」という意思だけでも残ってくれて良かったと一時は思ったけれど、EDを見たらもう、それすら思えなくなってしまった。
同じ悲恋でも、大石ルートより遥かに辛く悲劇的な恋模様でした。
そして個人的にはやっぱり三木さんが魅力的なルートだった…!(打震)
「我々はかけがえのない友人同士。辛いことがあるなら、一人で抱え込まないでほしい」
がもう……好きで好きで大好きで……心がじわーーーっとあったかくなって、我慢が切れて攻略に向かってしまったんだよ…。(弥兵衛さんには重ね重ね申し訳ない)
鳥羽伏見の戦いでの会話なんか、あまりに優しい声音と気遣いに胸が震えて先に進めず、しばらく馬鹿の一つ覚えのように同じところを繰り返していました。
「富山くん、無理しなくてもいいんだ。戦うのが辛いなら、ここで待機しておくといい」
「でも…」
「気にすることなんかないよ。戦いたくないと思っているのなら、その気持ちは尊重されるべきだ」
「お、俺は……」
「何だい?」
ここっ!ここっ!(大泣)
この「何だい?」とその後の「そうか…」が、もんのすっごい優しい声なの!!
心臓を両手のひらで包まれたような、撫でられたような感覚に襲われて、ああ泣くと思う間もなく涙していました。
富山さんと――多分私の、欲しかった言葉を、何よりの思いやりを込めて発してくれた。
「僕はもう行かなければ。嬉しかったよ。また、きみの本心を聞くことができてね」
号泣。
富山さんが愛しくて愛しくて三木さんが好きで好きで大好きで、ありがとうと愛してるの渦中でぐるぐる巻かれたルートでありました。(すごいな)(多分個人的嗜好の偏りが大きい)
富山さん、どうしても死なせなくてはいけなかったのかな…。
せめて沖田さんみたいに救いのあるEDが欲しかった…。
これ、やったときは……その、弥兵衛さんももちろん大好きだったんだけど、どうしても側にいる三木さんの方が気になって気になって注意を逸らせず完全に片思い状態で、ここまで進めておきながら、思い余って最初から始めなおしてしまったのでした。
長いこと待たせててごめん、弥兵衛さん…!(手合)
なんといっても、ウェディングドレスのイベントが好きです!
梅さんと弥兵衛さんの噛み合わなさが可愛くて可笑しい。
「こがーにかわいい女子を困らせるのは、男として情けないと思わんかね?かわいい女子が親身に自分のことを悩んでくれちょるんじゃ。普通の男なら心ときめいて当然。惚れても仕方なしってもんぜよ。
「富山くん、彼女はおんしの的外れな言葉を悲しんじゅう。こがな風に、女子に悲しそうな顔をさせてしもうた時は、心からそれを詫びるんじゃ」
語らせれば語らせるほど、梅さんってホントにイイ男。
思わずうんうん頷きたくなる。(笑)
「斬れるか?」からの下りは、噛み締めるように喋る調子が何かほろ酔い気分のおっさんみたいで、笑ってしまいました。
いくら外国かぶれでも、婚礼衣装なんて高価なものをよく持ってたなと驚いたけど、弥兵衛さんの漏らした「…綺麗だ」にはときめかされたな〜v
「み………見たい………です………」は、オイオイ君ちょっとマインドコントロールされてないかいと突っ込みたくなる茫然自失ぶりで。(笑)
過去何があったのかは知らないけれど、彼から人らしい言葉が出ると周囲もろとも空気がほっと和むのが、伝わってくるようでした。
その記念すべき第一歩といえる、「俺は……俺には……できません」の感動を私は忘れない。
あと、御陵衛士になったときの「頑張って伊東さん達の目指す理念を勉強して、あの人の力になりたいから」。
後のことを考えると辛くて仕方ないけど、これを聞いたときは我が子が初めて言葉を発した瞬間のような感慨に満たされたなぁ…。
もーーーーとにっかくこのルートでは大石が憎かった。
せっかく開きかけた花を完膚なきまでに潰された衝撃、憤慨、痛恨…。
「やっぱり俺は、何も望まない方がいいようです。俺が自分の道を望んだことで、誰かが死に……そして……あなたを……悲しませてしまう……」
こんなあどけない人になんて不運を背負わせたのかと、天すら恨めしくなる展開。
せめて「もう人を殺せない」「人を害するのが何より怖い」という意思だけでも残ってくれて良かったと一時は思ったけれど、EDを見たらもう、それすら思えなくなってしまった。
同じ悲恋でも、大石ルートより遥かに辛く悲劇的な恋模様でした。
そして個人的にはやっぱり三木さんが魅力的なルートだった…!(打震)
「我々はかけがえのない友人同士。辛いことがあるなら、一人で抱え込まないでほしい」
がもう……好きで好きで大好きで……心がじわーーーっとあったかくなって、我慢が切れて攻略に向かってしまったんだよ…。(弥兵衛さんには重ね重ね申し訳ない)
鳥羽伏見の戦いでの会話なんか、あまりに優しい声音と気遣いに胸が震えて先に進めず、しばらく馬鹿の一つ覚えのように同じところを繰り返していました。
「富山くん、無理しなくてもいいんだ。戦うのが辛いなら、ここで待機しておくといい」
「でも…」
「気にすることなんかないよ。戦いたくないと思っているのなら、その気持ちは尊重されるべきだ」
「お、俺は……」
「何だい?」
ここっ!ここっ!(大泣)
この「何だい?」とその後の「そうか…」が、もんのすっごい優しい声なの!!
心臓を両手のひらで包まれたような、撫でられたような感覚に襲われて、ああ泣くと思う間もなく涙していました。
富山さんと――多分私の、欲しかった言葉を、何よりの思いやりを込めて発してくれた。
「僕はもう行かなければ。嬉しかったよ。また、きみの本心を聞くことができてね」
号泣。
富山さんが愛しくて愛しくて三木さんが好きで好きで大好きで、ありがとうと愛してるの渦中でぐるぐる巻かれたルートでありました。(すごいな)(多分個人的嗜好の偏りが大きい)
富山さん、どうしても死なせなくてはいけなかったのかな…。
せめて沖田さんみたいに救いのあるEDが欲しかった…。
相馬肇ED
攻略完了!
まるで前作の続きをやっているようなシナリオでした。
入隊以後はほとんど鈴花の視点で状況を眺めてた。
「新選組は慶春を甲府城に迎え、薩長を撃破して再び徳川の世に戻すという大儀を掲げ…」
という文に、わぁ、まだ…と気が遠くなりました。
先の展開を知らなければ、200年も続いた徳川幕府が無くなるということこそ、あり得ざるべきことと感じられたのかもしれないけど…。
「禁門の変での長州の人達の気持ちも…今の私達と似たようなものだったのでしょうか。誰にも理解されずとも…自分達の戦いを貫くという…」という主人公の指摘、正に自分が考えていたことだったので土方さんの返答が興味深かったです。
「今では俺たちが朝敵か。皮肉なもんだぜ…」
本当だよね……新兵器や錦の御旗のことがなければ、ここまで幕府が追い立てられることは、なかったかもしれないのに。
それにしても勝海舟って人は凄いなぁと毎度思います。
幕府の中から、日本を新しい方向へ変えた先見の明、無駄のない判断――感服の至り。
ちょっと、池田屋で亡くなった吉田稔麿に思いを馳せてしまいます。
あんなところで死んでいい人じゃなかったと思うんだよ本当…。
それはそれとして、近藤さんと共に捕らえられてしまった野村さんと肇さん。
長い間離れ離れで生きているかどうかもわからず、やっと再会して「肇さん!」と駆け寄って聞いた第一声が、「副長は…この仙台藩に、徹底抗戦を訴えられていると聞いたが…」。
局長が無くなってから結構経つんだろうに驚くほど生々しい傷心ぶり。(唖然)
「許してやってよ」と微笑む野村さんに救われて時間を置いて話を聞いたら、やっぱり「主を助けられなかった俺がなぜのうのうと生きている!」と苦悶を叫ばれました。
仕える人を切望していた彼にとって、これ以上の打撃はなかった。
本当にこの人は、侍なんだなぁと…仕える人がいなければ、自分らしく生きられないんだなぁと…融通の利かなさに切なくなった。
理屈で自分を納得させるレベルの落ち着きを取り戻させるのにはまだまだ時間がかかりそうで、そこで彼を抱きしめて言った主人公の言葉がすごく健気で印象的でした。
「やっぱり近藤さんはすごい人です。だって、私の愛する人を、無事に私の元へと帰してくれました」
女だねぇ…。(吐息)
待ってる身としてはそれに尽きるよね…。
しかしプレイヤーの気持ちは実は花柳館にいる頃から野村さんの方に奪われてるので(ええええ)、ごめん、心配の先は常にそっちだったんだ。
未プレイのとき、先にプレイした妹が「野村利三郎が出たんだけどすごい愛ちゃん好み」と報告してきたほど好ましいキャラだった野村さん、特に彼が新選組に入隊した後、花柳館に訪ねて来た時に「お土産はないのですね」と言ってみた反応に、好感度がわっと上がりました。
「ははっ、俺の元気な笑顔で許してくれよ!」
あ〜きっとお家の人達に、「お前の元気な顔が見られるのが一番だよ」と言われて育ったんだろうなぁと予測できてほんわかしてしまいます。
「駄目だよ、倫ちゃん。嘘つきは泥棒の始まりなんだからね」とたしなめられたときは、コルダの火原先輩を思いだした。子供みたいな明るさがそっくり。
蝦夷に着いてからも、土方さんを迎える祝宴を開くときにあんまり嬉しそうなので、雪道を歩きながら「そんなに祝宴が嬉しいですか?」と笑ったら、「ああ、嬉しいぜ!」と、あの笑顔で。
亡くなったときは、歴史を知ってたので泣きこそしなかったけど、やっぱりしんみりしました。
切々と自分を責め始める肇さんに対して土方さんのかけた言葉が、他人事ながらひるむほど厳しかった。
「野村の死を悲しむなとは言わん。だが函館に戻り、仲間の前で今のような態度を晒すんじゃねぇぜ。
「その忠誠心…俺一人に向けられては重過ぎる。忠誠と言えば聞こえはいいが、度が過ぎれば、ただの依存でしかないんだぜ」
……依存だよねぇ。(苦笑)
土方さん自身、近藤さんにとって必要な重さであったはず。
人の誠実を裏切ることほど汚いと感じる行為は自分的にないので、「二君に仕えず」のイベントを見る都度、土方さんの態度を受け入れ難く感じます。
彼らは何も新選組を否定したわけじゃない、ただ二君に仕えられなくて、その信念を正面からきちんと説明した。
なのに「裏切り者だから消す」なんて、そんな子供っぽい言い訳恥ずかしげもなくよく使うと思う。
それもこれも新選組、ひいては近藤さんを伸し上げたいという個人的願望のためだった。
そしてその近藤さんも、幕府というものの重さとなっていた。
「副長が死を覚悟したのいうのなら…新選組に属する者全員が死を覚悟するべきだ」云々と語られながら、男ってやつはどうしてこう群に固執するのかなあ…と半ば呆れて思ったのは極秘事項。
憂える男が好きだとは言ったけど、普段あまり喜怒哀楽を見せない人が憂いの部分ばっかり見せてくるとさすがにうっとおしい。(失笑)
一人でもしゃきっと立てよ男なら〜…集団意識が強すぎると女々しく見えるぞ〜…。
いやわかるんだけど。仲間の大切さこそが新選組だってのは理解してるんだけど。
榎本さんたちが恭順派に傾きかけてることを察したときの土方さんの言葉、ストレートに染みました。
前作で土方さんや近藤さんルートをやったとき、「何でまだ戦いたがるの?痛い思いは嫌じゃないの?こんな生活から早く解放されたいと思わないの?そんなに人を殺したいの?」と延々考えさせられた問題が、これだけで跡形もなく霧散する。
「今、生きている者達のことを考えれば、あの三人の言うことも正しいだろう。だが死んだ者達のことを考えれば…俺達も死ぬまで戦い続けるしかない。後の勝利を信じて散っていった者達のことを考えればな」
粛清を重ね、次々に仲間を失ってきた新選組の歩みを思うと、本当に、今更退けるわけないんだと理解できてしまう。
弁天台場から援軍を頼みに行った時、「わかった…。俺が援軍を率いて救援に向かう。新選組副長…土方歳三としてな」と見せられた微笑みには、改めて惚れさせられました。
なんて孤高で清々しくてかっこいいんだ副長。
ラスト、声をあげて泣くことすら許されない肇さんが可哀相で、前作の局長ルートを彷彿としました。
トップに立つ人間は部下の前で弱い顔を見せられず、それを側で見ている辛さもまた独特で…。
「できるわけないだろう…愛するお前を」には、本当に、へえまだ愛されてたんだと思った。(笑)
それはポリシーですかと訊きたくなるほど自分から愛情表現しない人だったからなぁ。
抱きついた時ですら、「な、何を…」とまるで赤の他人の反応で苦笑いだったよ…。
プロポーズも当然のように主人公からで、「君を新たな主と思い残りの人生を君に託そう」と言われた時は結構いい気分でした。(笑)
本当に「仕える人」…武士なんだなぁ。
まるで前作の続きをやっているようなシナリオでした。
入隊以後はほとんど鈴花の視点で状況を眺めてた。
「新選組は慶春を甲府城に迎え、薩長を撃破して再び徳川の世に戻すという大儀を掲げ…」
という文に、わぁ、まだ…と気が遠くなりました。
先の展開を知らなければ、200年も続いた徳川幕府が無くなるということこそ、あり得ざるべきことと感じられたのかもしれないけど…。
「禁門の変での長州の人達の気持ちも…今の私達と似たようなものだったのでしょうか。誰にも理解されずとも…自分達の戦いを貫くという…」という主人公の指摘、正に自分が考えていたことだったので土方さんの返答が興味深かったです。
「今では俺たちが朝敵か。皮肉なもんだぜ…」
本当だよね……新兵器や錦の御旗のことがなければ、ここまで幕府が追い立てられることは、なかったかもしれないのに。
それにしても勝海舟って人は凄いなぁと毎度思います。
幕府の中から、日本を新しい方向へ変えた先見の明、無駄のない判断――感服の至り。
ちょっと、池田屋で亡くなった吉田稔麿に思いを馳せてしまいます。
あんなところで死んでいい人じゃなかったと思うんだよ本当…。
それはそれとして、近藤さんと共に捕らえられてしまった野村さんと肇さん。
長い間離れ離れで生きているかどうかもわからず、やっと再会して「肇さん!」と駆け寄って聞いた第一声が、「副長は…この仙台藩に、徹底抗戦を訴えられていると聞いたが…」。
局長が無くなってから結構経つんだろうに驚くほど生々しい傷心ぶり。(唖然)
「許してやってよ」と微笑む野村さんに救われて時間を置いて話を聞いたら、やっぱり「主を助けられなかった俺がなぜのうのうと生きている!」と苦悶を叫ばれました。
仕える人を切望していた彼にとって、これ以上の打撃はなかった。
本当にこの人は、侍なんだなぁと…仕える人がいなければ、自分らしく生きられないんだなぁと…融通の利かなさに切なくなった。
理屈で自分を納得させるレベルの落ち着きを取り戻させるのにはまだまだ時間がかかりそうで、そこで彼を抱きしめて言った主人公の言葉がすごく健気で印象的でした。
「やっぱり近藤さんはすごい人です。だって、私の愛する人を、無事に私の元へと帰してくれました」
女だねぇ…。(吐息)
待ってる身としてはそれに尽きるよね…。
しかしプレイヤーの気持ちは実は花柳館にいる頃から野村さんの方に奪われてるので(ええええ)、ごめん、心配の先は常にそっちだったんだ。
未プレイのとき、先にプレイした妹が「野村利三郎が出たんだけどすごい愛ちゃん好み」と報告してきたほど好ましいキャラだった野村さん、特に彼が新選組に入隊した後、花柳館に訪ねて来た時に「お土産はないのですね」と言ってみた反応に、好感度がわっと上がりました。
「ははっ、俺の元気な笑顔で許してくれよ!」
あ〜きっとお家の人達に、「お前の元気な顔が見られるのが一番だよ」と言われて育ったんだろうなぁと予測できてほんわかしてしまいます。
「駄目だよ、倫ちゃん。嘘つきは泥棒の始まりなんだからね」とたしなめられたときは、コルダの火原先輩を思いだした。子供みたいな明るさがそっくり。
蝦夷に着いてからも、土方さんを迎える祝宴を開くときにあんまり嬉しそうなので、雪道を歩きながら「そんなに祝宴が嬉しいですか?」と笑ったら、「ああ、嬉しいぜ!」と、あの笑顔で。
亡くなったときは、歴史を知ってたので泣きこそしなかったけど、やっぱりしんみりしました。
切々と自分を責め始める肇さんに対して土方さんのかけた言葉が、他人事ながらひるむほど厳しかった。
「野村の死を悲しむなとは言わん。だが函館に戻り、仲間の前で今のような態度を晒すんじゃねぇぜ。
「その忠誠心…俺一人に向けられては重過ぎる。忠誠と言えば聞こえはいいが、度が過ぎれば、ただの依存でしかないんだぜ」
……依存だよねぇ。(苦笑)
土方さん自身、近藤さんにとって必要な重さであったはず。
人の誠実を裏切ることほど汚いと感じる行為は自分的にないので、「二君に仕えず」のイベントを見る都度、土方さんの態度を受け入れ難く感じます。
彼らは何も新選組を否定したわけじゃない、ただ二君に仕えられなくて、その信念を正面からきちんと説明した。
なのに「裏切り者だから消す」なんて、そんな子供っぽい言い訳恥ずかしげもなくよく使うと思う。
それもこれも新選組、ひいては近藤さんを伸し上げたいという個人的願望のためだった。
そしてその近藤さんも、幕府というものの重さとなっていた。
「副長が死を覚悟したのいうのなら…新選組に属する者全員が死を覚悟するべきだ」云々と語られながら、男ってやつはどうしてこう群に固執するのかなあ…と半ば呆れて思ったのは極秘事項。
憂える男が好きだとは言ったけど、普段あまり喜怒哀楽を見せない人が憂いの部分ばっかり見せてくるとさすがにうっとおしい。(失笑)
一人でもしゃきっと立てよ男なら〜…集団意識が強すぎると女々しく見えるぞ〜…。
いやわかるんだけど。仲間の大切さこそが新選組だってのは理解してるんだけど。
榎本さんたちが恭順派に傾きかけてることを察したときの土方さんの言葉、ストレートに染みました。
前作で土方さんや近藤さんルートをやったとき、「何でまだ戦いたがるの?痛い思いは嫌じゃないの?こんな生活から早く解放されたいと思わないの?そんなに人を殺したいの?」と延々考えさせられた問題が、これだけで跡形もなく霧散する。
「今、生きている者達のことを考えれば、あの三人の言うことも正しいだろう。だが死んだ者達のことを考えれば…俺達も死ぬまで戦い続けるしかない。後の勝利を信じて散っていった者達のことを考えればな」
粛清を重ね、次々に仲間を失ってきた新選組の歩みを思うと、本当に、今更退けるわけないんだと理解できてしまう。
弁天台場から援軍を頼みに行った時、「わかった…。俺が援軍を率いて救援に向かう。新選組副長…土方歳三としてな」と見せられた微笑みには、改めて惚れさせられました。
なんて孤高で清々しくてかっこいいんだ副長。
ラスト、声をあげて泣くことすら許されない肇さんが可哀相で、前作の局長ルートを彷彿としました。
トップに立つ人間は部下の前で弱い顔を見せられず、それを側で見ている辛さもまた独特で…。
「できるわけないだろう…愛するお前を」には、本当に、へえまだ愛されてたんだと思った。(笑)
それはポリシーですかと訊きたくなるほど自分から愛情表現しない人だったからなぁ。
抱きついた時ですら、「な、何を…」とまるで赤の他人の反応で苦笑いだったよ…。
プロポーズも当然のように主人公からで、「君を新たな主と思い残りの人生を君に託そう」と言われた時は結構いい気分でした。(笑)
本当に「仕える人」…武士なんだなぁ。
相馬肇ルート開始
このゲームをやって初めて本気で困ったことになってます。
は、入り込めない…肇さんの価値観がよくわからないんだ…。
健康の秘訣を訊いて「喜怒哀楽を激しく表に出さないことだ」とか…え?え?それって逆じゃない?(汗)みたいな。
いやそんなことより、会話選択前のやり取りで、野村さんに
「何とも言えないな。俺は思想より人を見る」
と言うのを聞いて以来、「馬合いそうにないなァ…」と思ってはいたのです。
自分なら例え人柄が悪くても「成程」と納得できる思想の持ち主を支持するし、自分の考えに近いか否かで付き合う人を見ると思う。
というかまず、「えっ?万民は…?」と思っちゃうんだよなぁ…。
指導者が立派であればどんな道にも進めるの?世の中や民は二の次なの?
やっぱり、自分には三木や陸奥が合うんだと思う。自分の人間関係より世の情勢が気になる。
故に、あの成り行きで新選組入隊を決めたのにものすごくびっくりした。
その前にまず「斬ってください」というのにぶったまげたわけなんだけど。
だってあれ、要約すると「試していたつもりが試されていたなんて滑稽なので殺してください」ってことだよね。
で、「それよりも新選組に来い」と誘われたら「近藤さん…土方さん…この相馬肇、あなた方に終生の忠誠を誓います」。
はあ……。(ポカーン)
人生とか命ってそんな簡単でいいのだろうか…いや、ごめん。
彼の中では何か筋の通ることだったんだろうとは思う。自分にはわからないだけで。
けど、天満屋事件で斬りかかられたときは理解不能の域を越えてしまいました。
だってこっちは戦いに割って入っただけで、何も言ってないんだよ?!
「君まで俺の敵に回るというのか…新選組に敵対するつもりなら…君も斬り捨てるしかない!」
何その即決?!ためらうどころか早合点かよ!!
「貴様…本気でやりやがったな」って辰兄の台詞にやっと状況を理解して愕然としました。
「倫に刀を向けるのかよ!?こいつは女なんだぞ!」
しかも今は攻略中なんだぞ!?いずれ恋愛関係になる相手なんだぞ!?(プレイヤーの叫び)
しかし彼はけんもほろろに、「君は武芸を修め剣を持つ身…敵として現れた以上、容赦はしない」。
――あ、そう。(ブチッ)
つまり辰兄が守ってくれなかったら、私はこの場で惨殺されてゲームオーバーだったわけです。
殺してしまった後で「敵だと思ったので」なんて言い訳通用しない。
そんな相手を嫌いこそすれ好くなんて、心の狭い私めにはできません。
疲れて帰って、「何だい何だい、若い娘が辛気くさいため息なんかついちまって」と乙乃さんに声をかけられたときは泣きすがりたくなりました。
この間まで隣の部屋にいた、一緒に行動していた人に斬りかかられるなんて、そんな恐怖体験あるかよ…。
そうこうするうちに日々が過ぎ、咲彦君が新選組に入隊すると言いだしました。
…最初は一番に攻略しようと思ってたのに未だ咲彦にかかれずにいるのは、これに対峙するのが嫌だから。
肇さんルートで言及することじゃないけど、咲彦って信念とかあんのかな…命懸けで将軍様を守る理由を持ってるのかな…。
もし持ってない状態で入隊して戦って人を斬ったりしたら、それはただの人殺しだと私は思います。
そのへん問い詰めたいけど、「やめろよ。俺をこれ以上みじめな気分にさせんなよ」と反発されて主人公沈黙。
みじめな気分ってなんだろ。咲彦ルートで明かされるのかな。
嫌な予感がするな〜強くなりたいだけとかだったらたまんないわ…。(苦笑)
そしてその夜、珍しく肇さんがやって来て告白タイムに入り、この間のあれは嫉妬だった、と謝られました。
嫉妬で相手を殺しかけるとは……な、なんて激しい人……。(ごく)
告白を受けて、実は私もと返す主人公、そこでなんとそのまま、新選組に入隊すると――も、申し出てしまいました。
「わたしには主義も主張も忠誠を誓う相手もありません」
それでも、あなたについていく――と。
ちょっと待ったあああああ!!(滝汗)
それじゃあ咲彦と同じじゃん!人殺しじゃん!
つまり彼女は、肇さんのために人を斬るわけです。それでいいの?!できるの?!
前作をやるときにいつも思ったんだけど、例えば合戦のようにわーーっと敵と入り乱れて戦うとき、自分は向かってくる相手と戦うだけでなく、こちらを見ていない相手を刺したり、逃げる相手を追いかけて斬ったりするのですよね。
向こうが怯えても、命乞いをしても、戦場にいる敵は殺さねばならない。
そんなとき、自分を支える確固とした信念がなくて、迷いなく剣を振れるのでしょうか。
彼女は、「肇さんのために!」と思い切るのでしょうか。
鈴花のように早い頃から新選組にいて、仲間と共に様々な苦難を乗り越えてきて、私たちこそ最後まで幕府を支えるんだって強い意地を持っているのならともかく、戊辰戦争から入隊する、これまで人を殺したことがない女の子だったら尚更、そこが気になります。
三木ルートのときにも参加した戦争はあった。
でもあのとき自分は御陵衛士だった。
仲間の仇を討つという意味合いもあったけど、それ以上に、新たな時代を切り開くため自分はこちら側で戦うって揺るがない信念、誇りがあった。
間違っても、三木さんのために戦ったわけじゃないのです。
「三木さんはわたしが守る」というのは、あくまでその後ろにつく目的。
少なくともプレイヤーはそうだった!!
というわけで耐え切れず中断。
とりあえずEDまで進めるつもりだけど、今回ばかりは感情移入は望めそうにない…です。(凹)
は、入り込めない…肇さんの価値観がよくわからないんだ…。
健康の秘訣を訊いて「喜怒哀楽を激しく表に出さないことだ」とか…え?え?それって逆じゃない?(汗)みたいな。
いやそんなことより、会話選択前のやり取りで、野村さんに
「何とも言えないな。俺は思想より人を見る」
と言うのを聞いて以来、「馬合いそうにないなァ…」と思ってはいたのです。
自分なら例え人柄が悪くても「成程」と納得できる思想の持ち主を支持するし、自分の考えに近いか否かで付き合う人を見ると思う。
というかまず、「えっ?万民は…?」と思っちゃうんだよなぁ…。
指導者が立派であればどんな道にも進めるの?世の中や民は二の次なの?
やっぱり、自分には三木や陸奥が合うんだと思う。自分の人間関係より世の情勢が気になる。
故に、あの成り行きで新選組入隊を決めたのにものすごくびっくりした。
その前にまず「斬ってください」というのにぶったまげたわけなんだけど。
だってあれ、要約すると「試していたつもりが試されていたなんて滑稽なので殺してください」ってことだよね。
で、「それよりも新選組に来い」と誘われたら「近藤さん…土方さん…この相馬肇、あなた方に終生の忠誠を誓います」。
はあ……。(ポカーン)
人生とか命ってそんな簡単でいいのだろうか…いや、ごめん。
彼の中では何か筋の通ることだったんだろうとは思う。自分にはわからないだけで。
けど、天満屋事件で斬りかかられたときは理解不能の域を越えてしまいました。
だってこっちは戦いに割って入っただけで、何も言ってないんだよ?!
「君まで俺の敵に回るというのか…新選組に敵対するつもりなら…君も斬り捨てるしかない!」
何その即決?!ためらうどころか早合点かよ!!
「貴様…本気でやりやがったな」って辰兄の台詞にやっと状況を理解して愕然としました。
「倫に刀を向けるのかよ!?こいつは女なんだぞ!」
しかも今は攻略中なんだぞ!?いずれ恋愛関係になる相手なんだぞ!?(プレイヤーの叫び)
しかし彼はけんもほろろに、「君は武芸を修め剣を持つ身…敵として現れた以上、容赦はしない」。
――あ、そう。(ブチッ)
つまり辰兄が守ってくれなかったら、私はこの場で惨殺されてゲームオーバーだったわけです。
殺してしまった後で「敵だと思ったので」なんて言い訳通用しない。
そんな相手を嫌いこそすれ好くなんて、心の狭い私めにはできません。
疲れて帰って、「何だい何だい、若い娘が辛気くさいため息なんかついちまって」と乙乃さんに声をかけられたときは泣きすがりたくなりました。
この間まで隣の部屋にいた、一緒に行動していた人に斬りかかられるなんて、そんな恐怖体験あるかよ…。
そうこうするうちに日々が過ぎ、咲彦君が新選組に入隊すると言いだしました。
…最初は一番に攻略しようと思ってたのに未だ咲彦にかかれずにいるのは、これに対峙するのが嫌だから。
肇さんルートで言及することじゃないけど、咲彦って信念とかあんのかな…命懸けで将軍様を守る理由を持ってるのかな…。
もし持ってない状態で入隊して戦って人を斬ったりしたら、それはただの人殺しだと私は思います。
そのへん問い詰めたいけど、「やめろよ。俺をこれ以上みじめな気分にさせんなよ」と反発されて主人公沈黙。
みじめな気分ってなんだろ。咲彦ルートで明かされるのかな。
嫌な予感がするな〜強くなりたいだけとかだったらたまんないわ…。(苦笑)
そしてその夜、珍しく肇さんがやって来て告白タイムに入り、この間のあれは嫉妬だった、と謝られました。
嫉妬で相手を殺しかけるとは……な、なんて激しい人……。(ごく)
告白を受けて、実は私もと返す主人公、そこでなんとそのまま、新選組に入隊すると――も、申し出てしまいました。
「わたしには主義も主張も忠誠を誓う相手もありません」
それでも、あなたについていく――と。
ちょっと待ったあああああ!!(滝汗)
それじゃあ咲彦と同じじゃん!人殺しじゃん!
つまり彼女は、肇さんのために人を斬るわけです。それでいいの?!できるの?!
前作をやるときにいつも思ったんだけど、例えば合戦のようにわーーっと敵と入り乱れて戦うとき、自分は向かってくる相手と戦うだけでなく、こちらを見ていない相手を刺したり、逃げる相手を追いかけて斬ったりするのですよね。
向こうが怯えても、命乞いをしても、戦場にいる敵は殺さねばならない。
そんなとき、自分を支える確固とした信念がなくて、迷いなく剣を振れるのでしょうか。
彼女は、「肇さんのために!」と思い切るのでしょうか。
鈴花のように早い頃から新選組にいて、仲間と共に様々な苦難を乗り越えてきて、私たちこそ最後まで幕府を支えるんだって強い意地を持っているのならともかく、戊辰戦争から入隊する、これまで人を殺したことがない女の子だったら尚更、そこが気になります。
三木ルートのときにも参加した戦争はあった。
でもあのとき自分は御陵衛士だった。
仲間の仇を討つという意味合いもあったけど、それ以上に、新たな時代を切り開くため自分はこちら側で戦うって揺るがない信念、誇りがあった。
間違っても、三木さんのために戦ったわけじゃないのです。
「三木さんはわたしが守る」というのは、あくまでその後ろにつく目的。
少なくともプレイヤーはそうだった!!
というわけで耐え切れず中断。
とりあえずEDまで進めるつもりだけど、今回ばかりは感情移入は望めそうにない…です。(凹)
大石鍬次郎ED
感想を言葉にまとめるのが難しくて、ED後丸一日空けてしまった大石レポです。
んーと……私は前作でも今作でも、このキャラが大っ嫌いで……恋愛感情など欠片も抱いたことのなかったので、攻略しても恋愛できる気がしませんでした。
けど、EDで彼が倒れた後、声をあげて泣くと思った。
触るのにすら抵抗があった体を、やもすると抱きしめると思った。
悲しいんでも嬉しいんでもなく、ただ、どうしてまともに愛させてくれなかったんだ、って憎しみ――かなぁ。
要するに多分一時でも、彼の何かを、愛していたのでした。
「この人の目で見た世界は、一体どんなふうに見えているんだろう」
この言葉で、本当に今回の主人公は普通なんだなぁと思った。
お姫様でも勇者でも聖職者でもない村娘その1の視点。
上流階級のモラルに捕らわれず相手をそのまま知ろうとする。
その素直さだけは、ただやりたいことをやって生きている大石の純粋さと共通してる。
大石と恋愛するのは、本当に鈴花じゃ無理だったんだなぁと。
剣士同士、同僚同士ではなくて、彼をただの男と見られる立場にいないと、惹かれようがなかったと思う。
大石にしても、常識的な大人である鈴花は興味の対象外だろうし。
「俺は死というものに憧れ、死を求めて剣の道を選んだ。死を感じることこそ無上の喜び。快感さえ得られれば、その死が誰の死であろうと構わない」
……いくら考えても全然わかんないなぁ…。(苦笑)
かろうじて近いかなと思ったのは、マメプリのトーヤ。
死に憧れて最終的に自殺した魔族。でも、なんかやっぱり違う。
「命のやり取りがあって剣は輝く」というのには、遙か3の知盛を思い出しました。
こっちのほうがちょっと近い気がする。でも彼は戦いに固執しても死にたがってはいなかった。
まぁともかく、殺人者になりやすい人の傾向として、グロテスクなものにしか性的興奮を覚えられないとかなんとか、あるらしいから…その手の人間なんだろうなぁと。
梅さんの言った通り、彼はただやりたいことをやって思うがままに生きているだけで、たまたまそれが周囲の道徳と噛み合わなかったという、悪夢のように可哀相なキャラなのでした。
で、今回のルートはその悪夢とうっかり仲良くしすぎた女の例というか。
人さえ斬らなきゃ可愛いと言えなくもない、魅力があると言えなくもない奴なんだよね〜大石……。
早く退けば良かったのにそれを知ってしまったから、あんな悲劇になったわけだ。
「倫、ここで何をしている」
「お、大石さん」
「いい月だねえ」
って、この超適当な会話だけで自分はけっこうときめいちゃってました。
とっつきづらい人が少しでも親しげに声をかけてくれると勝手に好感度を引き上げられる法則。
それに、前作では考えられなかったほど大石の出す声が普通で可愛い。
「それは良い意味で?それとも悪い意味でかな?」
「もちろん…悪い意味です」
「くくく、やっぱりね」
が普通に優しげで思わずメモってました。
だって今まで普通に喋らなかったじゃんこの人。(第一印象が悪いほど後で落とされやすくなる法則)
そして今回は本名を入力したことを後で軽く後悔したルートだった。
「おまえ」とか「この女」とかでしか呼ばれたことなかったから予想もしなかったけど、意外にも普通〜に名前呼ぶんだね大石…。
会津藩邸の脱隊希望者惨殺事件で、
「この女を斬ることは許さないよ。
「見てくれたかい、倫……。これが、俺の求める幸せだよ」
ときたときはマジで途方に暮れました。
奴は悪意で言ってるわけじゃない。
今更常識に合わせられる柔軟な価値観の持ち主でもない。
でもそこで優しい言葉を返せるほど自分は異常になれない。
「ああ、斬ったよ。でも、それがどうかした?俺の仕事は、人を斬ることなんだ。仲良しこよしの幹部連中の代わりに人を斬る毎日…血痕なんて、いつだって付いてる」
うきうきと言うんだよコレを…。
一体どう反応すればいいのか…行き過ぎのブラックジョークに自分一人付いていけなくなって映画館で置いてきぼり〜みたいな気分。
梅さんと伊東さんを殺されたときは衝撃で狂いそうでした。
今回の立場では、ただただショックで怒る気力もろくに引き出せなかった。
「この瞬間をおまえに見てもらえるなんて、最高だよ…。
「ふふ…いい顔してるじゃないか」
こっちは吐き気まで催す最悪の気分なんだぜ…。
正直言って、世のためにも本人のためにも殺してあげるのが一番いいと思った。
梅さんを殺された時点で、あの人は私が始末するのが義務じゃないかと真剣に考えた。
「ふぅん……」
「な、何ですか」
「やっぱりね」
「な、何がやっぱりなんですか」
「おまえ、俺のことを…」
ここで斬りかかった主人公に恐ろしく同調しました。
これ以上状況を進めてはいけないって衝動で一瞬頭が真っ白になったんだよね。
脳の反応と腕の動きがまるで違和感なく繋がったんじゃなかろうか。
「さっきは驚かされちゃったな。口で否定するならまだしもさ、いきなり斬りかかってくるなんてねぇ。そこまでして認めたくないことだったのかい?」
っていうか認めたら最後だから…大事な人の命を気晴らしに奪ったやつなんか、許すのだって困難なのに受け入れるなんてできようがない…終わり。終わってしまふ。
そこで出された二択だって、そんな類の感情を持っていなかったら、思いきって「斬る」を選べたかもしれない。
「俺を斬ることを許した人間は、この世にたった一人だけ…。そいつの剣以外は、お断りなんだよね」
ラストの場面のこの言葉、泣けました。
憎んでしかるべき人に特別視されていることを喜ぶなんて、破滅的に受け入れ難い心情だけど、事実、おそらく、嬉しかったのです。
「へえ…俺を手にかけた時は、そんな顔をするんだ…」
最期までどこまで酷い最悪の憎悪せずにいられないそれでも醜悪な魅力ある男だったろ…。
あのスチルは綺麗でしたね。
快感と悪寒の狭間で肌がぞわぞわぞわっときそうな感じだった。
ついに倒れた死骸を見ても、悲しめやしないし、かといって仇を討ったと清々しく笑えるわけでもないし。
やっぱり憎くて泣くしかない。
向こうは幸せそのものだろうが、こっちはなーんも得るものがなかったわけです。苦しみ損。愛し損。
それにしても、ハジメさんがかっこよかった。
私が彼の立場だったら、「俺の許せるぎりぎりの情けだ」なんて言えませんよ。
釜茹でにでもしてじわじわと殺してやりたいですよ。
それなのに、「京まで気をつけて帰るがいい」とまで言ってくれて。
男惚れしちまうよ。
そして、こんな因果な恋に陥った自分を否定せず、常に見守りながら決して縛り付けず、最終的には本人の意思に任せて、
「だが忘れるな。おまえの居場所はここにある。やるだけやったら、戻ってくるがいい」
と言ってくれた庵さんはやっぱり最高のお父さんでした。
本当に最高。大好き。愛!!
んーと……私は前作でも今作でも、このキャラが大っ嫌いで……恋愛感情など欠片も抱いたことのなかったので、攻略しても恋愛できる気がしませんでした。
けど、EDで彼が倒れた後、声をあげて泣くと思った。
触るのにすら抵抗があった体を、やもすると抱きしめると思った。
悲しいんでも嬉しいんでもなく、ただ、どうしてまともに愛させてくれなかったんだ、って憎しみ――かなぁ。
要するに多分一時でも、彼の何かを、愛していたのでした。
「この人の目で見た世界は、一体どんなふうに見えているんだろう」
この言葉で、本当に今回の主人公は普通なんだなぁと思った。
お姫様でも勇者でも聖職者でもない村娘その1の視点。
上流階級のモラルに捕らわれず相手をそのまま知ろうとする。
その素直さだけは、ただやりたいことをやって生きている大石の純粋さと共通してる。
大石と恋愛するのは、本当に鈴花じゃ無理だったんだなぁと。
剣士同士、同僚同士ではなくて、彼をただの男と見られる立場にいないと、惹かれようがなかったと思う。
大石にしても、常識的な大人である鈴花は興味の対象外だろうし。
「俺は死というものに憧れ、死を求めて剣の道を選んだ。死を感じることこそ無上の喜び。快感さえ得られれば、その死が誰の死であろうと構わない」
……いくら考えても全然わかんないなぁ…。(苦笑)
かろうじて近いかなと思ったのは、マメプリのトーヤ。
死に憧れて最終的に自殺した魔族。でも、なんかやっぱり違う。
「命のやり取りがあって剣は輝く」というのには、遙か3の知盛を思い出しました。
こっちのほうがちょっと近い気がする。でも彼は戦いに固執しても死にたがってはいなかった。
まぁともかく、殺人者になりやすい人の傾向として、グロテスクなものにしか性的興奮を覚えられないとかなんとか、あるらしいから…その手の人間なんだろうなぁと。
梅さんの言った通り、彼はただやりたいことをやって思うがままに生きているだけで、たまたまそれが周囲の道徳と噛み合わなかったという、悪夢のように可哀相なキャラなのでした。
で、今回のルートはその悪夢とうっかり仲良くしすぎた女の例というか。
人さえ斬らなきゃ可愛いと言えなくもない、魅力があると言えなくもない奴なんだよね〜大石……。
早く退けば良かったのにそれを知ってしまったから、あんな悲劇になったわけだ。
「倫、ここで何をしている」
「お、大石さん」
「いい月だねえ」
って、この超適当な会話だけで自分はけっこうときめいちゃってました。
とっつきづらい人が少しでも親しげに声をかけてくれると勝手に好感度を引き上げられる法則。
それに、前作では考えられなかったほど大石の出す声が普通で可愛い。
「それは良い意味で?それとも悪い意味でかな?」
「もちろん…悪い意味です」
「くくく、やっぱりね」
が普通に優しげで思わずメモってました。
だって今まで普通に喋らなかったじゃんこの人。(第一印象が悪いほど後で落とされやすくなる法則)
そして今回は本名を入力したことを後で軽く後悔したルートだった。
「おまえ」とか「この女」とかでしか呼ばれたことなかったから予想もしなかったけど、意外にも普通〜に名前呼ぶんだね大石…。
会津藩邸の脱隊希望者惨殺事件で、
「この女を斬ることは許さないよ。
「見てくれたかい、倫……。これが、俺の求める幸せだよ」
ときたときはマジで途方に暮れました。
奴は悪意で言ってるわけじゃない。
今更常識に合わせられる柔軟な価値観の持ち主でもない。
でもそこで優しい言葉を返せるほど自分は異常になれない。
「ああ、斬ったよ。でも、それがどうかした?俺の仕事は、人を斬ることなんだ。仲良しこよしの幹部連中の代わりに人を斬る毎日…血痕なんて、いつだって付いてる」
うきうきと言うんだよコレを…。
一体どう反応すればいいのか…行き過ぎのブラックジョークに自分一人付いていけなくなって映画館で置いてきぼり〜みたいな気分。
梅さんと伊東さんを殺されたときは衝撃で狂いそうでした。
今回の立場では、ただただショックで怒る気力もろくに引き出せなかった。
「この瞬間をおまえに見てもらえるなんて、最高だよ…。
「ふふ…いい顔してるじゃないか」
こっちは吐き気まで催す最悪の気分なんだぜ…。
正直言って、世のためにも本人のためにも殺してあげるのが一番いいと思った。
梅さんを殺された時点で、あの人は私が始末するのが義務じゃないかと真剣に考えた。
「ふぅん……」
「な、何ですか」
「やっぱりね」
「な、何がやっぱりなんですか」
「おまえ、俺のことを…」
ここで斬りかかった主人公に恐ろしく同調しました。
これ以上状況を進めてはいけないって衝動で一瞬頭が真っ白になったんだよね。
脳の反応と腕の動きがまるで違和感なく繋がったんじゃなかろうか。
「さっきは驚かされちゃったな。口で否定するならまだしもさ、いきなり斬りかかってくるなんてねぇ。そこまでして認めたくないことだったのかい?」
っていうか認めたら最後だから…大事な人の命を気晴らしに奪ったやつなんか、許すのだって困難なのに受け入れるなんてできようがない…終わり。終わってしまふ。
そこで出された二択だって、そんな類の感情を持っていなかったら、思いきって「斬る」を選べたかもしれない。
「俺を斬ることを許した人間は、この世にたった一人だけ…。そいつの剣以外は、お断りなんだよね」
ラストの場面のこの言葉、泣けました。
憎んでしかるべき人に特別視されていることを喜ぶなんて、破滅的に受け入れ難い心情だけど、事実、おそらく、嬉しかったのです。
「へえ…俺を手にかけた時は、そんな顔をするんだ…」
最期までどこまで酷い最悪の憎悪せずにいられないそれでも醜悪な魅力ある男だったろ…。
あのスチルは綺麗でしたね。
快感と悪寒の狭間で肌がぞわぞわぞわっときそうな感じだった。
ついに倒れた死骸を見ても、悲しめやしないし、かといって仇を討ったと清々しく笑えるわけでもないし。
やっぱり憎くて泣くしかない。
向こうは幸せそのものだろうが、こっちはなーんも得るものがなかったわけです。苦しみ損。愛し損。
それにしても、ハジメさんがかっこよかった。
私が彼の立場だったら、「俺の許せるぎりぎりの情けだ」なんて言えませんよ。
釜茹でにでもしてじわじわと殺してやりたいですよ。
それなのに、「京まで気をつけて帰るがいい」とまで言ってくれて。
男惚れしちまうよ。
そして、こんな因果な恋に陥った自分を否定せず、常に見守りながら決して縛り付けず、最終的には本人の意思に任せて、
「だが忘れるな。おまえの居場所はここにある。やるだけやったら、戻ってくるがいい」
と言ってくれた庵さんはやっぱり最高のお父さんでした。
本当に最高。大好き。愛!!
陸奥陽之助ED
爽快だったー!!!
予想通り、最後まで時代の波に乗って駆け抜けた感じでした。
陸奥宗光って凄い人だったんだ!!とすごい根本的なところで感動してしまった。
新選組がらみの事件は既にけっこうマニアックなところまで知ってしまっているので、「おー忠実に作ってるなぁ」とか「あ〜あのエピソードは外すのかぁ」と今までのルートでは冷静だったのだけど、今回のルートの後半は無学故にすごく楽しめました。
前作、歴史をまるで知らないまま油小路事件に遭遇したときみたいだったよ…。
こんな人がこの時、日本にいたことが心底有難いです。
「開国攘夷の模範を示し日本外交が世界に誇れる一時代を築いた陸奥宗光こそ、攘夷志士の鑑といえるかもしれない」
って、最後の文章にものすごく共感した。
本当に、梅さんがやりたがっていたことそのままを成り代った感じで…もはや異世界のように遠く思える江戸時代から、こうして今の日本に繋がっているんだ、ということを心から実感できました。
「薩摩も長州も家柄に関係なく、能力を持った若い人材を立てたから、維新を成功させられた」んだというのに、そこから生まれた新政府は、薩長専横で進もうとする。
「新政府に先はないかもな。下手すりゃ建武中興の二の舞だ」
という陸奥の苦々しさが伝わってきて、最も先進的で有能な人が集まった結果がこれじゃ、日本もそのうち植民地化されて終わりかもな…と捨て鉢な気分になってきます。
でもそこで自暴自棄にならず、「オレ自らが自分の才覚に見合った場所を見つけるしかない」と動き続ける奴に惚れ惚れ。
「お前の前では愚痴らないように気をつけてるつもりなんだが…」と謝るけど、不満でも何でも、これくらい話してくれないようでは支えていくと決めた身としてかえって不安です。
梅さんが死んで以降しばらく、らしくないほど落ち込んでいたけれど、それで一皮向けたのか、本当にいい男になったよこの人…。(感慨)
「津田さんや辰巳がこの国の改革を理想的な形で進めてくれた。そしてこの国の人間は、そんなオレ達の期待に最高の形で応えてくれたんだ」
周りあってこその功績なんだと、こういう考え方を自然にできる人であったことに、気付ききれていなかった。
「今、国としてやるべきことは、兵力もろとも藩を解体して郡県制をしくことだ。いつまでも日本の国中に独自の理念で動く兵力を持たせとくなんざ、理解できねー」
江戸、京都、大阪を抑えてはいるものの、この頃はまだ日本国内バラバラで、いつまた内乱が起きても不思議じゃなかったのですね…。
半次郎さんルートで新政府と戦う側を見た後だったから、この視点の逆転が尚更面白かった。
政府を見限って行った紀州の改革は、眺めているだけでもお見事と息を呑む鮮やかさで、感動ものでした。
藩論を尊皇の開明派に仕上げて、四民平等を推し進め封建主義を排除、世襲家禄の敗訴から財政の不安まで払拭して、とうとうの、徴兵制の実現。
「これこそが富国強兵だ。権益に目がくらんだ中央の連中も、もはや無視できないだろ」
軍隊を眺める陸奥と辰巳の表情の清々しさが見ている側にも心地よくて、EDを迎えた今も、陸奥ルートの記憶として真っ先に浮かんできます。
すごいよね〜…重用されなければ、実力を持ってかくあるべき国の手本を作ってしまうんだもの。
梅さんが生きていたら、どんなにか喜んだろう。
後になって、「オレが真剣に学問を学び始めたのは、何を隠そう復讐のためだった」と紀州との確執を話してくれるのだけど、
「いつか見返してやるっていう思いだけが支えだった時もある。でも思い返してみれば、あの時の悔しさがあったからこそ、オレはここまでになれたのかもしれない。
「ここには津田さんや、今のオレを必要としてくれている人達がいる」
という考えの切り替え方にじんとしました。
規模が違うけど、例えば、褒め難い親を持った子供の考え方に似てるな、と。
恨みは消えない。された仕打ちは、きっと生涯忘れられない。
でもその過去があるからこそ、強く在れる。優しくできる。清濁合わせて人というものを冷静に見られる。辛さも痛みも、決して無駄じゃないんだと。
うん、やっぱり陸奥は自分にとって「人」として最も好きなタイプっぽい。
恨みすらエネルギーに変えて進める人。
辰巳も明るい性質だから、今回はルートそのものが風をきるように前向きで爽やかだった。
辰巳の成長ぶりも、頼もしい限りでした。
最初の頃なんか以前と今の「攘夷」の意味合いの差異すら理解していなかったのに、明治に入ってからの彼は今まで眠らせていた何かを解放したように知性的で逞しかった。
まだ彼を攻略していないのでよく知らないけど、花柳館時代は目標を持てない虚無感を常に漂わせてるような人だったから、活き活きと活躍する姿が嬉しかったです。
持ち前の面倒見の良さもあるし、あんな補佐的な役割、向いてたんだなぁ…。
というかこのルート、三人で生きる未来を得られるなんてめちゃめちゃ得じゃない?*・・*
今までは好きな人と一緒になれても、花柳館の面子と離れるのが淋しくて心残りだったから…個人的に一番頼りがいのある辰巳が一緒に陸奥を支えてくれることになるなんて、贅沢なくらい理想的です。
ひとりじゃ慰めきれなかったり、いい助言が浮かばなかったらヘルプ出せるもんね。
自分の相談にも乗ってもらえるし。(辰巳が大変)
イベントが前後するけど、天満屋事件直後の陸奥の消沈ぶりにはかなり揺さぶられました。
「新選組の山南に、御陵衛士の伊東、陸援隊の石川さん…そしてオレが心から尊敬していた才谷さん…。オレが認めた人達はみんな死んじまった。それはつまり…オレ自身も日本の歴史に必要とされちゃいないってことかもな」
らしくないこと言ーうーなーよー…!(半泣)
それだけの憎まれ者でありながら、あの梅さんがどれだけ高く評価してたと思う!
その志を受け継いで新たな歴史を実現できる人間だからこそ、今ここにあなたがいるんじゃないのさ!
そこで、泣いたような笑ったような顔で、「憎まれ者でいるのも…結構辛いものなんだぞ」。
……………あああ。可愛い。(エ)
というより、愛しい。なんて人間らしいやつなのかと。
「自分だけは否定したくない」と聞いたとき、まだよく知らない彼の心の傷と今に繋がる動力源を、ふと垣間見られた気がしました。
これもその片鱗のように感じて、自分の中の何かが共鳴した。
多分、「あ、同じ」と思った瞬間に、私の場合は「可愛い」という感想を持つんだと思います。
「おまえの言う通りさ。今までは、才谷さんが憎まれ者のオレを理解してくれていた。
「結局、オレの本質は憎まれ者でしかない。そんなオレに本気でついてこようって人間なんていやしねぇ…。オレは…ここまでの人間なんだろうか。せめて…せめて誰か一人でもオレのことを理解してくれる人間がいれば…」
いるじゃないか目の前にーッ!(がたがたがた)(←コントローラーを引っ張る音)(壊れるぞ)
そこで割って入る、「その一人!この俺様がなってやろうじゃねぇか!」の一声。
「俺が貴様の刀となって貴様を守ってやる!誰もが屈服する理屈をもって、貴様の理想を打ち立てろ!」
おっとこらしい…。男が男に言うから格別に男らしい…。(惚)
強く賛同しつつ、ついでに、今感じているこれが近藤さんを伸し上げようとする土方さんの気持ちに近いのかなァと思いました。
少し違うか…なぁ。
ラストの解散宣言は、本気で胸が熱くなりました。
今までと違って哀しいとか切ないの混じらない、嬉しさによる感涙が浮かんだ。
「これをもって、我が紀州の勝利宣言とする!ここ紀州をあれだけ冷遇してくれた政府が、オレ達を見習わざるを得なかったんだぜ!これを勝利と呼ばずして、何が勝利なんだ?!政府の無能を笑い飛ばしながら、胸を張って解散しようぜ!」
カッコイイよ…!!惚れるよ…!!あなたについてきて本当によかったよ…!!
思えば政治家というものを、初めてカッコイイと思った。
更に思いがけず、自分自身も政治の面白さに触れられた気がする。
戦略とか複雑なことを考えるのが好きな人には、自分の力で情勢をより良い方向へ動かすなんて、たまんないだろうな〜と思います。(あ、政略…?戦略と政略って同じか)
そして何より胸に響いたラストの感謝の言葉。
「おまえがいてくれたからこそオレは…理だけではなく人の情にも通じることができたんだ」
嬉 し か っ た …。
山南さん切腹直後に自分が持った感想を咄嗟に思い出したのですよ。
あの違和感をすっかり忘れていたのは、時代を経て彼がいつの間にか少し優しい形に変化していたからで、そこに自分が少なからず影響していたというのが……素敵じゃない……。(至福)
主人公の「個ではなく万民を思うがあまり、誤解されることが多い人」という表現が、その時すんなりとハマりました。
そうそうそれそれ。陸奥ってつまりそういう人。
しかし主人公、陸奥にも辰巳にもずっと敬語だったな…。
このふたりにはもっと気安く接したかったので、そこだけはちょっとじれったかったです。
最後のスチルが三人仲良しで好かったvv
予想通り、最後まで時代の波に乗って駆け抜けた感じでした。
陸奥宗光って凄い人だったんだ!!とすごい根本的なところで感動してしまった。
新選組がらみの事件は既にけっこうマニアックなところまで知ってしまっているので、「おー忠実に作ってるなぁ」とか「あ〜あのエピソードは外すのかぁ」と今までのルートでは冷静だったのだけど、今回のルートの後半は無学故にすごく楽しめました。
前作、歴史をまるで知らないまま油小路事件に遭遇したときみたいだったよ…。
こんな人がこの時、日本にいたことが心底有難いです。
「開国攘夷の模範を示し日本外交が世界に誇れる一時代を築いた陸奥宗光こそ、攘夷志士の鑑といえるかもしれない」
って、最後の文章にものすごく共感した。
本当に、梅さんがやりたがっていたことそのままを成り代った感じで…もはや異世界のように遠く思える江戸時代から、こうして今の日本に繋がっているんだ、ということを心から実感できました。
「薩摩も長州も家柄に関係なく、能力を持った若い人材を立てたから、維新を成功させられた」んだというのに、そこから生まれた新政府は、薩長専横で進もうとする。
「新政府に先はないかもな。下手すりゃ建武中興の二の舞だ」
という陸奥の苦々しさが伝わってきて、最も先進的で有能な人が集まった結果がこれじゃ、日本もそのうち植民地化されて終わりかもな…と捨て鉢な気分になってきます。
でもそこで自暴自棄にならず、「オレ自らが自分の才覚に見合った場所を見つけるしかない」と動き続ける奴に惚れ惚れ。
「お前の前では愚痴らないように気をつけてるつもりなんだが…」と謝るけど、不満でも何でも、これくらい話してくれないようでは支えていくと決めた身としてかえって不安です。
梅さんが死んで以降しばらく、らしくないほど落ち込んでいたけれど、それで一皮向けたのか、本当にいい男になったよこの人…。(感慨)
「津田さんや辰巳がこの国の改革を理想的な形で進めてくれた。そしてこの国の人間は、そんなオレ達の期待に最高の形で応えてくれたんだ」
周りあってこその功績なんだと、こういう考え方を自然にできる人であったことに、気付ききれていなかった。
「今、国としてやるべきことは、兵力もろとも藩を解体して郡県制をしくことだ。いつまでも日本の国中に独自の理念で動く兵力を持たせとくなんざ、理解できねー」
江戸、京都、大阪を抑えてはいるものの、この頃はまだ日本国内バラバラで、いつまた内乱が起きても不思議じゃなかったのですね…。
半次郎さんルートで新政府と戦う側を見た後だったから、この視点の逆転が尚更面白かった。
政府を見限って行った紀州の改革は、眺めているだけでもお見事と息を呑む鮮やかさで、感動ものでした。
藩論を尊皇の開明派に仕上げて、四民平等を推し進め封建主義を排除、世襲家禄の敗訴から財政の不安まで払拭して、とうとうの、徴兵制の実現。
「これこそが富国強兵だ。権益に目がくらんだ中央の連中も、もはや無視できないだろ」
軍隊を眺める陸奥と辰巳の表情の清々しさが見ている側にも心地よくて、EDを迎えた今も、陸奥ルートの記憶として真っ先に浮かんできます。
すごいよね〜…重用されなければ、実力を持ってかくあるべき国の手本を作ってしまうんだもの。
梅さんが生きていたら、どんなにか喜んだろう。
後になって、「オレが真剣に学問を学び始めたのは、何を隠そう復讐のためだった」と紀州との確執を話してくれるのだけど、
「いつか見返してやるっていう思いだけが支えだった時もある。でも思い返してみれば、あの時の悔しさがあったからこそ、オレはここまでになれたのかもしれない。
「ここには津田さんや、今のオレを必要としてくれている人達がいる」
という考えの切り替え方にじんとしました。
規模が違うけど、例えば、褒め難い親を持った子供の考え方に似てるな、と。
恨みは消えない。された仕打ちは、きっと生涯忘れられない。
でもその過去があるからこそ、強く在れる。優しくできる。清濁合わせて人というものを冷静に見られる。辛さも痛みも、決して無駄じゃないんだと。
うん、やっぱり陸奥は自分にとって「人」として最も好きなタイプっぽい。
恨みすらエネルギーに変えて進める人。
辰巳も明るい性質だから、今回はルートそのものが風をきるように前向きで爽やかだった。
辰巳の成長ぶりも、頼もしい限りでした。
最初の頃なんか以前と今の「攘夷」の意味合いの差異すら理解していなかったのに、明治に入ってからの彼は今まで眠らせていた何かを解放したように知性的で逞しかった。
まだ彼を攻略していないのでよく知らないけど、花柳館時代は目標を持てない虚無感を常に漂わせてるような人だったから、活き活きと活躍する姿が嬉しかったです。
持ち前の面倒見の良さもあるし、あんな補佐的な役割、向いてたんだなぁ…。
というかこのルート、三人で生きる未来を得られるなんてめちゃめちゃ得じゃない?*・・*
今までは好きな人と一緒になれても、花柳館の面子と離れるのが淋しくて心残りだったから…個人的に一番頼りがいのある辰巳が一緒に陸奥を支えてくれることになるなんて、贅沢なくらい理想的です。
ひとりじゃ慰めきれなかったり、いい助言が浮かばなかったらヘルプ出せるもんね。
自分の相談にも乗ってもらえるし。(辰巳が大変)
イベントが前後するけど、天満屋事件直後の陸奥の消沈ぶりにはかなり揺さぶられました。
「新選組の山南に、御陵衛士の伊東、陸援隊の石川さん…そしてオレが心から尊敬していた才谷さん…。オレが認めた人達はみんな死んじまった。それはつまり…オレ自身も日本の歴史に必要とされちゃいないってことかもな」
らしくないこと言ーうーなーよー…!(半泣)
それだけの憎まれ者でありながら、あの梅さんがどれだけ高く評価してたと思う!
その志を受け継いで新たな歴史を実現できる人間だからこそ、今ここにあなたがいるんじゃないのさ!
そこで、泣いたような笑ったような顔で、「憎まれ者でいるのも…結構辛いものなんだぞ」。
……………あああ。可愛い。(エ)
というより、愛しい。なんて人間らしいやつなのかと。
「自分だけは否定したくない」と聞いたとき、まだよく知らない彼の心の傷と今に繋がる動力源を、ふと垣間見られた気がしました。
これもその片鱗のように感じて、自分の中の何かが共鳴した。
多分、「あ、同じ」と思った瞬間に、私の場合は「可愛い」という感想を持つんだと思います。
「おまえの言う通りさ。今までは、才谷さんが憎まれ者のオレを理解してくれていた。
「結局、オレの本質は憎まれ者でしかない。そんなオレに本気でついてこようって人間なんていやしねぇ…。オレは…ここまでの人間なんだろうか。せめて…せめて誰か一人でもオレのことを理解してくれる人間がいれば…」
いるじゃないか目の前にーッ!(がたがたがた)(←コントローラーを引っ張る音)(壊れるぞ)
そこで割って入る、「その一人!この俺様がなってやろうじゃねぇか!」の一声。
「俺が貴様の刀となって貴様を守ってやる!誰もが屈服する理屈をもって、貴様の理想を打ち立てろ!」
おっとこらしい…。男が男に言うから格別に男らしい…。(惚)
強く賛同しつつ、ついでに、今感じているこれが近藤さんを伸し上げようとする土方さんの気持ちに近いのかなァと思いました。
少し違うか…なぁ。
ラストの解散宣言は、本気で胸が熱くなりました。
今までと違って哀しいとか切ないの混じらない、嬉しさによる感涙が浮かんだ。
「これをもって、我が紀州の勝利宣言とする!ここ紀州をあれだけ冷遇してくれた政府が、オレ達を見習わざるを得なかったんだぜ!これを勝利と呼ばずして、何が勝利なんだ?!政府の無能を笑い飛ばしながら、胸を張って解散しようぜ!」
カッコイイよ…!!惚れるよ…!!あなたについてきて本当によかったよ…!!
思えば政治家というものを、初めてカッコイイと思った。
更に思いがけず、自分自身も政治の面白さに触れられた気がする。
戦略とか複雑なことを考えるのが好きな人には、自分の力で情勢をより良い方向へ動かすなんて、たまんないだろうな〜と思います。(あ、政略…?戦略と政略って同じか)
そして何より胸に響いたラストの感謝の言葉。
「おまえがいてくれたからこそオレは…理だけではなく人の情にも通じることができたんだ」
嬉 し か っ た …。
山南さん切腹直後に自分が持った感想を咄嗟に思い出したのですよ。
あの違和感をすっかり忘れていたのは、時代を経て彼がいつの間にか少し優しい形に変化していたからで、そこに自分が少なからず影響していたというのが……素敵じゃない……。(至福)
主人公の「個ではなく万民を思うがあまり、誤解されることが多い人」という表現が、その時すんなりとハマりました。
そうそうそれそれ。陸奥ってつまりそういう人。
しかし主人公、陸奥にも辰巳にもずっと敬語だったな…。
このふたりにはもっと気安く接したかったので、そこだけはちょっとじれったかったです。
最後のスチルが三人仲良しで好かったvv
陸奥陽之助ルート開始
十一章の途中、天満屋事件まで終了。
ものすごく引き込まれるルートでめちゃめちゃ驚いてます。
主人公の行動と自分の気持ちが寸分もブレない。
陸奥の価値観はおそらく攻略対象中もっとも現代人に近いものだから、賛同しやすいというのもあるし、キャラ自身の魅力にぐんぐん引っ張られていく感もある。
最初のイベントにどん退きしたくせに何故次を陸奥にしたのかというと、半次郎さんルートで感動しつつも思想面恋愛面イマイチ移入できず疲れ果ててEDロールを見送っていた折、人差し指を向けて不敵に笑ってる陸奥の顔が、何故だかすっごい癒しになったからだったりします。
こいつ相手だったら、好感度が上がろうが落ちようがお構いなしに言いたいこと言えるなァ……しかも立場上、戦争に加わらないで済むかもしれない……こいつと歩くのは爽快だろうなァ……と。
今回の主人公で自分がもっとも共感する点は、剣が好きじゃないところです。
何でもリアルに想像してしまう性質なので、刃物が飛び交う中に入って痛い思いをするのは絶対嫌だしそんな光景見たくもないし、そういうのは男の仕事であって女の関与するところではない、いくら好きな人のためでも戦争に参加するなんて御免、って意識が、けっこう根強くあって。
ところがさっき起きた天満屋事件では、何が何でもこいつについていって守ってやる、何があっても絶対に死なせない、と本気の本気で決意できてた。
というかあそこでついて行かなかったら奴の命を捨てることに繋がるので(非力だから)選択しようがないのだけど、大真面目に「この人に命も賭そう」と思えたのは今作中初めてです。
なぜなんだ最初はこんな最低野郎誰が付き合うかと思ってたのに。(自問)
大体、女を品定めなんかする下衆野郎は光源氏から始まって大嫌いです。
物じゃあるまいし、おこうさんにも絹緒さんにも乙乃さんにも失礼極まりない。
「こんな女」だの「こいつなんか」だの不当に人を貶めて、仮にも逢い引き中というときに出るのは女絡みの自慢話、挙句の果てに代金も支払わず茶屋に置いて逃げる。
よくぞここまで最低要素が揃ったもんだね。
沖田さんの声がかかったときは思わず薄く微笑みました。サ ヨ ナ ラ ☆(袖振)
…あのイベントの沖田さん、得意技が見たかったというよりは新選組を悪く言われて珍しく怒ってるよね。声の感じからして。
ところが、退かれることに慣れてるのか「お茶でもいれましょうか」と言っただけで「えっ?あ、ああ…」と驚いたり、不機嫌な顔をしても積極的に関ろうとしてくるあたりが、どうにも憎みきれず――思わず寛容になって大人の生暖かい目で見てやりたくなると言うか。
普通に喋るとすごくわかること言うんだよホント。
山南さんが切腹した後、「オレは才谷さんと違って新選組はあまり好きじゃない。剣に頼ってばかりの無頼と変わらないと思ってた。だが…」と語りだした内容が、自分が言っていたことまんまだったので、外から聞くと冷たく聞こえるもんだな…と思わず苦笑いでした。
「真に世を思うなら、個々の繋がりなど無視すりゃいいのさ。人は己の理想に誠実であればいい」
表現が率直すぎて怯むが異議なし。
言うは易し行うは難し、ということを思いやった上言ってるのがどうか知らないけれど。
時々、感情豊かな割に随分な合理主義だな、と警戒させられないでもないです。
自分の理想を既に確固として持っている人は、それくらい揺るがず立っているべきなのかもしれない。
何かを成し遂げるためには、何かが犠牲になる。
割り切って進まなければ、手に入らないものがある。中途半端は失敗のもと。
陸奥や石川さんの生き様を見ていると、潔いもんだなぁと思います。
庵さん菊さんと長州へ行って帰り、年を越してすぐイベント発生。
桂小五郎が庵さんに会ったついでに主人公の顔も見たいんだそうな。
菊さんのときもへーーと思ったけど、今回の主人公は実は長州のお姫様かなんかなんですかね。
確信に迫ったところでまた庵さんに追ん出されたのでわからず終い。
そのままお勝手に行ったら、なんと陸奥がおこうさんの台所仕事を手伝ってました。
それも、「野菜を洗ってくれる?」と言われたら「うん」、「包丁磨いでくれる?」と言われたら「お安いご用だよ」。
なんじゃその素直な態度は……。(ずごごごごごごご)
おこうさんに惚れてんのか。もしくは相手を見て態度変えてんのかお前…。
おこうさん曰く、「誰も見てないところではけっこう素直ないい子なのよ」だそうです。
むっかつく…。三木のときは切ないだけだったけど陸奥の場合はやたらむかつく…。
ここまで嫌いなタイプなのに嫌いきれないミラクルをこの時点では「奴の頭と顔を嫌いになれないのだ」と超表面的に解釈していました。
絵柄的に陸奥は器量がいい。顔のいいやつは得だ。
時経たずして、御陵衛士のお寺に招かれて辰兄とお出掛けしたら梅さんと陸奥に鉢合わせました。
顔ぶれが顔ぶれだけに、すぐさまその場は弁論大会に早変わり。
相変わらず傍若無人な物言いをしながらも、陸奥がこれからの日本を如何にすべきか流暢に語っていると、篠原さんと辰兄が「それって梅の受け売りじゃん」と笑い飛ばしました。
えーと今ここはどれほど立派な意見を述べられるかの舞台ではなくて、今後のより良き対策を論ずる場だったはずなんですが。
あまりに活き活きと語られる外交政策に、これほど自信があるんなら本当に日本は大丈夫だな…と悪い頭で感心していたところだっただけに(呑まれたとも言う)、いきなり軽度になった話題に対応しきれずぼんやりしていると、「受け売りと賛同の区別もつけられない馬鹿にこれ以上語る言葉はない」と啖呵をきって陸奥退出。
場の雰囲気は一気に盛り下がり、問題の引き合いに出された梅さんが、河田さんや勝先生の受け売りで今の自分があると話し、「人から疎まれてでも、理を正し続ける意志の強さを評価できるもんは、ここにはおらんのか?」と諭します。
いやあれは元々の性格じゃ…と思いつつも(笑)、反省した篠原さんおよび同じくその場で黙っていた御陵衛士の面々、辰兄とバラけて陸奥探し。
第一発見者はさすが仕事柄勘の鋭い主人公です。
狸寝入りする相手に「さっきはごめんなさい」と切りだすと、「誰も図星とか思ってないからな…」ときた。
エッ?と思わず首斜め。
「だから、別に落ち込んだりしてないんだぞ…。まして、オレから理屈を取り上げたら何も残らないなんて、絶対に思ってもいない」
何。どうしたのその可愛げ。
待て待て。話せばわかるよ。(後退)
「オレは自分が誰からも好かれちゃいないってことは、よくわかってるさ」
だからやめろってわかったってあんたの可愛さは十分伝わったから。
しかし「でもオレは、こういう性格を変えられないし、変える気もない」と意固地に主張し続ける下の下。
ちきしょーこういう拗ね方する奴大好きなんだって変なところで点数稼ぐな卑怯者…と思いがけない可愛げに当てられて盛大にうろたえるプレイヤー。
異性の色気で責められたら美学なんて脆いもの。(自分だけ)
でも、次の言葉には思わず真顔で俯いた。
「オレは決して、自分を否定することだけはしたくないから」
何だかんだ言って本質が近いのはこいつだと発覚。
…本当、なんかあると最終的にこればっかり言ってる気がする。
周囲と都合を合わせられない、自分を曲げられない不器用人間にとって、自分を否定することは大罪です。
某ハートの国のゲームをプレイできなかった理由を、「私にとって最も犯してはならない罪は『自分を嫌いになること』で、そうであった自分がどれだけ惨めで可哀相だったかどこかで覚えているから、それを嫌というほど言語化、体現してくる主人公は受け入れられなかった」と書いたことがあったけれど、その裏返しのように、私が特別好きになる女性って自分自身をやたら大事にするタイプばかりなんスよね。
気高く誇り高く多少わがままで高飛車でも堂々と「自分」を貫くタイプ。ローザとか葵さんとかロザリアとか典型。
常にそう在りたいと思って生きているから、他人でもそんな姿を最も尊く感じる。
陸奥はあまりに無礼でいけ好かない振る舞いをする「男」なので気づかなかったけど、性別のフィルターを取り去ればこれほど愛しい人格パターンはないはずなのでした。
なのでこのイベント以降、「嫌い」があっけなく「好き」に成り代ってました。(単純)
今回の近江屋事件では、中村さん、辰兄、咲彦、三郎さん、とかなりの人数が梅さんの亡骸を見ることになって辛かった。
「才谷さん?」と陸奥の声がしたときはもう…逃げたくなった。
死体にしがみついて、駄目ですよこんなところで、風邪引いてるんですから…って。うううううう。(泣)
「あの人がいなくなったら…日本の民はどうなるんだ。このオレは、どうすればいいんだよ…。
「…オレは絶対に許さない。必ず仇を取ってやる…。
「あいつは以前、才谷さんに恥をかかされた男だ。けど、こっちはやっと手に入れた船を沈められたんだぞ……あのくらいふんだくって当たり前だろうに…」
…こうなるって。(前記事宛)
今回ほど慈照さんの「さすがにまいってるみてぇだな…」が現実感を伴って聞こえたことはなかった。
山南さん。梅さん。石川さん。
馴染みの顔が、それもいい人ばかりが、次々に死んでいく。
こんな世の中間違ってる…と絶望していた矢先に、伊東さん、武雄さん、平助…。
このままこの人も消えちゃうんじゃないだろうか、と不安で離れ難くなるのも仕方ない。
そしたら、案の定の天満屋事件。
「仲間が命を懸けている時に、オレが何もしないわけにはいかんだろ。じゃあな、倫。お前はもう帰れ」
誰 が 帰 る か !
これ以上失ってたまるかよ斬り合い討死率百パーセントの軟弱者のくせに――っつ〜かホントに剣似合わないね君…へっぴり腰が目に見えるようだった…。(弱笑)
それでも「うるせぇ!誰がそんなこと頼んだよ」といっちょ前に拒む拒む。
「やめてくれ。おまえまで死んじまう…」にはおっそろしい庇護欲をかきたてられました。
芸術的なまでに逆効果だぜ陸奥さん!
大体あなたがいなくなったらマジで日本はどうなるんだよ陸奥陽之助のくせに無責任なこと言うんじゃねぇ!
で、危うく肇さんに斬られそうになりつつ撤退。
川沿いを歩いて帰っていたら、辰兄が迎えに現れました。
「何だ、こんなところにいやがったのか。心配させんじゃねぇよ」
新選組にいる咲彦を見た後だったから、ものすごく、ホッとした。
ものすごく引き込まれるルートでめちゃめちゃ驚いてます。
主人公の行動と自分の気持ちが寸分もブレない。
陸奥の価値観はおそらく攻略対象中もっとも現代人に近いものだから、賛同しやすいというのもあるし、キャラ自身の魅力にぐんぐん引っ張られていく感もある。
最初のイベントにどん退きしたくせに何故次を陸奥にしたのかというと、半次郎さんルートで感動しつつも思想面恋愛面イマイチ移入できず疲れ果ててEDロールを見送っていた折、人差し指を向けて不敵に笑ってる陸奥の顔が、何故だかすっごい癒しになったからだったりします。
こいつ相手だったら、好感度が上がろうが落ちようがお構いなしに言いたいこと言えるなァ……しかも立場上、戦争に加わらないで済むかもしれない……こいつと歩くのは爽快だろうなァ……と。
今回の主人公で自分がもっとも共感する点は、剣が好きじゃないところです。
何でもリアルに想像してしまう性質なので、刃物が飛び交う中に入って痛い思いをするのは絶対嫌だしそんな光景見たくもないし、そういうのは男の仕事であって女の関与するところではない、いくら好きな人のためでも戦争に参加するなんて御免、って意識が、けっこう根強くあって。
ところがさっき起きた天満屋事件では、何が何でもこいつについていって守ってやる、何があっても絶対に死なせない、と本気の本気で決意できてた。
というかあそこでついて行かなかったら奴の命を捨てることに繋がるので(非力だから)選択しようがないのだけど、大真面目に「この人に命も賭そう」と思えたのは今作中初めてです。
なぜなんだ最初はこんな最低野郎誰が付き合うかと思ってたのに。(自問)
大体、女を品定めなんかする下衆野郎は光源氏から始まって大嫌いです。
物じゃあるまいし、おこうさんにも絹緒さんにも乙乃さんにも失礼極まりない。
「こんな女」だの「こいつなんか」だの不当に人を貶めて、仮にも逢い引き中というときに出るのは女絡みの自慢話、挙句の果てに代金も支払わず茶屋に置いて逃げる。
よくぞここまで最低要素が揃ったもんだね。
沖田さんの声がかかったときは思わず薄く微笑みました。サ ヨ ナ ラ ☆(袖振)
…あのイベントの沖田さん、得意技が見たかったというよりは新選組を悪く言われて珍しく怒ってるよね。声の感じからして。
ところが、退かれることに慣れてるのか「お茶でもいれましょうか」と言っただけで「えっ?あ、ああ…」と驚いたり、不機嫌な顔をしても積極的に関ろうとしてくるあたりが、どうにも憎みきれず――思わず寛容になって大人の生暖かい目で見てやりたくなると言うか。
普通に喋るとすごくわかること言うんだよホント。
山南さんが切腹した後、「オレは才谷さんと違って新選組はあまり好きじゃない。剣に頼ってばかりの無頼と変わらないと思ってた。だが…」と語りだした内容が、自分が言っていたことまんまだったので、外から聞くと冷たく聞こえるもんだな…と思わず苦笑いでした。
「真に世を思うなら、個々の繋がりなど無視すりゃいいのさ。人は己の理想に誠実であればいい」
表現が率直すぎて怯むが異議なし。
言うは易し行うは難し、ということを思いやった上言ってるのがどうか知らないけれど。
時々、感情豊かな割に随分な合理主義だな、と警戒させられないでもないです。
自分の理想を既に確固として持っている人は、それくらい揺るがず立っているべきなのかもしれない。
何かを成し遂げるためには、何かが犠牲になる。
割り切って進まなければ、手に入らないものがある。中途半端は失敗のもと。
陸奥や石川さんの生き様を見ていると、潔いもんだなぁと思います。
庵さん菊さんと長州へ行って帰り、年を越してすぐイベント発生。
桂小五郎が庵さんに会ったついでに主人公の顔も見たいんだそうな。
菊さんのときもへーーと思ったけど、今回の主人公は実は長州のお姫様かなんかなんですかね。
確信に迫ったところでまた庵さんに追ん出されたのでわからず終い。
そのままお勝手に行ったら、なんと陸奥がおこうさんの台所仕事を手伝ってました。
それも、「野菜を洗ってくれる?」と言われたら「うん」、「包丁磨いでくれる?」と言われたら「お安いご用だよ」。
なんじゃその素直な態度は……。(ずごごごごごごご)
おこうさんに惚れてんのか。もしくは相手を見て態度変えてんのかお前…。
おこうさん曰く、「誰も見てないところではけっこう素直ないい子なのよ」だそうです。
むっかつく…。三木のときは切ないだけだったけど陸奥の場合はやたらむかつく…。
ここまで嫌いなタイプなのに嫌いきれないミラクルをこの時点では「奴の頭と顔を嫌いになれないのだ」と超表面的に解釈していました。
絵柄的に陸奥は器量がいい。顔のいいやつは得だ。
時経たずして、御陵衛士のお寺に招かれて辰兄とお出掛けしたら梅さんと陸奥に鉢合わせました。
顔ぶれが顔ぶれだけに、すぐさまその場は弁論大会に早変わり。
相変わらず傍若無人な物言いをしながらも、陸奥がこれからの日本を如何にすべきか流暢に語っていると、篠原さんと辰兄が「それって梅の受け売りじゃん」と笑い飛ばしました。
えーと今ここはどれほど立派な意見を述べられるかの舞台ではなくて、今後のより良き対策を論ずる場だったはずなんですが。
あまりに活き活きと語られる外交政策に、これほど自信があるんなら本当に日本は大丈夫だな…と悪い頭で感心していたところだっただけに(呑まれたとも言う)、いきなり軽度になった話題に対応しきれずぼんやりしていると、「受け売りと賛同の区別もつけられない馬鹿にこれ以上語る言葉はない」と啖呵をきって陸奥退出。
場の雰囲気は一気に盛り下がり、問題の引き合いに出された梅さんが、河田さんや勝先生の受け売りで今の自分があると話し、「人から疎まれてでも、理を正し続ける意志の強さを評価できるもんは、ここにはおらんのか?」と諭します。
いやあれは元々の性格じゃ…と思いつつも(笑)、反省した篠原さんおよび同じくその場で黙っていた御陵衛士の面々、辰兄とバラけて陸奥探し。
第一発見者はさすが仕事柄勘の鋭い主人公です。
狸寝入りする相手に「さっきはごめんなさい」と切りだすと、「誰も図星とか思ってないからな…」ときた。
エッ?と思わず首斜め。
「だから、別に落ち込んだりしてないんだぞ…。まして、オレから理屈を取り上げたら何も残らないなんて、絶対に思ってもいない」
何。どうしたのその可愛げ。
待て待て。話せばわかるよ。(後退)
「オレは自分が誰からも好かれちゃいないってことは、よくわかってるさ」
だからやめろってわかったってあんたの可愛さは十分伝わったから。
しかし「でもオレは、こういう性格を変えられないし、変える気もない」と意固地に主張し続ける下の下。
ちきしょーこういう拗ね方する奴大好きなんだって変なところで点数稼ぐな卑怯者…と思いがけない可愛げに当てられて盛大にうろたえるプレイヤー。
異性の色気で責められたら美学なんて脆いもの。(自分だけ)
でも、次の言葉には思わず真顔で俯いた。
「オレは決して、自分を否定することだけはしたくないから」
何だかんだ言って本質が近いのはこいつだと発覚。
…本当、なんかあると最終的にこればっかり言ってる気がする。
周囲と都合を合わせられない、自分を曲げられない不器用人間にとって、自分を否定することは大罪です。
某ハートの国のゲームをプレイできなかった理由を、「私にとって最も犯してはならない罪は『自分を嫌いになること』で、そうであった自分がどれだけ惨めで可哀相だったかどこかで覚えているから、それを嫌というほど言語化、体現してくる主人公は受け入れられなかった」と書いたことがあったけれど、その裏返しのように、私が特別好きになる女性って自分自身をやたら大事にするタイプばかりなんスよね。
気高く誇り高く多少わがままで高飛車でも堂々と「自分」を貫くタイプ。ローザとか葵さんとかロザリアとか典型。
常にそう在りたいと思って生きているから、他人でもそんな姿を最も尊く感じる。
陸奥はあまりに無礼でいけ好かない振る舞いをする「男」なので気づかなかったけど、性別のフィルターを取り去ればこれほど愛しい人格パターンはないはずなのでした。
なのでこのイベント以降、「嫌い」があっけなく「好き」に成り代ってました。(単純)
今回の近江屋事件では、中村さん、辰兄、咲彦、三郎さん、とかなりの人数が梅さんの亡骸を見ることになって辛かった。
「才谷さん?」と陸奥の声がしたときはもう…逃げたくなった。
死体にしがみついて、駄目ですよこんなところで、風邪引いてるんですから…って。うううううう。(泣)
「あの人がいなくなったら…日本の民はどうなるんだ。このオレは、どうすればいいんだよ…。
「…オレは絶対に許さない。必ず仇を取ってやる…。
「あいつは以前、才谷さんに恥をかかされた男だ。けど、こっちはやっと手に入れた船を沈められたんだぞ……あのくらいふんだくって当たり前だろうに…」
…こうなるって。(前記事宛)
今回ほど慈照さんの「さすがにまいってるみてぇだな…」が現実感を伴って聞こえたことはなかった。
山南さん。梅さん。石川さん。
馴染みの顔が、それもいい人ばかりが、次々に死んでいく。
こんな世の中間違ってる…と絶望していた矢先に、伊東さん、武雄さん、平助…。
このままこの人も消えちゃうんじゃないだろうか、と不安で離れ難くなるのも仕方ない。
そしたら、案の定の天満屋事件。
「仲間が命を懸けている時に、オレが何もしないわけにはいかんだろ。じゃあな、倫。お前はもう帰れ」
誰 が 帰 る か !
これ以上失ってたまるかよ斬り合い討死率百パーセントの軟弱者のくせに――っつ〜かホントに剣似合わないね君…へっぴり腰が目に見えるようだった…。(弱笑)
それでも「うるせぇ!誰がそんなこと頼んだよ」といっちょ前に拒む拒む。
「やめてくれ。おまえまで死んじまう…」にはおっそろしい庇護欲をかきたてられました。
芸術的なまでに逆効果だぜ陸奥さん!
大体あなたがいなくなったらマジで日本はどうなるんだよ陸奥陽之助のくせに無責任なこと言うんじゃねぇ!
で、危うく肇さんに斬られそうになりつつ撤退。
川沿いを歩いて帰っていたら、辰兄が迎えに現れました。
「何だ、こんなところにいやがったのか。心配させんじゃねぇよ」
新選組にいる咲彦を見た後だったから、ものすごく、ホッとした。
中村半次郎ED
次の狙いは相馬さんにする予定だったのだけど、またしても途中で軌道変更、半次郎さんルートです。
だってこの人、ちょっと日常会話を交わしただけでいい気分を残していってくれるんだものー!
男っぷりがいいというのか、快活で爽やかでかっこいい。
絹緒さんの琴の音に聞き入っていたのを「眠ってるのかと思った」と言ったら、「ははは、これでも目は開いているのだよ」、顔を合わせて「洗濯日和ですね」と挨拶したら、「ははは、今日はおこうさんと洗濯で大忙しだな」。
いつでも朗らか、いつでも笑顔。
温暖な気候の土地で育った人らしい穏やかな魅力です。
お買い物に付き合ったら、ごくごく気軽なそぶりで贈り物を見立ててくれたりとか…こういうことを自然にできるのって、いい男だよなぁ。
「男が恥を忍んでの贈り物だ。素直に受け取ってもらえるとありがたい」と押して、「そうか、もらってもらえるか。ありがとう」ってお礼まで言っちゃうんだよ。
陸奥なんかとは雲泥の差だよね!(爽笑)(←『下の下』イベントでどん退きした人)
あえてこちらから訊かなくても、自分の生い立ちや価値観をどんどん語ってくれるオープンさも嬉しかった。
「馬鹿の一念というものだ」なんて、素敵だったなぁ。
間違っても卑屈にはなり得ない、日本人らしい美しい謙虚さを持っておられる方だと思います。
一番深く考えさせられたのは、御陵衛士残党が沖田さんを強襲した際、中村さんが言った言葉。
「恨みにかられた人間は、独善的になりやすい。私怨で剣を抜くのは愚かな行為だ。後の世のために剣を抜くのならば、せめてもの言い訳、償いにもなるというものだろう」
私怨で剣を抜くこと――つまり仇討ちは本当に愚かなことのか、未だ私には判断できません。
果たして自分は、大事な人を騙し討ちされて泣き寝入りできるのか…と考えると、正直、無理な気がする。
御陵衛士のあれはやり方がまずかったけど、例えば彼らが非力な女の身であったら、卑怯だろうと見苦しかろうと、私は批判できないと思います。
近藤さんが斬首される折にも、新選組から離れた立場にいると「土佐藩の怒りももっともだな」と呑みこんでしまえるものがあったくらいだから。
「そんなことをしても周りを発奮させるだけだ」と中村さんは戒めたけれど、でも、それで恨みが収まるのならいいじゃありませんか、とどこか冷ややかな考えが、頭をよぎらないでもなかった。
あなたが誰かに裏切られて死んだら、私も同じことをしかねませんよと。
その行為が今以上に正当化されていた時代だからこそ、彼の達観した物言いは印象的でした。
そういえば、後半では板垣退助が活躍しだして、「ようやく彼の思い描いた理想の世に一歩近づいたのだ。その変革の道を脅かす可能性のあるものならば、私は何一つ見逃すつもりはない」「今こそ、彼の仇を討つ時だ!徹底的に潰してやれ!」と叫んでいたけど、その「彼」って坂本龍馬だよね…!うわあん!(感涙)
花柳館に帰って庵さんと話した場面が、すごく記憶に残っています。
「庵さんは…私怨で剣を抜くことができますか?」
「心の中では常に抜き身の刀が、斬るべき相手を探してさまよってはいるがな…。私怨であるか否かの判断など、当の本人にできはしない」
本当に…難しい時代。
「みんな、誰しも辛い思いをしている。それぞれの立場で苦しんで生きているのだ」(by中村さん)って。
どうしたらそれを、ひとときも忘れずにいられるんだろうな。
「焦らず、考えるのをやめぬこと。それだけを心がけていれば、いずれ必ず道は見つかるはずだ」
ゲームから離れても、今の自分を力強く支えてくれる助言でした。
と、恋愛面とは別のところでも色々思わせられたのだけど、今回は三郎さん菊さんのときとは桁違いに糖度も高くて、調子が狂って照れっぱなしでした。
本当のところ、自分は多少手にかかる甘ったれた男のほうが好きなので男の鑑のような中村さんに恋愛感情は持てなかったのだけど、どこまでも大人っぽい彼の物言いには始終ぐっときてた。
「きみは美しい。花柳館へ行く楽しみも増えるというものだ」とか「簡単な理由だ。ここへ来れば、きみに会えるからな」とか、とにかく躊躇せず一直線。
「ようやく、本来の笑顔が戻ってきたようだな。とても美しい笑顔だ」
「あ……そ、そんな」
「どうだろう。少し俺と歩いてみないかね」
の流れには、うっわおーとーなー!///;と感服でした。
プロポースへの持っていき方がまた粋で…。
「そんな生活は…嫌かね?」って、何を物静かに言いだすのかと…!
主人公の返事も、プレイヤーが驚くほどひるまず真直ぐで可愛かった。
清らかで落ち着いていて、いかにも武士と大和撫子の恋愛だ。
「うむ、いい答えだ。今日はよく眠れそうだよ」「お役に立てて光栄です」なんか、このふたりならではのチャーミングさだと思いました。お似合い♪
あーあと、「男が男を磨くことが義務であるように、女もまた女を磨くことは義務ではないかな」って、うわあ言われてみれば本当にそうだな(冷汗)と思いましたです。
いいとこ突くな半次郎さん…。
しかし無事EDを迎えて振り返ると、今回は己のファザコンぶりを思い知る庵さんが恋しいよルートだった。
だって……!何も!庵さん自ら!譲りに向かわれることないじゃないですか!(涙涙涙)
表向きは厳しくとも内面的にはけっこう可愛がってもらってるよな、と信じてはいたけれど、「あの子の居場所を逐一把握しておかなきゃ落ち着かねぇ…これが過保護じゃなくて何なんだ?」と慈照さんが指摘するほど気にしてもらってるとは思わなかった。
危険な任務のときは後ろからこっそりついてきてくれるし。(笑)
伏見に連れて行かれたときは、「守るものがなくなった今、死に場所を求め再びさまようのも、悪くはないかもしれんな」という呟きに激しく狼狽し、「倫、達者でな」という挨拶に内心で悲鳴をあげ、「あなたが大事にしていた宝、確かにお受け取りしました」という中村さんのシメに半泣きになりました。
どっちにも慈しまれすぎだよ自分!馬鹿!幸せ者!(動転)
まさか明治十年までいくとは思わなかったので途中何度も集中力が切れかけたけれど、徴兵令に対する違和感とか士族廃絶に向かう世の中を体感できたのはすごく稀有で興味深いものでした。
その中でも武士として生きることを貫いた中村さんは、最期まで本当に美しく、かっこよかった。
あの壮絶な終わりと、浮かんだ穏やかで懐かしい風景と、母親としての叫び、あがった泣き声…。
とても綺麗な流れだった。
今までで一番、EDロールの切ない旋律が胸に染みました。
でもエピローグでは爆笑しました。
庵さんが大好きだよ愛してるよホント…。(大笑)
だってこの人、ちょっと日常会話を交わしただけでいい気分を残していってくれるんだものー!
男っぷりがいいというのか、快活で爽やかでかっこいい。
絹緒さんの琴の音に聞き入っていたのを「眠ってるのかと思った」と言ったら、「ははは、これでも目は開いているのだよ」、顔を合わせて「洗濯日和ですね」と挨拶したら、「ははは、今日はおこうさんと洗濯で大忙しだな」。
いつでも朗らか、いつでも笑顔。
温暖な気候の土地で育った人らしい穏やかな魅力です。
お買い物に付き合ったら、ごくごく気軽なそぶりで贈り物を見立ててくれたりとか…こういうことを自然にできるのって、いい男だよなぁ。
「男が恥を忍んでの贈り物だ。素直に受け取ってもらえるとありがたい」と押して、「そうか、もらってもらえるか。ありがとう」ってお礼まで言っちゃうんだよ。
陸奥なんかとは雲泥の差だよね!(爽笑)(←『下の下』イベントでどん退きした人)
あえてこちらから訊かなくても、自分の生い立ちや価値観をどんどん語ってくれるオープンさも嬉しかった。
「馬鹿の一念というものだ」なんて、素敵だったなぁ。
間違っても卑屈にはなり得ない、日本人らしい美しい謙虚さを持っておられる方だと思います。
一番深く考えさせられたのは、御陵衛士残党が沖田さんを強襲した際、中村さんが言った言葉。
「恨みにかられた人間は、独善的になりやすい。私怨で剣を抜くのは愚かな行為だ。後の世のために剣を抜くのならば、せめてもの言い訳、償いにもなるというものだろう」
私怨で剣を抜くこと――つまり仇討ちは本当に愚かなことのか、未だ私には判断できません。
果たして自分は、大事な人を騙し討ちされて泣き寝入りできるのか…と考えると、正直、無理な気がする。
御陵衛士のあれはやり方がまずかったけど、例えば彼らが非力な女の身であったら、卑怯だろうと見苦しかろうと、私は批判できないと思います。
近藤さんが斬首される折にも、新選組から離れた立場にいると「土佐藩の怒りももっともだな」と呑みこんでしまえるものがあったくらいだから。
「そんなことをしても周りを発奮させるだけだ」と中村さんは戒めたけれど、でも、それで恨みが収まるのならいいじゃありませんか、とどこか冷ややかな考えが、頭をよぎらないでもなかった。
あなたが誰かに裏切られて死んだら、私も同じことをしかねませんよと。
その行為が今以上に正当化されていた時代だからこそ、彼の達観した物言いは印象的でした。
そういえば、後半では板垣退助が活躍しだして、「ようやく彼の思い描いた理想の世に一歩近づいたのだ。その変革の道を脅かす可能性のあるものならば、私は何一つ見逃すつもりはない」「今こそ、彼の仇を討つ時だ!徹底的に潰してやれ!」と叫んでいたけど、その「彼」って坂本龍馬だよね…!うわあん!(感涙)
花柳館に帰って庵さんと話した場面が、すごく記憶に残っています。
「庵さんは…私怨で剣を抜くことができますか?」
「心の中では常に抜き身の刀が、斬るべき相手を探してさまよってはいるがな…。私怨であるか否かの判断など、当の本人にできはしない」
本当に…難しい時代。
「みんな、誰しも辛い思いをしている。それぞれの立場で苦しんで生きているのだ」(by中村さん)って。
どうしたらそれを、ひとときも忘れずにいられるんだろうな。
「焦らず、考えるのをやめぬこと。それだけを心がけていれば、いずれ必ず道は見つかるはずだ」
ゲームから離れても、今の自分を力強く支えてくれる助言でした。
と、恋愛面とは別のところでも色々思わせられたのだけど、今回は三郎さん菊さんのときとは桁違いに糖度も高くて、調子が狂って照れっぱなしでした。
本当のところ、自分は多少手にかかる甘ったれた男のほうが好きなので男の鑑のような中村さんに恋愛感情は持てなかったのだけど、どこまでも大人っぽい彼の物言いには始終ぐっときてた。
「きみは美しい。花柳館へ行く楽しみも増えるというものだ」とか「簡単な理由だ。ここへ来れば、きみに会えるからな」とか、とにかく躊躇せず一直線。
「ようやく、本来の笑顔が戻ってきたようだな。とても美しい笑顔だ」
「あ……そ、そんな」
「どうだろう。少し俺と歩いてみないかね」
の流れには、うっわおーとーなー!///;と感服でした。
プロポースへの持っていき方がまた粋で…。
「そんな生活は…嫌かね?」って、何を物静かに言いだすのかと…!
主人公の返事も、プレイヤーが驚くほどひるまず真直ぐで可愛かった。
清らかで落ち着いていて、いかにも武士と大和撫子の恋愛だ。
「うむ、いい答えだ。今日はよく眠れそうだよ」「お役に立てて光栄です」なんか、このふたりならではのチャーミングさだと思いました。お似合い♪
あーあと、「男が男を磨くことが義務であるように、女もまた女を磨くことは義務ではないかな」って、うわあ言われてみれば本当にそうだな(冷汗)と思いましたです。
いいとこ突くな半次郎さん…。
しかし無事EDを迎えて振り返ると、今回は己のファザコンぶりを思い知る庵さんが恋しいよルートだった。
だって……!何も!庵さん自ら!譲りに向かわれることないじゃないですか!(涙涙涙)
表向きは厳しくとも内面的にはけっこう可愛がってもらってるよな、と信じてはいたけれど、「あの子の居場所を逐一把握しておかなきゃ落ち着かねぇ…これが過保護じゃなくて何なんだ?」と慈照さんが指摘するほど気にしてもらってるとは思わなかった。
危険な任務のときは後ろからこっそりついてきてくれるし。(笑)
伏見に連れて行かれたときは、「守るものがなくなった今、死に場所を求め再びさまようのも、悪くはないかもしれんな」という呟きに激しく狼狽し、「倫、達者でな」という挨拶に内心で悲鳴をあげ、「あなたが大事にしていた宝、確かにお受け取りしました」という中村さんのシメに半泣きになりました。
どっちにも慈しまれすぎだよ自分!馬鹿!幸せ者!(動転)
まさか明治十年までいくとは思わなかったので途中何度も集中力が切れかけたけれど、徴兵令に対する違和感とか士族廃絶に向かう世の中を体感できたのはすごく稀有で興味深いものでした。
その中でも武士として生きることを貫いた中村さんは、最期まで本当に美しく、かっこよかった。
あの壮絶な終わりと、浮かんだ穏やかで懐かしい風景と、母親としての叫び、あがった泣き声…。
とても綺麗な流れだった。
今までで一番、EDロールの切ない旋律が胸に染みました。
でもエピローグでは爆笑しました。
庵さんが大好きだよ愛してるよホント…。(大笑)
鹿取菊千代ED
昨晩EDを迎えました。
よ か っ た …!!!
ベッドに入っても余韻でなかなか寝付かれず、起きてからも延々イベント回顧ばかりしていて、また次の人に進めません。恋華ってば!
山崎さん相手のときは見えなかった心の傷や迷い、本音、真意がわかって、姐さんがますます大好きになりました。
性格の根底は女、つまり山崎烝みたいだけど、自分に本当に深いところを見せてくれたのは菊さんのほうだったので、山崎さんの方が幻影のように思えます。
あの人があんなあけすけに接してくれるなんて思わなかったよ…。
やはり自分がふたりいるのはおかしいので、弥兵衛さん(まだ途中だけど)と三郎さんのルートでは引継ぎ先を山南さんにして、鈴花には早々に退場してもらってました。
でも今回は、梅さんで引き継ぐと良いEDを見られると小耳に挟んだので恐る恐る試してみた。
結果、本当に良かったです。
恋華の引継ぎって、変にラブラブな二人を見せ付けられたりするわけじゃなく、あくまでおまけなのね。
前作ではわからなかった側面をちょろっと見せてくれるというか。
良かった〜、水旋2の時は引継いでもないのにさんざ苛立たされたから…。^^;
前作で使っていた名前は新選組隊士だったときのものなので、今回は珍しくデフォルト名+本名という組み合わせでプレイしています。
庵さんがつけてくれたものだから、拘ることはないかなと♪
今回は長州に行けたのがある意味で嬉しく、ある意味で辛かったです。
というのも、続編発売が決まるまでと、決まってから情報が出るまでの期間、ずーーっと長州藩で妄想していたものだから、人物に対する思い入れが桁外れに強くなっていた。
自分、特に栄太と義助が大好きなんすよ…。(吉田稔麿と久坂玄瑞)
そのふたりが立て続けに亡くなった後の高杉さんに会って、疑念や憤りをぶつけられた上(いやぶつけられたのは庵さんと菊さんだけど)自分はよりによって新選組隊士と行動しているなんて、ち、違う…自分がいるべきはこっちじゃないはずなのに…。(混乱)
吉田松陰の唱えた意味を持つ「尊王攘夷」を自分があの時代に持っていたら、ワイドな視点で世界を見るより忠誠を優先して命令どおり人殺しする新選組は、きっと本気で疎ましかった。
前作で山南さん、平助のルート以外にうまく移入できなかったのは、その道を進む鈴花と自分の価値観に隔たりがあったからだと思います。
いくら仲間が大事でも、自分は戦いたくないし傷つけあいたくない、赤心を持って偽りのない言葉を交わせば人間同士わかりあえないことなどないと信じたい、古木に執着して新芽を潰したくない、足踏みを止めて進みたい。
過激派の長州とは合うようで合ってないけど(笑)、とにかく少なくとも自分は、忠義より理想を優先させたい人間なのでした。
そこで、客観的な思想も仲間も捨てられず板挟みで自滅してしまった山南さんがはがゆく思われる…と以前日記に書いたふうに、実は山崎さんも同じズレを感じていたことがこのルートで初めてわかりました。
「きみには他人を蹴落とし、死に至らしめることを自分自身に納得させられるだけの信念はない。
「花柳館のような場所の方がお似合いだ。無理に武士として生きるよりはな。
「自分自身が何者であるかもわかっていない者が、自分自身の夢など考えられるわけはない。
「答えの出ないまま、ここへ来ることは絶対に許さない」
受け入れようとしているのに、容赦なく厳しい庵さんの言葉。
前作の攻略対象の中では確か最年長(?)だった菊さんが、このあたりでは心許ない少年のように見えました。
「報復は報復を呼び、その連鎖は簡単に断ち切ることなんでできない。
「俺、ホントは人を疑ったり、陥れたり、傷つけたりなんてこと、大嫌いなんだ。
「アイツを憎んでいるのは確かだけど…でも、そんな俺だって…アイツみたいに何十人もの人間から、憎まれているんだろうな…」
前作、もやもやと持っていた違和感がはっきりした。
そうなんだよ姐さんは人が好きで優しくて暖かくて優しくて、新選組が血で汚れれば汚れるほど決定的に場違いなんだよ。
主人公が感じたとおり、世界中の人がこうだったらどんなに平和だろうという懐深さと思いやりの持ち主。
会津藩邸、近江屋、油小路、天満屋…と事件が続いて、徐々に笑みが失われていって、思いつめた顔で例えばの話を漏らすようになって、見かねて雪山に連れて行ったときの場面が、すごく綺麗で印象的だった。
「生きていると色々あるって言うけどさ、楽しかったことより悲しかったことの方が心に残るのは、なぜなんだろうね」
あの姐さんが淋しげにこんなことを言うなんて…!
それにしても真っ白の中に美青年を立たせるとなんて絵になるんだろう…!(趣旨違う)
この状況で、このままふたりで遠い世界に逃げてしまおうかなんて誘いが魅力的すぎます。
「どうかな?」に本気ですか?と応えた後の
「あれ…本気に見えない?」
にすっごいときめいた。
てっきり「冗談だよ」と笑われると思った。///
この後も、「本気だったら?」「例えばの話さ」と引かないで訊き通してくれるし。
少し前までは、「将を射んと欲すれば…」と口ずさんで屯所に誘う人だったのに(庵さん目当てってことだよなコレ)ねー…。
初めて、ああすごく好かれてるor信頼されてるんだなと感じたのは近江屋事件のときでした。
真直ぐ、自分だけに、「アンタには信じてほしいの。アンタにだけは…」と繰り返してくれて。
疑うわけないじゃないかそんな真摯に訴えられて!(涙目)
余談だけど、このイベントでやっと辰巳、咲彦と三人で仕事できたのが嬉しかった。
あんまりまとまった行動しないよね、花柳館の面子。(・・)
辰巳の「例え血の跡しか残っていなくても、この目で見ておきたい。梅が最期を迎えた場所を、な」にちょっと感動。
行く前は「酒飲み友達がひとり減っちまうのもつまらねえ」とかなんとか言ってたくせに。
初回プレイで「俺は今、梅の野郎と飲んでんだ。ほっといてくれ」と言うのを聞いたときも、しゅんときたな〜…。
前半はコミカルなイベントも多々あって楽しかったです。
石川さんの笑顔写真のネタがくるとは思わなかった♪
あれがとても珍しいことは知ってたけど、本当にずーっと笑顔でいなきゃならなかったんだなぁ。
京で一番美味しい甘いものを調達してくる力比べは、前作で近藤さんが「おいしい甘味を知りたかったら頼るべきは女性」と言っていたので、即「近場で調査」を選んで大当たりでした。
土方さんとの人気比べは、主人公の毒舌に笑った。
「そう気を落とさないでください。何を根拠にそこまで自信を持っていたか知りませんけど、土方さん相手じゃ分が悪すぎですよ」
慰めになってないよ!!(爆)
しかし45対5はプレイヤーも驚きの数字だった。
認知度が違うというのはまぁそうなんだろうけど、近藤さんみたいにしょっちゅう島原に来ている人ってわけじゃないのに。
知らない人に聞いたんだからこんな調査意味がない、私だったら菊さんに一票入れますよと言う励ましは大変上手でした。
「…ありがとう。最高だよ、きみは」
の一言と思いがけないほっぺちゅースチルにキュン。ラッキー…。///
そして一番インパクトがあった、ED間際のサノパチ乱入イベント。(笑)
やつらも好いが悩める菊さんがすごい好かった。
「いや、庵さんがなんと言おうと俺の本質が変わるわけじゃないし」云々と、まぁこんがらがっちゃって、らしくない!
そうやってウジウジ悩む男、色っぽくて大好きなんだってば!(個人的叫び)
主人公が頑と押していて、あちらが始終負けているのがかなり好きです。
「わたしはとりあえずな人とお見合いなんかしたくないです」「わ、わかったよ」とか。(笑)
あと左之の「おまえも男なら一気にガーッと押し切って、ババーンとやってやれ!」がすっげーー楽しそうな声でウケた。
お見合い承諾したら八ちゃんまで「おい、聞いたか山崎?」ってものすごい嬉しそうだし。
あなた方輝いてるよ…。
「そろそろ、ホントの意味で自分勝手に生きてみちゃどうだ?」
「俺たちの絆は新選組抜きで成り立たねーほど安っぽいもんじゃねーだろ。ただつるむだけが仲間じゃねェさ」
伊東さんたちを脱退させたときと同じ優しさ、懐かしい雰囲気。*^^*
後押しされたのに、これが決め手になったように仲間を選んでしまう菊さんがリアルだった。
ラストは、とにもかくにも主人公が最高にかっこよかったです。
怖くてしょうがないのに戦場を駆け回って、土方さんに面前きって「鹿取菊千代をわたしにください!」。
肇さんや咲彦と戦えるのかと問われれば、つまらないことを訊くなと言わんばかりにきっぱり、
「そんな覚悟はありません。でも、死んでも菊さんのそばにいる決意はあります!」
愛のためなら命がけ、これぞ正に女…!
例えるなら、危機に晒された子供の元に駆けつける母親のごとき無敵っぷりでした。
愛じゃねーのー?(by左之)
そして、菊さんの洋装がかっこよかった!
よ か っ た …!!!
ベッドに入っても余韻でなかなか寝付かれず、起きてからも延々イベント回顧ばかりしていて、また次の人に進めません。恋華ってば!
山崎さん相手のときは見えなかった心の傷や迷い、本音、真意がわかって、姐さんがますます大好きになりました。
性格の根底は女、つまり山崎烝みたいだけど、自分に本当に深いところを見せてくれたのは菊さんのほうだったので、山崎さんの方が幻影のように思えます。
あの人があんなあけすけに接してくれるなんて思わなかったよ…。
やはり自分がふたりいるのはおかしいので、弥兵衛さん(まだ途中だけど)と三郎さんのルートでは引継ぎ先を山南さんにして、鈴花には早々に退場してもらってました。
でも今回は、梅さんで引き継ぐと良いEDを見られると小耳に挟んだので恐る恐る試してみた。
結果、本当に良かったです。
恋華の引継ぎって、変にラブラブな二人を見せ付けられたりするわけじゃなく、あくまでおまけなのね。
前作ではわからなかった側面をちょろっと見せてくれるというか。
良かった〜、水旋2の時は引継いでもないのにさんざ苛立たされたから…。^^;
前作で使っていた名前は新選組隊士だったときのものなので、今回は珍しくデフォルト名+本名という組み合わせでプレイしています。
庵さんがつけてくれたものだから、拘ることはないかなと♪
今回は長州に行けたのがある意味で嬉しく、ある意味で辛かったです。
というのも、続編発売が決まるまでと、決まってから情報が出るまでの期間、ずーーっと長州藩で妄想していたものだから、人物に対する思い入れが桁外れに強くなっていた。
自分、特に栄太と義助が大好きなんすよ…。(吉田稔麿と久坂玄瑞)
そのふたりが立て続けに亡くなった後の高杉さんに会って、疑念や憤りをぶつけられた上(いやぶつけられたのは庵さんと菊さんだけど)自分はよりによって新選組隊士と行動しているなんて、ち、違う…自分がいるべきはこっちじゃないはずなのに…。(混乱)
吉田松陰の唱えた意味を持つ「尊王攘夷」を自分があの時代に持っていたら、ワイドな視点で世界を見るより忠誠を優先して命令どおり人殺しする新選組は、きっと本気で疎ましかった。
前作で山南さん、平助のルート以外にうまく移入できなかったのは、その道を進む鈴花と自分の価値観に隔たりがあったからだと思います。
いくら仲間が大事でも、自分は戦いたくないし傷つけあいたくない、赤心を持って偽りのない言葉を交わせば人間同士わかりあえないことなどないと信じたい、古木に執着して新芽を潰したくない、足踏みを止めて進みたい。
過激派の長州とは合うようで合ってないけど(笑)、とにかく少なくとも自分は、忠義より理想を優先させたい人間なのでした。
そこで、客観的な思想も仲間も捨てられず板挟みで自滅してしまった山南さんがはがゆく思われる…と以前日記に書いたふうに、実は山崎さんも同じズレを感じていたことがこのルートで初めてわかりました。
「きみには他人を蹴落とし、死に至らしめることを自分自身に納得させられるだけの信念はない。
「花柳館のような場所の方がお似合いだ。無理に武士として生きるよりはな。
「自分自身が何者であるかもわかっていない者が、自分自身の夢など考えられるわけはない。
「答えの出ないまま、ここへ来ることは絶対に許さない」
受け入れようとしているのに、容赦なく厳しい庵さんの言葉。
前作の攻略対象の中では確か最年長(?)だった菊さんが、このあたりでは心許ない少年のように見えました。
「報復は報復を呼び、その連鎖は簡単に断ち切ることなんでできない。
「俺、ホントは人を疑ったり、陥れたり、傷つけたりなんてこと、大嫌いなんだ。
「アイツを憎んでいるのは確かだけど…でも、そんな俺だって…アイツみたいに何十人もの人間から、憎まれているんだろうな…」
前作、もやもやと持っていた違和感がはっきりした。
そうなんだよ姐さんは人が好きで優しくて暖かくて優しくて、新選組が血で汚れれば汚れるほど決定的に場違いなんだよ。
主人公が感じたとおり、世界中の人がこうだったらどんなに平和だろうという懐深さと思いやりの持ち主。
会津藩邸、近江屋、油小路、天満屋…と事件が続いて、徐々に笑みが失われていって、思いつめた顔で例えばの話を漏らすようになって、見かねて雪山に連れて行ったときの場面が、すごく綺麗で印象的だった。
「生きていると色々あるって言うけどさ、楽しかったことより悲しかったことの方が心に残るのは、なぜなんだろうね」
あの姐さんが淋しげにこんなことを言うなんて…!
それにしても真っ白の中に美青年を立たせるとなんて絵になるんだろう…!(趣旨違う)
この状況で、このままふたりで遠い世界に逃げてしまおうかなんて誘いが魅力的すぎます。
「どうかな?」に本気ですか?と応えた後の
「あれ…本気に見えない?」
にすっごいときめいた。
てっきり「冗談だよ」と笑われると思った。///
この後も、「本気だったら?」「例えばの話さ」と引かないで訊き通してくれるし。
少し前までは、「将を射んと欲すれば…」と口ずさんで屯所に誘う人だったのに(庵さん目当てってことだよなコレ)ねー…。
初めて、ああすごく好かれてるor信頼されてるんだなと感じたのは近江屋事件のときでした。
真直ぐ、自分だけに、「アンタには信じてほしいの。アンタにだけは…」と繰り返してくれて。
疑うわけないじゃないかそんな真摯に訴えられて!(涙目)
余談だけど、このイベントでやっと辰巳、咲彦と三人で仕事できたのが嬉しかった。
あんまりまとまった行動しないよね、花柳館の面子。(・・)
辰巳の「例え血の跡しか残っていなくても、この目で見ておきたい。梅が最期を迎えた場所を、な」にちょっと感動。
行く前は「酒飲み友達がひとり減っちまうのもつまらねえ」とかなんとか言ってたくせに。
初回プレイで「俺は今、梅の野郎と飲んでんだ。ほっといてくれ」と言うのを聞いたときも、しゅんときたな〜…。
前半はコミカルなイベントも多々あって楽しかったです。
石川さんの笑顔写真のネタがくるとは思わなかった♪
あれがとても珍しいことは知ってたけど、本当にずーっと笑顔でいなきゃならなかったんだなぁ。
京で一番美味しい甘いものを調達してくる力比べは、前作で近藤さんが「おいしい甘味を知りたかったら頼るべきは女性」と言っていたので、即「近場で調査」を選んで大当たりでした。
土方さんとの人気比べは、主人公の毒舌に笑った。
「そう気を落とさないでください。何を根拠にそこまで自信を持っていたか知りませんけど、土方さん相手じゃ分が悪すぎですよ」
慰めになってないよ!!(爆)
しかし45対5はプレイヤーも驚きの数字だった。
認知度が違うというのはまぁそうなんだろうけど、近藤さんみたいにしょっちゅう島原に来ている人ってわけじゃないのに。
知らない人に聞いたんだからこんな調査意味がない、私だったら菊さんに一票入れますよと言う励ましは大変上手でした。
「…ありがとう。最高だよ、きみは」
の一言と思いがけないほっぺちゅースチルにキュン。ラッキー…。///
そして一番インパクトがあった、ED間際のサノパチ乱入イベント。(笑)
やつらも好いが悩める菊さんがすごい好かった。
「いや、庵さんがなんと言おうと俺の本質が変わるわけじゃないし」云々と、まぁこんがらがっちゃって、らしくない!
そうやってウジウジ悩む男、色っぽくて大好きなんだってば!(個人的叫び)
主人公が頑と押していて、あちらが始終負けているのがかなり好きです。
「わたしはとりあえずな人とお見合いなんかしたくないです」「わ、わかったよ」とか。(笑)
あと左之の「おまえも男なら一気にガーッと押し切って、ババーンとやってやれ!」がすっげーー楽しそうな声でウケた。
お見合い承諾したら八ちゃんまで「おい、聞いたか山崎?」ってものすごい嬉しそうだし。
あなた方輝いてるよ…。
「そろそろ、ホントの意味で自分勝手に生きてみちゃどうだ?」
「俺たちの絆は新選組抜きで成り立たねーほど安っぽいもんじゃねーだろ。ただつるむだけが仲間じゃねェさ」
伊東さんたちを脱退させたときと同じ優しさ、懐かしい雰囲気。*^^*
後押しされたのに、これが決め手になったように仲間を選んでしまう菊さんがリアルだった。
ラストは、とにもかくにも主人公が最高にかっこよかったです。
怖くてしょうがないのに戦場を駆け回って、土方さんに面前きって「鹿取菊千代をわたしにください!」。
肇さんや咲彦と戦えるのかと問われれば、つまらないことを訊くなと言わんばかりにきっぱり、
「そんな覚悟はありません。でも、死んでも菊さんのそばにいる決意はあります!」
愛のためなら命がけ、これぞ正に女…!
例えるなら、危機に晒された子供の元に駆けつける母親のごとき無敵っぷりでした。
愛じゃねーのー?(by左之)
そして、菊さんの洋装がかっこよかった!
三樹三郎ED
告白はぶっちゃけ不満でした。
なにも…なにもおこうさんの前ですることないべ!!
出だしが「おこうさん、よく聞いてください」だよ?!視線も明らかにおこうさんを向いてない?!
それで「傷ついた心を癒してくれる、慈愛に満ちた存在がここにあったから」とか「いつもそばで僕に力を与えてくれた女性に」とか素敵な言葉を言われても、喜び半減でございます。
ふたりっきりで自分を見つめて言ってもらいたかったーー!!(悔泣)
おこうさんにはもう、「三千世界を探してもあなたほどの女性はいない」という妬ましくて泣きたくなるほど雄大な賛美を捧げているじゃないですか。
それを覆す賛美をいつかきっと頂戴できるものと信じて待ち焦がれていたのに、やっと出た告白すらおこうさんの面前でおこうさんに対するもののように言われるなんて…ソーショック。(陸奥風)
し か も 。
「聞けば、君は一緒に来ると言うに決まってるからね。僕が本心ではきみと離れたくないように、きみも…。それは、僕の自惚れなのかな?」
知ってたのかよ!(愕然)
一体いつから…いやけっこう積極的にアプローチしてきた気はするけど、これまでお互いに色めいた言動、事件を一切起こしてこなかったので、告白されるとしたらこっちもあっちも相当ナーバスになることだろうと思ってました。
なのにこの余裕綽々ぶり。
少なくとも、会津藩邸での事件の際はおこうさん目当てで別れの挨拶に来ていたのでこちらには無関心だったはず。
その後からこれまで、せいぜい食事に誘われたくらいで態度に変わった様子は見えなかった。
な、なんだろうこの敗北感…この私が懐柔されていたなんて…。(ギリッ)(←ハンカチを噛む音)
まぁそんな意外に大人なとこも好きなんだけどね、と惚れた弱味に打ちのめされつつ、彼と共に新政府軍として戦うことになります。
旧幕府軍には同じ屋根の下で暮らした肇さんもいる、そんな辛さを味あわせたくない…と男らしく反対されたものの、おこうさんの後押しもあって、とうとう花柳館を出て、戦場へ。
「新たな世を作らんとする者として、旧来の秩序を守らんとする者に挑む戦いとしたい」
旧幕府軍とぶつかる直前の、この言葉に惚れ直した。
仇討ちではなく、新たな世を作るために。
ここでも「あなたは女性だ。肇さんや咲彦くんと戦うのが辛かったら、後方部隊に下がって」と薦められたけれど、主人公はたじろがず。
「…できません。例え相手が肇さんや咲彦くんでも、わたしの覚悟は変わりません。わたしは戦場においても、あなたのそばから離れたりはしません。三樹さんは……私が守ります!」
…女だね。(満足)
うん、今回の主人公には「女として生きる」という選択肢があって、しかもそれを慈照さんや乙乃さんから推奨されてるんですよね。
京都旅行記の護国神社のところに書いたけど、「何を犠牲にしても守りぬきたい、一筋に愛しぬきたい、誰よりも大事にしたい唯一の存在」「その人を守ることはひたすら私の信念であって、ほとんど彼とは関わりのないものだったりする個の道」を私は切望していたので、その通りの信念で動けたことは本当に嬉しいです。
シンクロできるタイプでなくとも、今回の主人公の方向性は自分とズレてなかったな…。
とは言え。
咲彦と戦うのは気が引けました。
肇さんのことはなんとか思い切れても、一緒に育った咲彦を殺すなんてハッキリ言って自分には出来ない。
出くわしたとき向こうがどう出るのか、それが一番考えたくなくて怖かった。
もし斬りかかってきたら許せないだろうな…。
でもどれほど許せなくても、自分からは傷つけられない。
所詮女なので、身内が一番大事です。
この時点では三樹さんも咲彦も比べられないくらい大切。
でも戦う勇気を起こせたのは、というかゲームを滞りなく進める気になれたのは、正直言うと、平助の存在があるからでした。
もし平助が生きていたら、家族同然の仲間がいる旧幕府軍相手に、こちら側から戦っていたはずだからね…。
サブちゃん(山崎さん風)には少し申し訳ないけど、その意識に支えられて乗り切った感はあった。
無事その戦に勝利し、休む間もなくまた次の仕事へ。
このあたりの内情は実は小難しくてよくわからなかったんだけど、とにかくあの大石と並ぶ諸悪の根源、大久保さんがまた裏切ったのでした。
何度も何度も捨て駒にされて、屈辱のあまり怒り狂いたくなったのに、当の三樹さんは驚くほど淡々と落ち着いていて、逞しかった。
「捨て駒であろうと駒は駒。例え歩であろうと王を守ることはできる。
凡人に過ぎない僕には、山野を一息に切り開くような力なんてない。でも、目前の小さな土地を花で埋め尽くすことならできる」
……惚れるんだけど。
この人に男惚れに近い惚れ方までさせられるとは思わなかった。
この時の彼は間違いなく、プレイヤーである主人公にとって誰よりも強くかっこよかった。
特別に優れた才能や武力なんかなくたって、多くの人が賞賛する偉業なんか成し遂げていなくたって、この時世界で最も優しくて大きい存在は彼だった。
思わず激しくマジ語り。いや本当。
私にとってこの人が今一番偉大な存在で、私の尊敬も畏敬も全部彼の中にあるのだと、こういう感覚につまされたのはゲームでなくても初体験でした。
「こんな平凡な男だけど…ついてきてくれるかい?」
喜んで!!!
という、望みに望み待ちに待ちついに発売された幕末恋華続編で迎えた、最初の結末でありました。
さすが恋華、と言える胸がいっぱいのEDだった。
冒頭に書いたように甘さはいまいち足りなかったけど、EDロール後のたった一言が、その不足を瞬時に満たしてくれるものでした。
「僕は君を手に入れたことで、自分が手にし得る幸せはすべて手にしたように思う」
三千世界がようやく吹き飛びました。(笑)
なにも…なにもおこうさんの前ですることないべ!!
出だしが「おこうさん、よく聞いてください」だよ?!視線も明らかにおこうさんを向いてない?!
それで「傷ついた心を癒してくれる、慈愛に満ちた存在がここにあったから」とか「いつもそばで僕に力を与えてくれた女性に」とか素敵な言葉を言われても、喜び半減でございます。
ふたりっきりで自分を見つめて言ってもらいたかったーー!!(悔泣)
おこうさんにはもう、「三千世界を探してもあなたほどの女性はいない」という妬ましくて泣きたくなるほど雄大な賛美を捧げているじゃないですか。
それを覆す賛美をいつかきっと頂戴できるものと信じて待ち焦がれていたのに、やっと出た告白すらおこうさんの面前でおこうさんに対するもののように言われるなんて…ソーショック。(陸奥風)
し か も 。
「聞けば、君は一緒に来ると言うに決まってるからね。僕が本心ではきみと離れたくないように、きみも…。それは、僕の自惚れなのかな?」
知ってたのかよ!(愕然)
一体いつから…いやけっこう積極的にアプローチしてきた気はするけど、これまでお互いに色めいた言動、事件を一切起こしてこなかったので、告白されるとしたらこっちもあっちも相当ナーバスになることだろうと思ってました。
なのにこの余裕綽々ぶり。
少なくとも、会津藩邸での事件の際はおこうさん目当てで別れの挨拶に来ていたのでこちらには無関心だったはず。
その後からこれまで、せいぜい食事に誘われたくらいで態度に変わった様子は見えなかった。
な、なんだろうこの敗北感…この私が懐柔されていたなんて…。(ギリッ)(←ハンカチを噛む音)
まぁそんな意外に大人なとこも好きなんだけどね、と惚れた弱味に打ちのめされつつ、彼と共に新政府軍として戦うことになります。
旧幕府軍には同じ屋根の下で暮らした肇さんもいる、そんな辛さを味あわせたくない…と男らしく反対されたものの、おこうさんの後押しもあって、とうとう花柳館を出て、戦場へ。
「新たな世を作らんとする者として、旧来の秩序を守らんとする者に挑む戦いとしたい」
旧幕府軍とぶつかる直前の、この言葉に惚れ直した。
仇討ちではなく、新たな世を作るために。
ここでも「あなたは女性だ。肇さんや咲彦くんと戦うのが辛かったら、後方部隊に下がって」と薦められたけれど、主人公はたじろがず。
「…できません。例え相手が肇さんや咲彦くんでも、わたしの覚悟は変わりません。わたしは戦場においても、あなたのそばから離れたりはしません。三樹さんは……私が守ります!」
…女だね。(満足)
うん、今回の主人公には「女として生きる」という選択肢があって、しかもそれを慈照さんや乙乃さんから推奨されてるんですよね。
京都旅行記の護国神社のところに書いたけど、「何を犠牲にしても守りぬきたい、一筋に愛しぬきたい、誰よりも大事にしたい唯一の存在」「その人を守ることはひたすら私の信念であって、ほとんど彼とは関わりのないものだったりする個の道」を私は切望していたので、その通りの信念で動けたことは本当に嬉しいです。
シンクロできるタイプでなくとも、今回の主人公の方向性は自分とズレてなかったな…。
とは言え。
咲彦と戦うのは気が引けました。
肇さんのことはなんとか思い切れても、一緒に育った咲彦を殺すなんてハッキリ言って自分には出来ない。
出くわしたとき向こうがどう出るのか、それが一番考えたくなくて怖かった。
もし斬りかかってきたら許せないだろうな…。
でもどれほど許せなくても、自分からは傷つけられない。
所詮女なので、身内が一番大事です。
この時点では三樹さんも咲彦も比べられないくらい大切。
でも戦う勇気を起こせたのは、というかゲームを滞りなく進める気になれたのは、正直言うと、平助の存在があるからでした。
もし平助が生きていたら、家族同然の仲間がいる旧幕府軍相手に、こちら側から戦っていたはずだからね…。
サブちゃん(山崎さん風)には少し申し訳ないけど、その意識に支えられて乗り切った感はあった。
無事その戦に勝利し、休む間もなくまた次の仕事へ。
このあたりの内情は実は小難しくてよくわからなかったんだけど、とにかくあの大石と並ぶ諸悪の根源、大久保さんがまた裏切ったのでした。
何度も何度も捨て駒にされて、屈辱のあまり怒り狂いたくなったのに、当の三樹さんは驚くほど淡々と落ち着いていて、逞しかった。
「捨て駒であろうと駒は駒。例え歩であろうと王を守ることはできる。
凡人に過ぎない僕には、山野を一息に切り開くような力なんてない。でも、目前の小さな土地を花で埋め尽くすことならできる」
……惚れるんだけど。
この人に男惚れに近い惚れ方までさせられるとは思わなかった。
この時の彼は間違いなく、プレイヤーである主人公にとって誰よりも強くかっこよかった。
特別に優れた才能や武力なんかなくたって、多くの人が賞賛する偉業なんか成し遂げていなくたって、この時世界で最も優しくて大きい存在は彼だった。
思わず激しくマジ語り。いや本当。
私にとってこの人が今一番偉大な存在で、私の尊敬も畏敬も全部彼の中にあるのだと、こういう感覚につまされたのはゲームでなくても初体験でした。
「こんな平凡な男だけど…ついてきてくれるかい?」
喜んで!!!
という、望みに望み待ちに待ちついに発売された幕末恋華続編で迎えた、最初の結末でありました。
さすが恋華、と言える胸がいっぱいのEDだった。
冒頭に書いたように甘さはいまいち足りなかったけど、EDロール後のたった一言が、その不足を瞬時に満たしてくれるものでした。
「僕は君を手に入れたことで、自分が手にし得る幸せはすべて手にしたように思う」
三千世界がようやく吹き飛びました。(笑)
三樹三郎ルート2
前作には詳しく触れられなかった新選組の事件が、今回は入っていました。
離脱を求める隊士の、会津藩邸での切腹。
島原に続き、去年夏に決行した恋華巡りで現場を見てきているものだから、移入しやすかった。
ゲーム内では切腹でなく土方さんの命により大石が殺すという流れになっていました。
「いい加減にしてよ!そんなことしてたら、誰もアンタについてきてくれなくなるわよ!」
って、山崎さんの怒声がじんじん胸に響いた…本当、あんまりだって自分も腹が立って悲しくて仕方なかったもの…。
「すべては新選組のため…ひいては近藤さん、あんたのため、心を鬼にしているんだ…」
というのも、自己弁護的で恩着せがましくて、隊士であったときに聞いてもひどいと思ったろうけど、部外者として聞くと尚更腹が立ちました。
わかってる、土方さんのやったことは合理的で筋が通ってる。
でも人として大事なものを完全に捨ててる。
「もう二度と…助けを求める手を振り払うつもりはありません」
伊東さんの決断が、せめてもの慰めになりました。
でも、この後すぐに肇さんと利三郎さんが新選組に入ってしまって、なんかすーーーごく複雑だった。
「これが今生の別れというわけではないんだから」と三郎さんが慰めてくれたけれど、ついに起きた油小路事件が更に更に新選組に対する嫌悪を煽り…。
あれね、御陵衛士側のルートでは、新選組側で何が起こったかまでプレイヤーに見せてくれなくて良いと思います。
大石の独断でやったことだってわかっていると、純粋に御陵衛士側の気持ちになれないから。
伊東さんだって梅さんだって、新選組が殺したという事実に変わりはない。
だって大石を入隊させて隊士として使っている、近藤さんの責でないとはいえないでしょう?
こっち側にいると、制作者の言い訳のように見えてしまうんだ…。(哀)
「この子は大切な預かりものだからさ。手を出さないでくれる?」
平助が守ってくれた瞬間、もーたまんなくて顔覆いました。
服部さんの、「俺たちの道は閉ざされた。でも、思いだけは残したいんだ」も……う、う、う、う、う……。(崩)
でも、不思議と涙は出なかったんだよなぁ。
伊東さんの亡骸を見た瞬間なんかかなりやばかったけど、衝撃が大きすぎて泣くことも忘れたというか。
その呪縛が解けてこのゲームで初めて泣きに泣いたのは、無理に普段どおり振る舞う三郎さんを強引に誘って花柳館で打ち合いをしたとき。
がんがん攻めて蹴りまで入れて、「調子に……のるんじゃない!!」とやっと昂った感情を引っ張り出して、くたびれてひっくり返って降参宣言して笑って、その顔のまま涙を零して彼の吐いた呟きに負けた。
本当に 駄目な男だよ。
兄上。
弟の僕が不甲斐ないばかりに 無念の死を遂げさせてしまって。
毛内さん、武雄さん、平助君のおかげで 僕はまだ生きてます。
ここ、プレイヤーはもうぼろ泣きで相手を抱きしめて一緒にわんわん泣きたい心境なのに、主人公だけ「悲しいときは徹底的に悲しむことも必要ですよ」とえらい平然としていたのが残念でした。
ずっと感じてるんだけど、今回の主人公はあまりに淡々としていて感情的になれないというか女らしくなれないというか、もうちょっと茶目っ気とか思い切った勝気さとか、共感できる部分がひとつでもあれば嬉しかったのになぁと思います。
鈴花にはこんな違和感持ったことなかったんだけどなぁ…。(・・)
後日、薩摩藩邸に遊びに行って挨拶をしたら、「よかった…すっかり笑顔になったね」と向こうから言われたのがなんだか可笑しかった。そりゃこっちの台詞だ。(笑)
沖田総司を襲いに行く事件もありました。
三郎さんのみが止めようと必死で、あとは傷心で我を失ってる状態。
病人を襲うなんて人として間違ってる…とうろたえると、「でも、僕は篠原さん達の気持ちも理解できるからね…。きみは…そうじゃないのかい?」と返されます。
そうですともさ。
大体、先に人として間違った行いをしたのはあちらだ。
でも、だから同レベルでやり返すというのは、人としての質を下げるだけだと思う。
「篠原さん達は、兄上を失った悲しみを新選組にぶつけているだけ」「あくまで我らが目指すべきは、民を救う道であるはずなのに」。
実の弟である彼が唯一冷静な判断力を失っていないのが、兄の志を正確に察しているという面では最もあり得るようで、一番近しい存在という面では最も難しいようで…。
「馬鹿なことを言うなっ!!」という一括から、「山南さんは言った!!何かを守るために!または何かを得るために!剣に恃む武力は本当に必要なのかと!!」と山南さんの名前まで出てきたのに感動した。
山南さんの志を継ぎ戦わず同盟を結んでみせる、と奮闘した梅さん(恋華草紙)が亡くなっても、まだこうして山南さんは生きているんだなと。
そんな具合に歴史方面が忙しなく恋愛方面はどうなるんだと思っていた矢先、唐突にやって来て食事に誘い出してくれました。
おこうさんでなくて私?なんか相談でもあるのかな?といぶかしむ主人公。
期待半分警戒半分で身を乗り出すプレイヤー。(笑)
ご馳走してもらった後、そろそろ薄暗くなってきた帰り道で彼が切り出したことには、「思い焦がれるだけならいいけど、一緒に生きるとなると、これから戦地に赴く身としてはどうしたらいいのか…」云々と。
……曖昧だな。(渋面)
つまり、いつ死ぬかわからないのに、戦いに連れて行けもしないのに、求愛なんてしていいのだろうかと。
思っていたより深刻な苦悩を打ち明けられ、おいおいまだおこうさんの話かよ私のことはどうも思ってないのかよと内心で苛立ちつつ、う〜んそれでも相手が望むのなら、一緒にいるのが一番ですよと大真面目に応えます。
「大丈夫、女性ってけっこう強いですから」と請合った後の会話に軽く笑った。
「強い…か。そうかもしれないね」
「あの…私を見て納得しないでください」
本当に。(笑)
このときも、「じゃあ気をつけて…」から始まる別れ際のやり取りがものすごく私好みで印象的でした。
「あのっ、三樹さん……」
「えっ?」
「い、いえ、何でもありません、おやすみなさい、三樹さん」
「ああ、おやすみ、志月さん」
「おやすみなさい、三樹さん」
おやすみなさい二回も言った…!(きゅん)
この「何故かつい呼び止めちゃった」的展開、前作の近藤さんルートでもあって、えらい好きでした。
自覚なしに先走った恋心……はぁ、甘ずっぱい……。(うっとり)
離脱を求める隊士の、会津藩邸での切腹。
島原に続き、去年夏に決行した恋華巡りで現場を見てきているものだから、移入しやすかった。
ゲーム内では切腹でなく土方さんの命により大石が殺すという流れになっていました。
「いい加減にしてよ!そんなことしてたら、誰もアンタについてきてくれなくなるわよ!」
って、山崎さんの怒声がじんじん胸に響いた…本当、あんまりだって自分も腹が立って悲しくて仕方なかったもの…。
「すべては新選組のため…ひいては近藤さん、あんたのため、心を鬼にしているんだ…」
というのも、自己弁護的で恩着せがましくて、隊士であったときに聞いてもひどいと思ったろうけど、部外者として聞くと尚更腹が立ちました。
わかってる、土方さんのやったことは合理的で筋が通ってる。
でも人として大事なものを完全に捨ててる。
「もう二度と…助けを求める手を振り払うつもりはありません」
伊東さんの決断が、せめてもの慰めになりました。
でも、この後すぐに肇さんと利三郎さんが新選組に入ってしまって、なんかすーーーごく複雑だった。
「これが今生の別れというわけではないんだから」と三郎さんが慰めてくれたけれど、ついに起きた油小路事件が更に更に新選組に対する嫌悪を煽り…。
あれね、御陵衛士側のルートでは、新選組側で何が起こったかまでプレイヤーに見せてくれなくて良いと思います。
大石の独断でやったことだってわかっていると、純粋に御陵衛士側の気持ちになれないから。
伊東さんだって梅さんだって、新選組が殺したという事実に変わりはない。
だって大石を入隊させて隊士として使っている、近藤さんの責でないとはいえないでしょう?
こっち側にいると、制作者の言い訳のように見えてしまうんだ…。(哀)
「この子は大切な預かりものだからさ。手を出さないでくれる?」
平助が守ってくれた瞬間、もーたまんなくて顔覆いました。
服部さんの、「俺たちの道は閉ざされた。でも、思いだけは残したいんだ」も……う、う、う、う、う……。(崩)
でも、不思議と涙は出なかったんだよなぁ。
伊東さんの亡骸を見た瞬間なんかかなりやばかったけど、衝撃が大きすぎて泣くことも忘れたというか。
その呪縛が解けてこのゲームで初めて泣きに泣いたのは、無理に普段どおり振る舞う三郎さんを強引に誘って花柳館で打ち合いをしたとき。
がんがん攻めて蹴りまで入れて、「調子に……のるんじゃない!!」とやっと昂った感情を引っ張り出して、くたびれてひっくり返って降参宣言して笑って、その顔のまま涙を零して彼の吐いた呟きに負けた。
本当に 駄目な男だよ。
兄上。
弟の僕が不甲斐ないばかりに 無念の死を遂げさせてしまって。
毛内さん、武雄さん、平助君のおかげで 僕はまだ生きてます。
ここ、プレイヤーはもうぼろ泣きで相手を抱きしめて一緒にわんわん泣きたい心境なのに、主人公だけ「悲しいときは徹底的に悲しむことも必要ですよ」とえらい平然としていたのが残念でした。
ずっと感じてるんだけど、今回の主人公はあまりに淡々としていて感情的になれないというか女らしくなれないというか、もうちょっと茶目っ気とか思い切った勝気さとか、共感できる部分がひとつでもあれば嬉しかったのになぁと思います。
鈴花にはこんな違和感持ったことなかったんだけどなぁ…。(・・)
後日、薩摩藩邸に遊びに行って挨拶をしたら、「よかった…すっかり笑顔になったね」と向こうから言われたのがなんだか可笑しかった。そりゃこっちの台詞だ。(笑)
沖田総司を襲いに行く事件もありました。
三郎さんのみが止めようと必死で、あとは傷心で我を失ってる状態。
病人を襲うなんて人として間違ってる…とうろたえると、「でも、僕は篠原さん達の気持ちも理解できるからね…。きみは…そうじゃないのかい?」と返されます。
そうですともさ。
大体、先に人として間違った行いをしたのはあちらだ。
でも、だから同レベルでやり返すというのは、人としての質を下げるだけだと思う。
「篠原さん達は、兄上を失った悲しみを新選組にぶつけているだけ」「あくまで我らが目指すべきは、民を救う道であるはずなのに」。
実の弟である彼が唯一冷静な判断力を失っていないのが、兄の志を正確に察しているという面では最もあり得るようで、一番近しい存在という面では最も難しいようで…。
「馬鹿なことを言うなっ!!」という一括から、「山南さんは言った!!何かを守るために!または何かを得るために!剣に恃む武力は本当に必要なのかと!!」と山南さんの名前まで出てきたのに感動した。
山南さんの志を継ぎ戦わず同盟を結んでみせる、と奮闘した梅さん(恋華草紙)が亡くなっても、まだこうして山南さんは生きているんだなと。
そんな具合に歴史方面が忙しなく恋愛方面はどうなるんだと思っていた矢先、唐突にやって来て食事に誘い出してくれました。
おこうさんでなくて私?なんか相談でもあるのかな?といぶかしむ主人公。
期待半分警戒半分で身を乗り出すプレイヤー。(笑)
ご馳走してもらった後、そろそろ薄暗くなってきた帰り道で彼が切り出したことには、「思い焦がれるだけならいいけど、一緒に生きるとなると、これから戦地に赴く身としてはどうしたらいいのか…」云々と。
……曖昧だな。(渋面)
つまり、いつ死ぬかわからないのに、戦いに連れて行けもしないのに、求愛なんてしていいのだろうかと。
思っていたより深刻な苦悩を打ち明けられ、おいおいまだおこうさんの話かよ私のことはどうも思ってないのかよと内心で苛立ちつつ、う〜んそれでも相手が望むのなら、一緒にいるのが一番ですよと大真面目に応えます。
「大丈夫、女性ってけっこう強いですから」と請合った後の会話に軽く笑った。
「強い…か。そうかもしれないね」
「あの…私を見て納得しないでください」
本当に。(笑)
このときも、「じゃあ気をつけて…」から始まる別れ際のやり取りがものすごく私好みで印象的でした。
「あのっ、三樹さん……」
「えっ?」
「い、いえ、何でもありません、おやすみなさい、三樹さん」
「ああ、おやすみ、志月さん」
「おやすみなさい、三樹さん」
おやすみなさい二回も言った…!(きゅん)
この「何故かつい呼び止めちゃった」的展開、前作の近藤さんルートでもあって、えらい好きでした。
自覚なしに先走った恋心……はぁ、甘ずっぱい……。(うっとり)
三木三郎ルート開始
花柳館にて新生活始めました。
背景が、雰囲気が、なんだか懐かしーーー……。(じいいいん)
ああ帰ってきた…ただいま幕末…って感じです。
恋華染み付いてんなぁ。
まず、庵さんの美形っぷりに見惚れました。
こんな男前に身請けされるなんて、例え子供時代の訳あり身請けでも嬉しいじゃないか。
厳しく、でも思い入れを込めて接してくれるのがかなり心地いいです。
身内がいるっていいな…彼が「私が花柳館宗家――」って挨拶を始めると、どーだうちの兄ちゃんかっこいーだろーと誇らしくなる。
兄ちゃんといえば辰巳も豪気ですげーかっこいいです。
咲彦と買い物行った帰りにからまれるイベントで、「…咲彦。どいてろ」と現れたときはくらあっときた。
不逞浪士どもが気迫だけで圧されたのと同じく。(笑)
咲彦はとにかくかーーわーーいーーいーー!!
声は加地君とそっくりだけど、口調の違いのせいかまるでイメージかぶりません。
こんな幼馴染いたらいいよなー!(バシバシバシ)(←膝を叩く音)って感じ。
で、前作の面々も顔を出すのだけど、感慨とかは全くなかったです。
すごい自然に「あー山南さんだ」と。顔馴染みのように。(笑)
ただ、今度の主人公の立場から見ると、やっぱり新選組ってだけで「この人が人を殺すのか…」と考えてしまいます。
中村さんに会った沖田さんの「へえ…そうなのですか」って呟きにヒヤッとした。
外から見ると怖いなァ…。(震)
で、まずは予告どおり弥兵衛さん狙いでやってたんだけど、途中からどういうわけか三郎が気になって仕方なくなったので軌道変更しました。
サイトの旅行記や日記にうるさく書いているように私はともかく御陵衛士が好きで伊東甲子太郎という人を敬愛しているので、御陵衛士の仲間になるという念願を果たせるならどちらを選んでも多分大丈夫なんだけど、そんな裏事情を省いても、気さくでしっかりした好人物なんだもの三郎さん!*・・*
少し気弱な人かと思ってたのに、普段から割と堂々としているし親切だし丁寧だし、優しい言葉をスッとくれるのが嬉しくて。
正々堂々と酒代をふんだくる勇姿も好かったけど(笑)、最初にアラなんかこの人好きーと思ったのは3章の良順来訪。
「ははは、顔も名前もわからない相手と待ち合わせか」と可笑しがりつつ人探しをスマートに手伝ってくれたのが好かった!
残念ながら8章までやった現在も、彼が惚れてるのはおこうさんなのだけど、ちょくちょく好きだな〜と思う言葉にぶつかります。
山南さん切腹前夜の、「彼ほどの人物から後を託されることの重みは、僕にだってわかるから」「…今の僕達は、いったい何者なんだろうか…」とか、別れ際の「今日はありがとう。少し気分が良くなったよ」「おやすみ。気をつけて帰るんだよ」とか。
自分、こういうなんでもない挨拶にぐっとくる性質なんすよ…簡単な言葉にすんなり気持ちこめて、なんでもなく発せられるのにきゅんとくるんすよ…。
良順先生来訪のイベントは、辰巳が咲彦に言う
「こうやって生き方や将来を目の前で語り合い、聞かせてくれる人間がいるだけでも恵まれてると思うぜ」
ってすごい良いお兄ちゃんめいた言葉が大好きなんだけど、三郎さんが帰り際のふと漏らす言葉も魅力的だった〜。
「こうやって語り合う内に、一生を共にする仲間ができるんじゃないかな」
「…わたしにも、できるでしょうか」
「できるさ…きっと」
これ、サラッと。サラッと言うんだよ彼。
すぐ肯定してくれるの。建前なぞ微塵もなさげにフツーに。
で、「おやすみなさい、三木さん」「ああ、おやすみ」ってまたなんでもない挨拶を丁寧に、本当に"ゆっくりやすんで"って気持ちをこめて交わせるのがさ…大好きなのさ…。(わかったよ)
それからお花好きなとこも好いvv
道に咲いた花にさりげなく笑いかける君が大好き、ってCr/yst/alK/ayの歌が理想で大好きな自分、これに一番ハマるのはリュートだな〜と思ってたけどそれ以上にハマる人ができて嬉しー。
あとあと、頭いいとこ!
これは平助もだったけど、やっぱ自分の考えや思想を語ってくれる人って好き。
まず「赤心を持って偽りのない言葉を交わせば、人間同士わかりあえないことなどありません」にすごく共感したし、「これは諸外国への迎合じゃない。日本独自の変革ととらえてほしい」という台詞が自分に向けられるのにときめきました。
あくまで「私に」、熱意を持って説明してくれるのが好いのだよ。
とベタ褒めしてきたものの、ついさっきやった御陵衛士勧誘のイベントの酒乱ぶりには若干引きました。
こんなこと言ったら三木好きな人に怒られそうだけど、一瞬、この人と結婚したらいつか酔った勢いで殴られるんじゃないかとか思っちゃったんだよね…。(^^;)
「理もなく誠意すらなくした今のきみに何ができる」って庵さんの言葉が染みた。
飲んでわめく程度ならかまわないけど普段持ってる誠意を失ってしまうのは怖いな〜…おこうさんを押し倒そうとしたこともあったし…。
まあ、いい加減にしろと怒鳴ったら一気に酔いが覚めて謝罪してくれたので、大丈夫かなと安堵したけれど。
ってーか、他でもない自分を御陵衛士に是非、と言ってもらえたのはやばい嬉しかったです。
しかも伊東さん自ら赴いてくださるなんてさ…!(感動)
平助君弥兵衛さん三郎さんと、私が好む人は何故か揃って伊東さんに心酔してるのだけど、自分自身にも少なからずその気があるのでルートの流れ的にやりやすいです。
というか、共感を得られる人、考えの近い人に惹かれるのが最も自然であり得る形なのかな。
しかし庵さんが頑として断り続けてくれるのも嬉しい板ばさみだった。
いくら御陵衛士の手助けをしたくても、こちら自身の気持ちはお構いなしで庵さんに連日交渉する三郎さんより、人としても能力としても自分自身を必要としてくれる庵さんの元にいたいと思うのは仕方のないことでした。
もう8章にもなるのに、やっぱり女性として好きなのはおこうさんで、能力は欲しても私自身のことは全然好いてくれてないんだなぁと虚しくなったもの…。(苦笑)
「あまりにも当たり前のことになっていて、一番言葉にすべきことをしてないなかった…。
「恥をしのんでもう一度だけ言わせて欲しい。きみが必要なんだ。
「僕たちの友人…大切な仲間として」
この言葉があって初めて、庵さんの命令とは関りなしに手伝おうと決意できたのだから、やっぱり誠実さというものを忘れちゃやり方次第で簡単に結べる人間関係もうまくいかないわけなんですなぁ、と。
余談だけど。
伊東さんの「我々の理念を理解してもらうには、咲彦くんよりも倫の方が適しているかと」という言葉と、三郎さんの「庵さん、お願いします!志月を我々に…!」というのは間違い、でしょうか。
いきなり呼び捨てにされてびっくりした。(・・;)
あたいは物じゃないぞー。
背景が、雰囲気が、なんだか懐かしーーー……。(じいいいん)
ああ帰ってきた…ただいま幕末…って感じです。
恋華染み付いてんなぁ。
まず、庵さんの美形っぷりに見惚れました。
こんな男前に身請けされるなんて、例え子供時代の訳あり身請けでも嬉しいじゃないか。
厳しく、でも思い入れを込めて接してくれるのがかなり心地いいです。
身内がいるっていいな…彼が「私が花柳館宗家――」って挨拶を始めると、どーだうちの兄ちゃんかっこいーだろーと誇らしくなる。
兄ちゃんといえば辰巳も豪気ですげーかっこいいです。
咲彦と買い物行った帰りにからまれるイベントで、「…咲彦。どいてろ」と現れたときはくらあっときた。
不逞浪士どもが気迫だけで圧されたのと同じく。(笑)
咲彦はとにかくかーーわーーいーーいーー!!
声は加地君とそっくりだけど、口調の違いのせいかまるでイメージかぶりません。
こんな幼馴染いたらいいよなー!(バシバシバシ)(←膝を叩く音)って感じ。
で、前作の面々も顔を出すのだけど、感慨とかは全くなかったです。
すごい自然に「あー山南さんだ」と。顔馴染みのように。(笑)
ただ、今度の主人公の立場から見ると、やっぱり新選組ってだけで「この人が人を殺すのか…」と考えてしまいます。
中村さんに会った沖田さんの「へえ…そうなのですか」って呟きにヒヤッとした。
外から見ると怖いなァ…。(震)
で、まずは予告どおり弥兵衛さん狙いでやってたんだけど、途中からどういうわけか三郎が気になって仕方なくなったので軌道変更しました。
サイトの旅行記や日記にうるさく書いているように私はともかく御陵衛士が好きで伊東甲子太郎という人を敬愛しているので、御陵衛士の仲間になるという念願を果たせるならどちらを選んでも多分大丈夫なんだけど、そんな裏事情を省いても、気さくでしっかりした好人物なんだもの三郎さん!*・・*
少し気弱な人かと思ってたのに、普段から割と堂々としているし親切だし丁寧だし、優しい言葉をスッとくれるのが嬉しくて。
正々堂々と酒代をふんだくる勇姿も好かったけど(笑)、最初にアラなんかこの人好きーと思ったのは3章の良順来訪。
「ははは、顔も名前もわからない相手と待ち合わせか」と可笑しがりつつ人探しをスマートに手伝ってくれたのが好かった!
残念ながら8章までやった現在も、彼が惚れてるのはおこうさんなのだけど、ちょくちょく好きだな〜と思う言葉にぶつかります。
山南さん切腹前夜の、「彼ほどの人物から後を託されることの重みは、僕にだってわかるから」「…今の僕達は、いったい何者なんだろうか…」とか、別れ際の「今日はありがとう。少し気分が良くなったよ」「おやすみ。気をつけて帰るんだよ」とか。
自分、こういうなんでもない挨拶にぐっとくる性質なんすよ…簡単な言葉にすんなり気持ちこめて、なんでもなく発せられるのにきゅんとくるんすよ…。
良順先生来訪のイベントは、辰巳が咲彦に言う
「こうやって生き方や将来を目の前で語り合い、聞かせてくれる人間がいるだけでも恵まれてると思うぜ」
ってすごい良いお兄ちゃんめいた言葉が大好きなんだけど、三郎さんが帰り際のふと漏らす言葉も魅力的だった〜。
「こうやって語り合う内に、一生を共にする仲間ができるんじゃないかな」
「…わたしにも、できるでしょうか」
「できるさ…きっと」
これ、サラッと。サラッと言うんだよ彼。
すぐ肯定してくれるの。建前なぞ微塵もなさげにフツーに。
で、「おやすみなさい、三木さん」「ああ、おやすみ」ってまたなんでもない挨拶を丁寧に、本当に"ゆっくりやすんで"って気持ちをこめて交わせるのがさ…大好きなのさ…。(わかったよ)
それからお花好きなとこも好いvv
道に咲いた花にさりげなく笑いかける君が大好き、ってCr/yst/alK/ayの歌が理想で大好きな自分、これに一番ハマるのはリュートだな〜と思ってたけどそれ以上にハマる人ができて嬉しー。
あとあと、頭いいとこ!
これは平助もだったけど、やっぱ自分の考えや思想を語ってくれる人って好き。
まず「赤心を持って偽りのない言葉を交わせば、人間同士わかりあえないことなどありません」にすごく共感したし、「これは諸外国への迎合じゃない。日本独自の変革ととらえてほしい」という台詞が自分に向けられるのにときめきました。
あくまで「私に」、熱意を持って説明してくれるのが好いのだよ。
とベタ褒めしてきたものの、ついさっきやった御陵衛士勧誘のイベントの酒乱ぶりには若干引きました。
こんなこと言ったら三木好きな人に怒られそうだけど、一瞬、この人と結婚したらいつか酔った勢いで殴られるんじゃないかとか思っちゃったんだよね…。(^^;)
「理もなく誠意すらなくした今のきみに何ができる」って庵さんの言葉が染みた。
飲んでわめく程度ならかまわないけど普段持ってる誠意を失ってしまうのは怖いな〜…おこうさんを押し倒そうとしたこともあったし…。
まあ、いい加減にしろと怒鳴ったら一気に酔いが覚めて謝罪してくれたので、大丈夫かなと安堵したけれど。
ってーか、他でもない自分を御陵衛士に是非、と言ってもらえたのはやばい嬉しかったです。
しかも伊東さん自ら赴いてくださるなんてさ…!(感動)
平助君弥兵衛さん三郎さんと、私が好む人は何故か揃って伊東さんに心酔してるのだけど、自分自身にも少なからずその気があるのでルートの流れ的にやりやすいです。
というか、共感を得られる人、考えの近い人に惹かれるのが最も自然であり得る形なのかな。
しかし庵さんが頑として断り続けてくれるのも嬉しい板ばさみだった。
いくら御陵衛士の手助けをしたくても、こちら自身の気持ちはお構いなしで庵さんに連日交渉する三郎さんより、人としても能力としても自分自身を必要としてくれる庵さんの元にいたいと思うのは仕方のないことでした。
もう8章にもなるのに、やっぱり女性として好きなのはおこうさんで、能力は欲しても私自身のことは全然好いてくれてないんだなぁと虚しくなったもの…。(苦笑)
「あまりにも当たり前のことになっていて、一番言葉にすべきことをしてないなかった…。
「恥をしのんでもう一度だけ言わせて欲しい。きみが必要なんだ。
「僕たちの友人…大切な仲間として」
この言葉があって初めて、庵さんの命令とは関りなしに手伝おうと決意できたのだから、やっぱり誠実さというものを忘れちゃやり方次第で簡単に結べる人間関係もうまくいかないわけなんですなぁ、と。
余談だけど。
伊東さんの「我々の理念を理解してもらうには、咲彦くんよりも倫の方が適しているかと」という言葉と、三郎さんの「庵さん、お願いします!志月を我々に…!」というのは間違い、でしょうか。
いきなり呼び捨てにされてびっくりした。(・・;)
あたいは物じゃないぞー。
ルディED
切り裂きジャックきた…今までで一番無残なことになってますなこの道の最終事件…。
今回の殺人は、今までのとは比べ物にならないくらい衝撃的でした。
ジャックは自分の行ったことに一切の感情を持たなかったし、ジルは止むなく行って主人公の目を目隠しでふさいだ。
でも、これまで最も親しみやすく主人公(=プレイヤー)を楽しませてくれたルディはなんと、「底冷えするような眼差しでレドモンドさんを見下し、あざ笑った。」。
「そっちが、だろ!」からの下りは、画面の前で茫然自失の絶句状態でした。
「悪いけど、自業自得だね。…彼女を傷つけようなんて、馬鹿なことを考えるからこうなるんだよ。まあ、一気に邪魔者が片付いて、結果的にはよかったのかな?」
くすっと笑って振り返り、いつもと同じ気遣わしげな調子で、「大丈夫だった?怖い思いをさせてごめんね。…どうしたの?どこかケガでも――」。
こーわーかっ…た〜……。(涙目)
行われたことでなく、他でもないルディがですよ。
夢の王子様、憧れのナイト、気の置けない友達である彼が、いくら社交上手で感情豊かでも人ではない人形なんだという事実を嫌というほど意識した。
球体関節のボディを見せられるより、よほど効果的にきた。
広がる血だまりから目を逸らせず「どうして」訊いたら、「驚いたように目を見開いた」のですよ。
「何故って…、君を守るためだよ」と、罪悪感のかけらも浮かべず、むしろそれが当然であるかのように微笑んで、「…言ったよね?僕が君を守るって。君は僕にとって本当に大切なオーナーだから」。
三度目に聞くイグニスの台詞、「…己の罪を思い知ったか、人形師」が、初めて胸に真の意味で響きました。
思い知ったよ。知っちゃったよ。(顔面蒼白)
主人公の反応とイグニスの指摘によって、ここで初めてルディがわずかにうろたえを見せるのが興味深かったです。
「もしかするとルディは、私以上にイグニスの言葉で動揺していたのかもしれない。」というの。
彼にとっての殺人はその時点で本当に結果に過ぎないことだったんだな、と察せられて。
「僕たちの存在は、本当に罪なのかな。僕たちは、作られるべきではなかったのかな…」
哀切…。今まで、人形自身がその存在に自信を失ったことなんかなかったのに…。
同時に口を開けてまた黙り込んでしまうような不器用な空気が、彼のようなキャラとの間に流れるのはすごく意外でした。
その夜、思い切って打ち明けてくれた本音も同じく。
「もしも僕が眠りについた後、僕の存在が誰からも忘れられてしまったら…?」って、シンプルだけど、なんて切実な恐怖だろう。
動けないまま狭く暗い棺の中で永遠にひとりぼっち――子供の頃初めて抱えた「死への恐怖」を彷彿とさせます。
人形だから平気ってことはないんだな…。
「だから僕は、誰よりも魅力的な存在でなければならなかった。…次々にオーナーから求められるような…ね」
ああ、いいカモだった自分。(笑)
ここで、あの態度は決して「余裕」や「冷血」からくるものではなくて、純粋な「恐怖」の表れだったんだとわかる。もしくは「防衛」。「怒り」。
「…あの人間を殺したことは謝らない。君が死んでしまったら、僕はまたいつ終わるともしれない眠りにつくことになる。…僕は、それがひどく怖い。次は、二度と目覚めないかもしれない」
君が殺されるのより実は、自分が殺されるのが嫌だったんだというようなこの言い方がけっこう好き。
それがあるから後の「君が死ぬ未来を想像するだけで僕は…」という言葉の真実味が増すし、誤魔化し上手な彼がここまで真っ正直に接してくれることをしみじみ嬉しく感じられる場面でした。
不意打ちの、「君は僕だけのものだ。そうだよね?」って、ときめいたな〜。
このヒロインは誰が相手でも手玉に取られてしまう側だけど、ルディルートは無理なく移入できていた気がする。
そしてED。
途中までぼけーーっと進めていても、別れの場面に入ると一気に泣きスイッチが入るのがウィル・オ・ウィスプの素晴らしき特色。
ルディはなんつっても声がよかった!!!
涙を流して泣くことはできなくても、不安定にわななく声が胸中の苦しみを露骨に表していて…!!
「…君と離れたくないよ」
の一言、今思い出してもきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んときます。
ねえお別れの場面ってこうあるべきだよ!遙か2とかまだ足りないよ!
あなたの幸せが私の幸せ、と割り切って笑顔で別れようとしても、ぎりぎりのところで激情がどっと溢れだす、これ!これがいい!(力説)
満足したところで、懲りずに4周目行こうと思います。
ウィルってどうやって攻略するんだろ。調べてからかからないと。
今回の殺人は、今までのとは比べ物にならないくらい衝撃的でした。
ジャックは自分の行ったことに一切の感情を持たなかったし、ジルは止むなく行って主人公の目を目隠しでふさいだ。
でも、これまで最も親しみやすく主人公(=プレイヤー)を楽しませてくれたルディはなんと、「底冷えするような眼差しでレドモンドさんを見下し、あざ笑った。」。
「そっちが、だろ!」からの下りは、画面の前で茫然自失の絶句状態でした。
「悪いけど、自業自得だね。…彼女を傷つけようなんて、馬鹿なことを考えるからこうなるんだよ。まあ、一気に邪魔者が片付いて、結果的にはよかったのかな?」
くすっと笑って振り返り、いつもと同じ気遣わしげな調子で、「大丈夫だった?怖い思いをさせてごめんね。…どうしたの?どこかケガでも――」。
こーわーかっ…た〜……。(涙目)
行われたことでなく、他でもないルディがですよ。
夢の王子様、憧れのナイト、気の置けない友達である彼が、いくら社交上手で感情豊かでも人ではない人形なんだという事実を嫌というほど意識した。
球体関節のボディを見せられるより、よほど効果的にきた。
広がる血だまりから目を逸らせず「どうして」訊いたら、「驚いたように目を見開いた」のですよ。
「何故って…、君を守るためだよ」と、罪悪感のかけらも浮かべず、むしろそれが当然であるかのように微笑んで、「…言ったよね?僕が君を守るって。君は僕にとって本当に大切なオーナーだから」。
三度目に聞くイグニスの台詞、「…己の罪を思い知ったか、人形師」が、初めて胸に真の意味で響きました。
思い知ったよ。知っちゃったよ。(顔面蒼白)
主人公の反応とイグニスの指摘によって、ここで初めてルディがわずかにうろたえを見せるのが興味深かったです。
「もしかするとルディは、私以上にイグニスの言葉で動揺していたのかもしれない。」というの。
彼にとっての殺人はその時点で本当に結果に過ぎないことだったんだな、と察せられて。
「僕たちの存在は、本当に罪なのかな。僕たちは、作られるべきではなかったのかな…」
哀切…。今まで、人形自身がその存在に自信を失ったことなんかなかったのに…。
同時に口を開けてまた黙り込んでしまうような不器用な空気が、彼のようなキャラとの間に流れるのはすごく意外でした。
その夜、思い切って打ち明けてくれた本音も同じく。
「もしも僕が眠りについた後、僕の存在が誰からも忘れられてしまったら…?」って、シンプルだけど、なんて切実な恐怖だろう。
動けないまま狭く暗い棺の中で永遠にひとりぼっち――子供の頃初めて抱えた「死への恐怖」を彷彿とさせます。
人形だから平気ってことはないんだな…。
「だから僕は、誰よりも魅力的な存在でなければならなかった。…次々にオーナーから求められるような…ね」
ああ、いいカモだった自分。(笑)
ここで、あの態度は決して「余裕」や「冷血」からくるものではなくて、純粋な「恐怖」の表れだったんだとわかる。もしくは「防衛」。「怒り」。
「…あの人間を殺したことは謝らない。君が死んでしまったら、僕はまたいつ終わるともしれない眠りにつくことになる。…僕は、それがひどく怖い。次は、二度と目覚めないかもしれない」
君が殺されるのより実は、自分が殺されるのが嫌だったんだというようなこの言い方がけっこう好き。
それがあるから後の「君が死ぬ未来を想像するだけで僕は…」という言葉の真実味が増すし、誤魔化し上手な彼がここまで真っ正直に接してくれることをしみじみ嬉しく感じられる場面でした。
不意打ちの、「君は僕だけのものだ。そうだよね?」って、ときめいたな〜。
このヒロインは誰が相手でも手玉に取られてしまう側だけど、ルディルートは無理なく移入できていた気がする。
そしてED。
途中までぼけーーっと進めていても、別れの場面に入ると一気に泣きスイッチが入るのがウィル・オ・ウィスプの素晴らしき特色。
ルディはなんつっても声がよかった!!!
涙を流して泣くことはできなくても、不安定にわななく声が胸中の苦しみを露骨に表していて…!!
「…君と離れたくないよ」
の一言、今思い出してもきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んときます。
ねえお別れの場面ってこうあるべきだよ!遙か2とかまだ足りないよ!
あなたの幸せが私の幸せ、と割り切って笑顔で別れようとしても、ぎりぎりのところで激情がどっと溢れだす、これ!これがいい!(力説)
満足したところで、懲りずに4周目行こうと思います。
ウィルってどうやって攻略するんだろ。調べてからかからないと。
ルディルート開始
ルディやってます。
出会いの時と変わらず、もう桁外れの癒しレベル。
前ルートで垣間見たアレが脳裏をチラつくものの、、「どうか、迷惑だなんて思わないでください。あなたがこうして再び僕を見つめてくれただけで嬉しい…」だの「ああ、あなたが無事でよかった…」だの「あなたには笑顔が似合います。どうか、僕のために微笑んでください」だの、あの澄んだ目で見つめられると、なんかもうどうでもいいやぁ…とパーッと頭に花が咲き乱れます。
弱いんだよ 少 年 紳 士 !!
攻略対象の五体の人形のうち、「一体もらえるとしたら誰が欲しいですか」と問われたら私は即決でルディです。外見も言葉も魅力的すぎる。
案外簡単に本音の態度を見せてくれるのも好き。
流暢な社交辞令も心地いいけど、本音バージョンの程よく意地悪な物言いが更にチャーミングだと思います。
「もしかして、おやすみのキスが必要?」とか「最初から僕を誘うつもりだったの?誰でもよかったんなら、僕は行かないよ」とかサ!///
主人公と外見年齢が近いせいか、気持ち的に構えさせないのですよね。
ジャックのように心配させずジルのように緊張させずウィルのように萎縮させない。
いつも朗らかで人形なのに従順すぎず、意思が強く弁舌巧み。理想的。
エミリーがいなくなって落ち込んでいるときの、
「ねえ……その子のことはあきらめなよ。君には僕がいるんだから、寂しくないだろう?」
というのが、ルディらしい優しさできゅんときました。
直接的で、とても目線が近い感じがする。
例えば「あの子が、もう人形になんかなりたくないって言ったらどうする?」って訊き方は、ジャックの淡々とした事実確認やジルの配慮に満ちた物言いと内容は同じでも、誰より単純で簡単で気安くて…。
もっとも"ふつう"の、親密な関係を結ばせてくれるのがルディなんだと思います。"お友達"っぽい。
「オーナー」よりも「人間」よりも「女の子」として見られてる感がある。
今回は初めて、アーヴィン様が誘惑を撥ね退ける姿を見て感動しました。
「ルディに頼ってばかりじゃいけないと思って…。僕も、変わりたいんだ」
って、あの人が言えるとは思わなかったよ…!
どんなに弱く見える人間の中にも誇りは眠っているんだね…!
そういえば彼にもらった健康祈願の呪い人形、どんなグロテスクなものかと思ったら普通に可愛くて拍子抜けしました。自立できるポクポンみたい。(笑)
あれが夜に笑いだすイベントの、エミリーとウィルの素晴らしい連係には拍手喝采です。
人形につかつかと近づいて、「けがらわしい!」と一括するなり素手で弾き飛ばすエミリー、飛んできた人形を、「失せろ」の一言でぶち壊すウィル。(爆)
あ!あとあと、ハイドパークを散歩した後「近道」と「いつもの道」を選ぶところで、初めてジャックが出てきました。
「人形師?何故こんなところに。しかも一人で出歩いているのか。…来い。送る」
とほぼ一方的に喋ったと思ったら、
「不意に首根っこをつかみ、まるで猫でも持ち運ぶかのようにずんずん歩いていくジャック。
私は悲鳴をあげながら、そんな彼に引きずられていった…。」
愛さずにいられない。(爆)
そうこうしてるうちに、また美麗スチルが出ました。
ランプを灯した作業机の上、手袋を外したルディが後ろから手を重ねてくれるもの。
ウィルが服を脱いだときもそうだったけど、やっぱり視覚で違いを見せられるとぎょっとします。
ハンナ同様、球体関節人形は見慣れている私も一瞬ヒヤッとした。
「…僕と君とは、違う存在なんだよ。触れてしまうだけで、決定的な差異が見える」
後ろにいるのはいつもと同じルディなのに、重ねた手には体温がない。
手からショックが通じてしまわないか緊張する。(冷汗)
でも、普通の人形ならともかく精神人形は心を持ってる。
そんな相手をおもちゃみたいに扱えるわけないでしょ、と狼狽を飲み込んで言い返すと。
「君は……どうして……。甘すぎるくらい甘い君の言葉は、僕たち人形にとって至上の殺し文句だね。だからこそ、同時にひどく残酷な言葉だ」
くっはーーー……。(何)
なんだろなこれは。人形側にならないとその「残酷」を正確に理解するのは難しいけれど。
重くも、切なくも、哀しくも、なんて美しい。
……今更だけどこの場面、「悪いけど、ひとりにして」と言った後、突然後ろから――という流れだったのですよね。
そこで本当に出て行かなかったルディが好き。とても好き。
それに似た感覚を覚えたのが、次に起きた、例のグロリア様の事件。
相変わらずオーナーに従順なジルに、「だったらどうして、あなたたちには意思があるの!」という言葉がぎりぎりで届いて。
「姫……。あなたは、私のオーナーです。私は、できる限り姫の望みに沿いたいと思う。しかし、これ以上の暴挙に出るつもりならば、私とて見過ごすことはできない」
これ私、ものすごく感激したんだけど。
私がグロリア様だったら、ここで正気に戻れると思う。
あのジルが命令に背いてここまで言ってくれた、という感謝でボロ泣きに泣ける。
推測でしかないけど、グロリア様が心の奥底で本当にジルに望んでいるのは、永遠の夢でいてくれることや従順であることではないと思うのよね…。
「もう利用されるのはたくさんだわ。これが夢だと気づいた瞬間に、夢はあっさりと覚めてしまうものなのよ」
ジルとグロリア様の話は何度見ても切ない…。
彼女が現実に立ち向かう元気を取り戻したとき、ジルに対する感謝を持ってくれたらいいなぁ…。
出会いの時と変わらず、もう桁外れの癒しレベル。
前ルートで垣間見たアレが脳裏をチラつくものの、、「どうか、迷惑だなんて思わないでください。あなたがこうして再び僕を見つめてくれただけで嬉しい…」だの「ああ、あなたが無事でよかった…」だの「あなたには笑顔が似合います。どうか、僕のために微笑んでください」だの、あの澄んだ目で見つめられると、なんかもうどうでもいいやぁ…とパーッと頭に花が咲き乱れます。
弱いんだよ 少 年 紳 士 !!
攻略対象の五体の人形のうち、「一体もらえるとしたら誰が欲しいですか」と問われたら私は即決でルディです。外見も言葉も魅力的すぎる。
案外簡単に本音の態度を見せてくれるのも好き。
流暢な社交辞令も心地いいけど、本音バージョンの程よく意地悪な物言いが更にチャーミングだと思います。
「もしかして、おやすみのキスが必要?」とか「最初から僕を誘うつもりだったの?誰でもよかったんなら、僕は行かないよ」とかサ!///
主人公と外見年齢が近いせいか、気持ち的に構えさせないのですよね。
ジャックのように心配させずジルのように緊張させずウィルのように萎縮させない。
いつも朗らかで人形なのに従順すぎず、意思が強く弁舌巧み。理想的。
エミリーがいなくなって落ち込んでいるときの、
「ねえ……その子のことはあきらめなよ。君には僕がいるんだから、寂しくないだろう?」
というのが、ルディらしい優しさできゅんときました。
直接的で、とても目線が近い感じがする。
例えば「あの子が、もう人形になんかなりたくないって言ったらどうする?」って訊き方は、ジャックの淡々とした事実確認やジルの配慮に満ちた物言いと内容は同じでも、誰より単純で簡単で気安くて…。
もっとも"ふつう"の、親密な関係を結ばせてくれるのがルディなんだと思います。"お友達"っぽい。
「オーナー」よりも「人間」よりも「女の子」として見られてる感がある。
今回は初めて、アーヴィン様が誘惑を撥ね退ける姿を見て感動しました。
「ルディに頼ってばかりじゃいけないと思って…。僕も、変わりたいんだ」
って、あの人が言えるとは思わなかったよ…!
どんなに弱く見える人間の中にも誇りは眠っているんだね…!
そういえば彼にもらった健康祈願の呪い人形、どんなグロテスクなものかと思ったら普通に可愛くて拍子抜けしました。自立できるポクポンみたい。(笑)
あれが夜に笑いだすイベントの、エミリーとウィルの素晴らしい連係には拍手喝采です。
人形につかつかと近づいて、「けがらわしい!」と一括するなり素手で弾き飛ばすエミリー、飛んできた人形を、「失せろ」の一言でぶち壊すウィル。(爆)
あ!あとあと、ハイドパークを散歩した後「近道」と「いつもの道」を選ぶところで、初めてジャックが出てきました。
「人形師?何故こんなところに。しかも一人で出歩いているのか。…来い。送る」
とほぼ一方的に喋ったと思ったら、
「不意に首根っこをつかみ、まるで猫でも持ち運ぶかのようにずんずん歩いていくジャック。
私は悲鳴をあげながら、そんな彼に引きずられていった…。」
愛さずにいられない。(爆)
そうこうしてるうちに、また美麗スチルが出ました。
ランプを灯した作業机の上、手袋を外したルディが後ろから手を重ねてくれるもの。
ウィルが服を脱いだときもそうだったけど、やっぱり視覚で違いを見せられるとぎょっとします。
ハンナ同様、球体関節人形は見慣れている私も一瞬ヒヤッとした。
「…僕と君とは、違う存在なんだよ。触れてしまうだけで、決定的な差異が見える」
後ろにいるのはいつもと同じルディなのに、重ねた手には体温がない。
手からショックが通じてしまわないか緊張する。(冷汗)
でも、普通の人形ならともかく精神人形は心を持ってる。
そんな相手をおもちゃみたいに扱えるわけないでしょ、と狼狽を飲み込んで言い返すと。
「君は……どうして……。甘すぎるくらい甘い君の言葉は、僕たち人形にとって至上の殺し文句だね。だからこそ、同時にひどく残酷な言葉だ」
くっはーーー……。(何)
なんだろなこれは。人形側にならないとその「残酷」を正確に理解するのは難しいけれど。
重くも、切なくも、哀しくも、なんて美しい。
……今更だけどこの場面、「悪いけど、ひとりにして」と言った後、突然後ろから――という流れだったのですよね。
そこで本当に出て行かなかったルディが好き。とても好き。
それに似た感覚を覚えたのが、次に起きた、例のグロリア様の事件。
相変わらずオーナーに従順なジルに、「だったらどうして、あなたたちには意思があるの!」という言葉がぎりぎりで届いて。
「姫……。あなたは、私のオーナーです。私は、できる限り姫の望みに沿いたいと思う。しかし、これ以上の暴挙に出るつもりならば、私とて見過ごすことはできない」
これ私、ものすごく感激したんだけど。
私がグロリア様だったら、ここで正気に戻れると思う。
あのジルが命令に背いてここまで言ってくれた、という感謝でボロ泣きに泣ける。
推測でしかないけど、グロリア様が心の奥底で本当にジルに望んでいるのは、永遠の夢でいてくれることや従順であることではないと思うのよね…。
「もう利用されるのはたくさんだわ。これが夢だと気づいた瞬間に、夢はあっさりと覚めてしまうものなのよ」
ジルとグロリア様の話は何度見ても切ない…。
彼女が現実に立ち向かう元気を取り戻したとき、ジルに対する感謝を持ってくれたらいいなぁ…。
ジルED
「どれほど心が近くあっても、触れてしまえば現実を思い知ることになるから」
「私たちの存在は、人間にとって覚めない夢のようなもの」
「近くに見えたとしても、錯覚でしかないのだよ」
きたきたきたーー現実の洪水!(泣)
でもここで初めて、ジル本人にも夢を求める気持ちがあるからこそ、こんな切実な忠告になるんだなと思いました。
自分自身が"美しい夢"であるのに、その有害を誰より自覚せねばならない辛さ…。
「私は、束の間の夢を与えようと思った。傷つきやすい心を癒す、ほんのひとときの美しい夢を」。でも、「私が見せる夢はやがてオーナーの心を蝕み、オーナーとの関係をも歪ませていくことの方が多かった気がする」。しんどい…。
つーか、最終日前日に起こるこのイベントのスチルが美しすぎて目を見張りました。
この会社さんは本当に素敵な絵師さんを起用するなぁ。
翡翠なんかやると、早く他の面も追いついてくれと願わずにおれないんだけれど。
今回のクライマックス事件は、アーヴィン様とルディのでした。
どっちの人にも た ま げ た。
アーヴィンの壊れ方が異常すぎて怖い…!ルディがマジで冷たすぎる…!
特にルディの見放しっぷりには唖然としました。
そら前のルートでも急に生意気な態度になるところはあったけど、主人公に対する好意を疑うほどのことはなかったのに。
あれほど紳士的だった彼がいたいけな女の子に当身を食らわせて鎖で繋いでしれっとしてるなんて、某フルート奏者遭遇以来の衝撃です。
もー絶望的。いざとなったら舌を噛んで死ぬしかないとまで思いつめた果て、
「目を開けて。もう心配いらない」
と聞き慣れた声が囁いてくれたときは、リアルに椅子から滑り落ちて脱力しました。
おっそろしい目にあったよ…。最悪犯されるかと…。(涙目)
「険しい眼差しは、冷ややかな怒りをたたえていた。」という描写といい、「…信じていて」と言う不敵な笑みといい、やっぱりジルはキレたときが男らしくて一番ぐっときます。
「悪いね、ジル。これも命令だから」と剣を構えるルディにそれにしちゃ随分楽しそうじゃないかと内心で突っ込んだら、「その割には楽しそうに見えるが?」と同じタイミングで突っ込んでくれるジル。(笑)
すったもんだの挙句、あわや銃弾をぶちこまれる寸前に視界が漆黒に染まり、悲鳴と不快な音がして――。
「このまま、帰ろう。すべては終わった」
ここ、良かった……!!(痺)
惨劇を見せまいと、手で目隠しをしたままなんですよね。
手をどけて、と頼んでも「…できない。どうか、このまま」。
思いやりが染みる…!紳士たるものこうでなきゃでしょ…!(悶)
最後の葛藤も同じく素晴らしかったです。
次々に仲間が消えて、ジル自身の周囲が白く輝いて本当に最後の瞬間になっても、いつも通りの完璧な笑顔、落ち着いた声音の儀礼的な挨拶。
ぶっちゃけ、もしかして攻略失敗した?(汗)と焦っていたら、いきなりスチルと共に聞いたこともない感情的な声、
「やはり、私には無理だ…!!」
こっちまで一気に感情が昂り、涙腺ぶった切られてました。
「余裕のかけらもないほど切迫し、苦しさを露」にするかすれ声――本当にもう、泣く寸前みたいな声出すんだもん〜〜!!(涙涙)
「せめてきれいに別れようと思っていたのに…。確かな現実として留めておきたいのに…。
「夢で終わらせてしまうなど、私には辛すぎる!」
穏やかな人の理性が失せて本音が溢れだす瞬間を、ここまでリアルに魅せられたことってなかった。
スチルの苦悶に歪んだ表情が相乗効果で迫って、展開なんかわかりきっていたのに本当に胸が震えました。
シナリオ、声の演技、絵の三つが最高の状態で調和すると、こんなに響いてくるものなんだなと…。
ノベルゲームのゲームでやる意義を実感したわ…。
そして甘い甘いエピローグ。
ジャックとは比べ物にならない糖度の高さに圧倒されました。
しばらく「我が姫君」という甘美な囁きを忘れられそうにない。(笑)
大変ご馳走さまでした♪
「私たちの存在は、人間にとって覚めない夢のようなもの」
「近くに見えたとしても、錯覚でしかないのだよ」
きたきたきたーー現実の洪水!(泣)
でもここで初めて、ジル本人にも夢を求める気持ちがあるからこそ、こんな切実な忠告になるんだなと思いました。
自分自身が"美しい夢"であるのに、その有害を誰より自覚せねばならない辛さ…。
「私は、束の間の夢を与えようと思った。傷つきやすい心を癒す、ほんのひとときの美しい夢を」。でも、「私が見せる夢はやがてオーナーの心を蝕み、オーナーとの関係をも歪ませていくことの方が多かった気がする」。しんどい…。
つーか、最終日前日に起こるこのイベントのスチルが美しすぎて目を見張りました。
この会社さんは本当に素敵な絵師さんを起用するなぁ。
翡翠なんかやると、早く他の面も追いついてくれと願わずにおれないんだけれど。
今回のクライマックス事件は、アーヴィン様とルディのでした。
どっちの人にも た ま げ た。
アーヴィンの壊れ方が異常すぎて怖い…!ルディがマジで冷たすぎる…!
特にルディの見放しっぷりには唖然としました。
そら前のルートでも急に生意気な態度になるところはあったけど、主人公に対する好意を疑うほどのことはなかったのに。
あれほど紳士的だった彼がいたいけな女の子に当身を食らわせて鎖で繋いでしれっとしてるなんて、某フルート奏者遭遇以来の衝撃です。
もー絶望的。いざとなったら舌を噛んで死ぬしかないとまで思いつめた果て、
「目を開けて。もう心配いらない」
と聞き慣れた声が囁いてくれたときは、リアルに椅子から滑り落ちて脱力しました。
おっそろしい目にあったよ…。最悪犯されるかと…。(涙目)
「険しい眼差しは、冷ややかな怒りをたたえていた。」という描写といい、「…信じていて」と言う不敵な笑みといい、やっぱりジルはキレたときが男らしくて一番ぐっときます。
「悪いね、ジル。これも命令だから」と剣を構えるルディにそれにしちゃ随分楽しそうじゃないかと内心で突っ込んだら、「その割には楽しそうに見えるが?」と同じタイミングで突っ込んでくれるジル。(笑)
すったもんだの挙句、あわや銃弾をぶちこまれる寸前に視界が漆黒に染まり、悲鳴と不快な音がして――。
「このまま、帰ろう。すべては終わった」
ここ、良かった……!!(痺)
惨劇を見せまいと、手で目隠しをしたままなんですよね。
手をどけて、と頼んでも「…できない。どうか、このまま」。
思いやりが染みる…!紳士たるものこうでなきゃでしょ…!(悶)
最後の葛藤も同じく素晴らしかったです。
次々に仲間が消えて、ジル自身の周囲が白く輝いて本当に最後の瞬間になっても、いつも通りの完璧な笑顔、落ち着いた声音の儀礼的な挨拶。
ぶっちゃけ、もしかして攻略失敗した?(汗)と焦っていたら、いきなりスチルと共に聞いたこともない感情的な声、
「やはり、私には無理だ…!!」
こっちまで一気に感情が昂り、涙腺ぶった切られてました。
「余裕のかけらもないほど切迫し、苦しさを露」にするかすれ声――本当にもう、泣く寸前みたいな声出すんだもん〜〜!!(涙涙)
「せめてきれいに別れようと思っていたのに…。確かな現実として留めておきたいのに…。
「夢で終わらせてしまうなど、私には辛すぎる!」
穏やかな人の理性が失せて本音が溢れだす瞬間を、ここまでリアルに魅せられたことってなかった。
スチルの苦悶に歪んだ表情が相乗効果で迫って、展開なんかわかりきっていたのに本当に胸が震えました。
シナリオ、声の演技、絵の三つが最高の状態で調和すると、こんなに響いてくるものなんだなと…。
ノベルゲームのゲームでやる意義を実感したわ…。
そして甘い甘いエピローグ。
ジャックとは比べ物にならない糖度の高さに圧倒されました。
しばらく「我が姫君」という甘美な囁きを忘れられそうにない。(笑)
大変ご馳走さまでした♪
ジルルート開始
人間と人形の関係はどれほど近づいても、楽しくても、安らかでも、満たされきらない哀しさがあって、やればやるほど、主人公の孤独は人形で癒されはしても、埋められはしないんだな、という切なさを感じます。
今回のルートはなんか個人的に前回に増して美しくも哀しい…軽く気が滅入るほど哀しい…。(何があった)
なんか自分、グロリア様に思い入れがちな傾向があるようで。
「美しいものに囲まれてずっと夢を見ていられたらいいのにね?」なんて言われると、「本当にそうですよねえ…」と生活臭をにじませてうなずきたくなります。
そうするとジル様(様づけせずにいられない何かを彼には感じる)の好感度が上がらないので、渋々「そんなのあり得ないと思います」とクールぶってみるわけなんだけど。
「夢や幻の類に思い入れすぎても、君が傷つくだけだと私は思う」
なんて夢の化身のようなジル様から釘を刺されるとけっこーグサッとく・る…。
ななななによなによ夢見がちでどうもすみませんね!たまには現実逃避したっていいじゃんたまには!(ムキになりすぎて痛々しい人)
別に彼は夢見る乙女を否定してるわけじゃなく、その「行き過ぎた例」を嫌というほど経験してるので用心深いだけなんだけれども。
それに対して、今回のグロリア様は惚れ惚れするほど立派でした。
「閉ざされた世界に守られなければならないほど、私の誇りは安くありませんの」
にはブラボーと快哉を叫んだ。
やっぱり女は強くなきゃですよ。
男に泣かされて自分を貶めるなんて情けないこと、冷静になったら即刻止めねば。
男より図太く逞しく、誇り高くあれ女よ、です。
で、快くジル様を譲られたわけだけど、「お人形遊びは卒業よ」と言う寂しげな微笑がなんだか無性に悲しく悔しくて、今回ばかりは人形を得ても嬉しくなかったです。
なんだろう……妄想癖を自粛するアンに「すっかりやめてはいけないよ」と言わずにいれないマシューの気分というか。
「あんまり度を越しちゃいけないがね、もちろん。だがすこしはつづけるんだよ、アンや、すこしはつづけたほうがいいよ」(新潮文庫)
…だってやっぱり、現実だけの世界なんて地獄でしょう…美しい夢があるから人はせめて前向きに生きられるんだもの…。(ぐずぐず)
さておき、デフォルト仏頂面のウィルがグロリア様の前で「お目にかかり光栄です、レディ・グロリア」いきなり紳士になったのには驚愕やら憤りやらときめきやらで思わず噴きました。可愛くないったら…。(笑)
逆に、常に紳士のジルさんには始終癒されてました。
遠慮しつつも頼れば「こういう役割に任命されるのは、頼ってもらえているようで嬉しいものだよ」とわざわざ言ってくれるし、「君のわがままなら、是が非でも叶えたくなるような可愛らしいものだろうに。…ね?」なんて、この「…ね?」がずるい!もゆる!癒される!
普段穏やかで、怒ると急に不敵になるギャップにもときめきます。
「では、姫君のもとへ馳せ参じよう」と剣を構えるなり、豪快にバラを切り裂きながら強引に道を作っていく後姿にしびれた。
そして「あいつ……あんなこと言いながら、実は相当キレてたんじゃねえのか?」とぼやくウィル。(笑)
ウィルといえば、改めてあらすじを辿って、やっぱりあのお茶を淹れてくれるイベントはイイ!と思いました。
エミリーと自分を比べさせて、あえて(?)エミリーを悪く言って…精霊の姿で現れたエミリーに言う、
「…バカ。本気で離れる覚悟もないくいせに、今更出てくるんじゃねえよ」
という台詞がめちゃめちゃ好き。
なんだかんだ言って優しいっていうか余裕があるっていうか…そうして目覚めたエミリーが、真っ先にウィルに文句をつけに行くのも微笑ましくて好きなのです。結局いいコンビなふたり。
今回は、ジルまで叱り飛ばされる場面があって可笑しかった。
「それは言い訳ですか、ジルさん」かっこいい!
「あなたには期待していないと言いましたが?」かっこいい!
やっぱりエミリーはエミリーって感じ。(愛)
今作の主人公が控えめなのは、エミリーがその分勝気だからなのかな。
や〜自分だったら…朝食のお皿を持ってかれたら取り返すし、身内の悪口を言われたら怒るし、拉致られたら糾弾するし、死者復活だの奴隷人形だのしてる人がいたら強く諌めると思うので…実はいまいち同調できてなかったり。
しっかりしてるから好きなんだけどね、ハンナ。
ビジュアルも可愛いし。^^
今回のルートはなんか個人的に前回に増して美しくも哀しい…軽く気が滅入るほど哀しい…。(何があった)
なんか自分、グロリア様に思い入れがちな傾向があるようで。
「美しいものに囲まれてずっと夢を見ていられたらいいのにね?」なんて言われると、「本当にそうですよねえ…」と生活臭をにじませてうなずきたくなります。
そうするとジル様(様づけせずにいられない何かを彼には感じる)の好感度が上がらないので、渋々「そんなのあり得ないと思います」とクールぶってみるわけなんだけど。
「夢や幻の類に思い入れすぎても、君が傷つくだけだと私は思う」
なんて夢の化身のようなジル様から釘を刺されるとけっこーグサッとく・る…。
ななななによなによ夢見がちでどうもすみませんね!たまには現実逃避したっていいじゃんたまには!(ムキになりすぎて痛々しい人)
別に彼は夢見る乙女を否定してるわけじゃなく、その「行き過ぎた例」を嫌というほど経験してるので用心深いだけなんだけれども。
それに対して、今回のグロリア様は惚れ惚れするほど立派でした。
「閉ざされた世界に守られなければならないほど、私の誇りは安くありませんの」
にはブラボーと快哉を叫んだ。
やっぱり女は強くなきゃですよ。
男に泣かされて自分を貶めるなんて情けないこと、冷静になったら即刻止めねば。
男より図太く逞しく、誇り高くあれ女よ、です。
で、快くジル様を譲られたわけだけど、「お人形遊びは卒業よ」と言う寂しげな微笑がなんだか無性に悲しく悔しくて、今回ばかりは人形を得ても嬉しくなかったです。
なんだろう……妄想癖を自粛するアンに「すっかりやめてはいけないよ」と言わずにいれないマシューの気分というか。
「あんまり度を越しちゃいけないがね、もちろん。だがすこしはつづけるんだよ、アンや、すこしはつづけたほうがいいよ」(新潮文庫)
…だってやっぱり、現実だけの世界なんて地獄でしょう…美しい夢があるから人はせめて前向きに生きられるんだもの…。(ぐずぐず)
さておき、デフォルト仏頂面のウィルがグロリア様の前で「お目にかかり光栄です、レディ・グロリア」いきなり紳士になったのには驚愕やら憤りやらときめきやらで思わず噴きました。可愛くないったら…。(笑)
逆に、常に紳士のジルさんには始終癒されてました。
遠慮しつつも頼れば「こういう役割に任命されるのは、頼ってもらえているようで嬉しいものだよ」とわざわざ言ってくれるし、「君のわがままなら、是が非でも叶えたくなるような可愛らしいものだろうに。…ね?」なんて、この「…ね?」がずるい!もゆる!癒される!
普段穏やかで、怒ると急に不敵になるギャップにもときめきます。
「では、姫君のもとへ馳せ参じよう」と剣を構えるなり、豪快にバラを切り裂きながら強引に道を作っていく後姿にしびれた。
そして「あいつ……あんなこと言いながら、実は相当キレてたんじゃねえのか?」とぼやくウィル。(笑)
ウィルといえば、改めてあらすじを辿って、やっぱりあのお茶を淹れてくれるイベントはイイ!と思いました。
エミリーと自分を比べさせて、あえて(?)エミリーを悪く言って…精霊の姿で現れたエミリーに言う、
「…バカ。本気で離れる覚悟もないくいせに、今更出てくるんじゃねえよ」
という台詞がめちゃめちゃ好き。
なんだかんだ言って優しいっていうか余裕があるっていうか…そうして目覚めたエミリーが、真っ先にウィルに文句をつけに行くのも微笑ましくて好きなのです。結局いいコンビなふたり。
今回は、ジルまで叱り飛ばされる場面があって可笑しかった。
「それは言い訳ですか、ジルさん」かっこいい!
「あなたには期待していないと言いましたが?」かっこいい!
やっぱりエミリーはエミリーって感じ。(愛)
今作の主人公が控えめなのは、エミリーがその分勝気だからなのかな。
や〜自分だったら…朝食のお皿を持ってかれたら取り返すし、身内の悪口を言われたら怒るし、拉致られたら糾弾するし、死者復活だの奴隷人形だのしてる人がいたら強く諌めると思うので…実はいまいち同調できてなかったり。
しっかりしてるから好きなんだけどね、ハンナ。
ビジュアルも可愛いし。^^
ジャックED
ジャックED感想。
恋愛イベントらしきものが非常に少ないので、正直いつの間に好かれていたんだろうという感はあるのだけど、そのへんは本人もギリギリで気付いて困惑していたようなので、人形らしさかなと思います。
前の記事に書いたように、人の心情を思いやるタイプではないので連れて歩いても心細さの拭えないキャラだった。
状況が切迫してくるとジャックよりウィルに同行を頼みたくなって困りました。(笑)
でもその、嘘をつかないからこそ安心させる魅力というのが裏庭のイベントで燦然と輝いていたと思う。
このゲーム、展開はそれなりに読めるけど会話の中で本気でぎょっとさせる一瞬が時々あります。
罪の火種を抱えた人形師である自分を実感してしまって、それでも人形たちと離れるのは寂しくて、人と人形はそんなに違うものなのか、とジャックに訊いて始まった会話。
「精霊は人とは違う時間を生き、人とは違う死を迎える存在だ。わかり合えるはずがない。それがおまえの言う悲劇だというなら、確かに悲劇かもしれない」
こちらが渇望している後押しや期待とは全く反対のことを淡々と冷たく言いのけられ、泣きそうになって寂しいと漏らしたら、心底意外そうに「寂しい?何故?」と訊きかえして来るのです。その後。
「そうか?俺にはそうは思えない。自分が相手と違うものであるということは、幸いなことだと俺は思う。同じものなら、あえて知ろうとは思わない」
この瞬間の、暗闇がパーッと開けていく感覚は滅多に味わえないものだったと思う。
主人公と一緒にプレイヤーも目を見張りました。
確かに、違うからこそ人は人に興味を持ち、男女は惹かれあう。
ジャックは単に考えを言っただけど主人公にとっては正に奇跡の瞬間で、頭が一気にクリアになって「みんなのために一番いいことは何かと考えるべきなのに、私はまだ、どうしたらみんなと離れずに済むんだろうと考えていた。」という自分に気付くのです。
いやー清々しい。
見方を変えるだけでこんなに世界は違うものになるんだなと、見事な発想の転換の場面にしびれた。
ジャックの台詞ではそれと、「可能性がゼロでない以上、試す価値はある」「イグニス。残念だがおまえが導き出した答えは間違っている」というのが「らしいなぁ」と笑いを誘って好きです。
後者はなんか学校の先生みたいで、シリアスな場面なのにクスッとしてしまった。(笑)
どきっとさせるという意味では、同裏庭イベントのこの後の言葉も好かった…v
身勝手な自分を見透かされそうで「あまり見ないで」と頼んで返る「…俺は、自分が興味のあるものしか見ない」とか、主人公を泣き止ませようと赤ん坊をあやすように抱えあげて
「おかしい?そんなことはない。この手法が有効だということは、今実証された」
「え?」
「……おまえはもう、泣いていない」
というのとか。
日頃徹底して理性的な彼がこうして静かに結論を言うと、どこか優しく感じられるからかなぁ。
あと、カップリングとして見ても「心優しい可憐な少女と冷徹で不器用な男」というのは(なんか違う気もするが)微笑ましくていいです。
個別で充分可愛いジャックとハンナが、ますます可愛くなる。
「ハンナ?泣いているのか、それとも笑っているのか、どちらだ」
「…秘密よ、ジャック」
「もう眠った方がいい。おまえはだいぶ混乱しているようだ」
とかさ!なんだろ、美女と野獣的関係のもたらす独特のときめきがあるよな!///
EDの、ハンナより本優先のジャックとそれでむくれるハンナ、という構図もかくあるべきという感じで。
彼のようなキャラは恋をしてもこうあってほしいです。
"違いすぎる私たちの心は、今、ひとつだった。"
そんな確信を得られたら、べたべたせずとも繋がっていられるものね。
恋愛過程は薄味だったけど、ラストは満足のいくハッピーエンドでした♪
ただエミリーとの離別だけが心残りです!(泣)
恋愛イベントらしきものが非常に少ないので、正直いつの間に好かれていたんだろうという感はあるのだけど、そのへんは本人もギリギリで気付いて困惑していたようなので、人形らしさかなと思います。
前の記事に書いたように、人の心情を思いやるタイプではないので連れて歩いても心細さの拭えないキャラだった。
状況が切迫してくるとジャックよりウィルに同行を頼みたくなって困りました。(笑)
でもその、嘘をつかないからこそ安心させる魅力というのが裏庭のイベントで燦然と輝いていたと思う。
このゲーム、展開はそれなりに読めるけど会話の中で本気でぎょっとさせる一瞬が時々あります。
罪の火種を抱えた人形師である自分を実感してしまって、それでも人形たちと離れるのは寂しくて、人と人形はそんなに違うものなのか、とジャックに訊いて始まった会話。
「精霊は人とは違う時間を生き、人とは違う死を迎える存在だ。わかり合えるはずがない。それがおまえの言う悲劇だというなら、確かに悲劇かもしれない」
こちらが渇望している後押しや期待とは全く反対のことを淡々と冷たく言いのけられ、泣きそうになって寂しいと漏らしたら、心底意外そうに「寂しい?何故?」と訊きかえして来るのです。その後。
「そうか?俺にはそうは思えない。自分が相手と違うものであるということは、幸いなことだと俺は思う。同じものなら、あえて知ろうとは思わない」
この瞬間の、暗闇がパーッと開けていく感覚は滅多に味わえないものだったと思う。
主人公と一緒にプレイヤーも目を見張りました。
確かに、違うからこそ人は人に興味を持ち、男女は惹かれあう。
ジャックは単に考えを言っただけど主人公にとっては正に奇跡の瞬間で、頭が一気にクリアになって「みんなのために一番いいことは何かと考えるべきなのに、私はまだ、どうしたらみんなと離れずに済むんだろうと考えていた。」という自分に気付くのです。
いやー清々しい。
見方を変えるだけでこんなに世界は違うものになるんだなと、見事な発想の転換の場面にしびれた。
ジャックの台詞ではそれと、「可能性がゼロでない以上、試す価値はある」「イグニス。残念だがおまえが導き出した答えは間違っている」というのが「らしいなぁ」と笑いを誘って好きです。
後者はなんか学校の先生みたいで、シリアスな場面なのにクスッとしてしまった。(笑)
どきっとさせるという意味では、同裏庭イベントのこの後の言葉も好かった…v
身勝手な自分を見透かされそうで「あまり見ないで」と頼んで返る「…俺は、自分が興味のあるものしか見ない」とか、主人公を泣き止ませようと赤ん坊をあやすように抱えあげて
「おかしい?そんなことはない。この手法が有効だということは、今実証された」
「え?」
「……おまえはもう、泣いていない」
というのとか。
日頃徹底して理性的な彼がこうして静かに結論を言うと、どこか優しく感じられるからかなぁ。
あと、カップリングとして見ても「心優しい可憐な少女と冷徹で不器用な男」というのは(なんか違う気もするが)微笑ましくていいです。
個別で充分可愛いジャックとハンナが、ますます可愛くなる。
「ハンナ?泣いているのか、それとも笑っているのか、どちらだ」
「…秘密よ、ジャック」
「もう眠った方がいい。おまえはだいぶ混乱しているようだ」
とかさ!なんだろ、美女と野獣的関係のもたらす独特のときめきがあるよな!///
EDの、ハンナより本優先のジャックとそれでむくれるハンナ、という構図もかくあるべきという感じで。
彼のようなキャラは恋をしてもこうあってほしいです。
"違いすぎる私たちの心は、今、ひとつだった。"
そんな確信を得られたら、べたべたせずとも繋がっていられるものね。
恋愛過程は薄味だったけど、ラストは満足のいくハッピーエンドでした♪
ただエミリーとの離別だけが心残りです!(泣)
一周目・初感
率直な感想としては、非常にさっぱりしたゲームだなと思いました。
雰囲気や登場人物の魅力は楽しめるけれど、恋愛ゲームという感じはあまりしない。
なんせ相手が人形なので、男と女というより人形と人形師という関係性の方が強いのですね。
刺激がなくてある意味つまらないんだけど、逆にすごく理想的な気楽さを感じたりもする、不思議な共同生活でした。
シナリオは…これは、もしかして緋色と同じ人、なのかな?(・・)
文章も音楽もよく似てる。
主人公が自分の感情を冷静に分析して身勝手だと責めるところなんか、あら懐かしい…と思いました。
私には珠紀の方がずっと移入しやすかったけど、ハンナも真面目で落ち着いていて悪くなかった。
お話自体は、うんまぁそうくるだろうな、というセンを忠実になぞってきます。
意外性はない。けど、美しかった。
これさえあれば最低限の感動は得られるんだな、と随所随所で驚いた。
長くないシナリオ中で、計3回も泣きました私。
エミリー復活、グロリア様死去、解放場面。
女性キャラが特に泣かせる。どっちも可愛くて切ないんだ!(嘆)
得にエミリーは最高に可愛いです。
自作ドールということで、自分が初めて持ったお人形と重ねて見てしまって(プレイヤーは海外製キャストドールの大ファンです)壊れるところと別れるところではもう攻略対象なぞ目に入らず「エミリィィィィ!!(半狂乱)」って感じでした。
とはいえ、他のお人形も個性豊かですごく魅力的だった。
初回でジャックを攻略したのは出会いの場面が印象的で惹かれたからなんだけど、誰から手をつけてもいいくらい均等に好きです。
攻略直後「次はジルにしようと思うんだけどルディとウィルにも惹かれるんだよね〜」と云ったら「ほぼ全員じゃん」と身内に突っ込まれた。
攻略対象五名で各一個のEDって、少ないよね…。(寂笑)
あ、あと、人形に限らず全員表情が乏しいです。
声が絵から出てる感じがしない。クチパクが欲しい。
ウィルを目覚めさせるときは、注文したドールが届いてガムテープをびりびり破くときの高揚感と全く同じものを感じていました。(ファンタジィ台無し)
やっぱり自分のドールって嬉しい愛しい。
お茶淹れてくれるイベントがよかったなーvV
あそこで初めて「人形に惚れてしまう可能性」の危惧が胸をよぎった。
エミリーとのつんけんした関係が好きです。「凶悪人形」と「能面人形」。(笑)
ジャックは、見た目に反して子供っぽいところが可愛かった。
最も人形らしいというか、「泰継さんみたい」と感じるところがありました。
純粋で率直で、人の心を慮るということをしないタイプなので精神的に頼りがいがあるとは言えないんだけど、でも決して嘘をつかない安心感があった。詳しくは次の記事に書こうと思います♪
ルディは、真っ先に目を惹かれる人形です。金髪碧眼の王子様〜vv(うっとり)
初対面の挨拶の
「このように可愛らしいお嬢さんを前にしては、アーヴィン様ならずとも語るべき言葉を失ってしまいそうです。
「名乗るほどの者ではありませんが、もしその愛らしい声で呼んで頂けるというのなら、ぜひ『ルディ』と」
ってのがもーたまんなーいっvv(紳士大好き!)
実は冷めてるというか世慣れてるっぽいとこも好い!
ジルは、後からじわじわきました。
グロリア様との仲の良いやり取りが素敵にきらきらしくて、お似合いすぎてとても立ち入れないわ…(控えめな微笑み)という感じだったんだけど、愛憎うずまく後半の状況での操られっぷりがなんか!色っぽくて!(え)
正気を失った主を無言で受け入れる大人っぽさというか男っぽさというか、本当は従いたくない気持ちが目に現れてしまう優しさとかそれでも命令どおり微笑んでしまう哀しい性質とか、色んなバランスが無性に美しく魅惑的に感じられて……ぶっちゃけ、好みでした!(結論)
というわけでレディ・グロリアには申し訳ないが次は彼を狙う所存。
グロリア様の狂乱ぶりはただただ哀惜の念に耐えきれないという感じでした。
初めは心配半分不気味半分で接してたんだけど、
「…だって、同じ嘘なら優しい嘘がいいもの。ジルは私を裏切らない。家柄や爵位目当てで近づいてくる男とは違うわ。これほど美しい夢ならば、騙されていた方がずっと幸せだわ」
と云われた途端、どうしたわけか両目からどっと涙が涌いて出た。
なんて哀しいことを仰るのか…!!!(滂沱の涙)
アーヴィン様は精神科に連れてってさしあげればいいしミスターヴィクターには鋼錬とDグレを揃えて貸してあげればいいと思ったけど(オタク的解決法)、彼女に自分がしてやれることなんか何もない気がします。
「こんなこと、間違ってます!」と叫んだ後の答えにはこちらまで打ちのめされたよ…。
「そんなこと、わかっているのよ。それでも、私は戻りたくない。あの現実に」
あ・あ・あ・あ・あ……。(涙涙涙)
とはいえ、「やっぱりあなた、ジルが好きなのね」という発想の飛躍ぶりにはポカーンとさせられました。
やっぱりって、これ以前に一、二度会っただけなんですが何故そんな思いつきに…?!(あわあわ)
予約してないのに何故かついてきた予約特典CD(ソ○マップで買ったので店舗特典と間違えられたのかもしれない)も聞いたのだけど、思いの他興味深い内容で楽しめました。
ウィルのモノローグがいかにも人形らしく神秘的で好かった。
それから、再会したジルとルディの親しげな会話の中の、
「そうだな。美しい貴婦人だよ」
「君よりも?」
というユーモア漂うおしゃれなやり取りが好きです。*^^*
雰囲気や登場人物の魅力は楽しめるけれど、恋愛ゲームという感じはあまりしない。
なんせ相手が人形なので、男と女というより人形と人形師という関係性の方が強いのですね。
刺激がなくてある意味つまらないんだけど、逆にすごく理想的な気楽さを感じたりもする、不思議な共同生活でした。
シナリオは…これは、もしかして緋色と同じ人、なのかな?(・・)
文章も音楽もよく似てる。
主人公が自分の感情を冷静に分析して身勝手だと責めるところなんか、あら懐かしい…と思いました。
私には珠紀の方がずっと移入しやすかったけど、ハンナも真面目で落ち着いていて悪くなかった。
お話自体は、うんまぁそうくるだろうな、というセンを忠実になぞってきます。
意外性はない。けど、美しかった。
これさえあれば最低限の感動は得られるんだな、と随所随所で驚いた。
長くないシナリオ中で、計3回も泣きました私。
エミリー復活、グロリア様死去、解放場面。
女性キャラが特に泣かせる。どっちも可愛くて切ないんだ!(嘆)
得にエミリーは最高に可愛いです。
自作ドールということで、自分が初めて持ったお人形と重ねて見てしまって(プレイヤーは海外製キャストドールの大ファンです)壊れるところと別れるところではもう攻略対象なぞ目に入らず「エミリィィィィ!!(半狂乱)」って感じでした。
とはいえ、他のお人形も個性豊かですごく魅力的だった。
初回でジャックを攻略したのは出会いの場面が印象的で惹かれたからなんだけど、誰から手をつけてもいいくらい均等に好きです。
攻略直後「次はジルにしようと思うんだけどルディとウィルにも惹かれるんだよね〜」と云ったら「ほぼ全員じゃん」と身内に突っ込まれた。
攻略対象五名で各一個のEDって、少ないよね…。(寂笑)
あ、あと、人形に限らず全員表情が乏しいです。
声が絵から出てる感じがしない。クチパクが欲しい。
ウィルを目覚めさせるときは、注文したドールが届いてガムテープをびりびり破くときの高揚感と全く同じものを感じていました。(ファンタジィ台無し)
やっぱり自分のドールって嬉しい愛しい。
お茶淹れてくれるイベントがよかったなーvV
あそこで初めて「人形に惚れてしまう可能性」の危惧が胸をよぎった。
エミリーとのつんけんした関係が好きです。「凶悪人形」と「能面人形」。(笑)
ジャックは、見た目に反して子供っぽいところが可愛かった。
最も人形らしいというか、「泰継さんみたい」と感じるところがありました。
純粋で率直で、人の心を慮るということをしないタイプなので精神的に頼りがいがあるとは言えないんだけど、でも決して嘘をつかない安心感があった。詳しくは次の記事に書こうと思います♪
ルディは、真っ先に目を惹かれる人形です。金髪碧眼の王子様〜vv(うっとり)
初対面の挨拶の
「このように可愛らしいお嬢さんを前にしては、アーヴィン様ならずとも語るべき言葉を失ってしまいそうです。
「名乗るほどの者ではありませんが、もしその愛らしい声で呼んで頂けるというのなら、ぜひ『ルディ』と」
ってのがもーたまんなーいっvv(紳士大好き!)
実は冷めてるというか世慣れてるっぽいとこも好い!
ジルは、後からじわじわきました。
グロリア様との仲の良いやり取りが素敵にきらきらしくて、お似合いすぎてとても立ち入れないわ…(控えめな微笑み)という感じだったんだけど、愛憎うずまく後半の状況での操られっぷりがなんか!色っぽくて!(え)
正気を失った主を無言で受け入れる大人っぽさというか男っぽさというか、本当は従いたくない気持ちが目に現れてしまう優しさとかそれでも命令どおり微笑んでしまう哀しい性質とか、色んなバランスが無性に美しく魅惑的に感じられて……ぶっちゃけ、好みでした!(結論)
というわけでレディ・グロリアには申し訳ないが次は彼を狙う所存。
グロリア様の狂乱ぶりはただただ哀惜の念に耐えきれないという感じでした。
初めは心配半分不気味半分で接してたんだけど、
「…だって、同じ嘘なら優しい嘘がいいもの。ジルは私を裏切らない。家柄や爵位目当てで近づいてくる男とは違うわ。これほど美しい夢ならば、騙されていた方がずっと幸せだわ」
と云われた途端、どうしたわけか両目からどっと涙が涌いて出た。
なんて哀しいことを仰るのか…!!!(滂沱の涙)
アーヴィン様は精神科に連れてってさしあげればいいしミスターヴィクターには鋼錬とDグレを揃えて貸してあげればいいと思ったけど(オタク的解決法)、彼女に自分がしてやれることなんか何もない気がします。
「こんなこと、間違ってます!」と叫んだ後の答えにはこちらまで打ちのめされたよ…。
「そんなこと、わかっているのよ。それでも、私は戻りたくない。あの現実に」
あ・あ・あ・あ・あ……。(涙涙涙)
とはいえ、「やっぱりあなた、ジルが好きなのね」という発想の飛躍ぶりにはポカーンとさせられました。
やっぱりって、これ以前に一、二度会っただけなんですが何故そんな思いつきに…?!(あわあわ)
予約してないのに何故かついてきた予約特典CD(ソ○マップで買ったので店舗特典と間違えられたのかもしれない)も聞いたのだけど、思いの他興味深い内容で楽しめました。
ウィルのモノローグがいかにも人形らしく神秘的で好かった。
それから、再会したジルとルディの親しげな会話の中の、
「そうだな。美しい貴婦人だよ」
「君よりも?」
というユーモア漂うおしゃれなやり取りが好きです。*^^*
明月圭・トゥルーED
やっぱり名前変更できなきゃ駄目だぁと思い知ったルートでした…。(苦笑)
圭さんと主人公がラブラブになればなるほど、集中力が失せていってしまって――圭さんのときも拓哉先輩のときも、「陽菜」と名前呼びになるところで「ここはときめきどころだ」と脳が察知はするのだけど、自分と縁もゆかりもない名前にさすがに心までは反応できず、想像力貧困な者に名前変更機能はやはり不可欠なのでした。
どんどん優に肩入れしてっちゃうんだよねぇ…。
優が好きだからというのもあるけど(『では、ごきげんよう』とか『御心のままに』とか、ずる賢い口調が生意気で可愛いったら…)、感情移入してないというのも大きくて、EDは正直後味悪かった。
なんで子供の優が全ての泥をかぶって和平のきっかけを作らなきゃならないのかと、理不尽に感じてしまって。
そりゃ彼のしようとしたことはシャレにならないほど無残で独りよがりだけど、客観的に見るとなんかこの子ばっかり汚れ役じゃない…?と。
憎悪を持ってて一番辛いのは大抵怒ってる本人で、その怒りの根底はただの純粋な悲しみであって、優なんか自分が生んだわけでもない悲しみに生まれたときから浸されていて…それなのに、とどめを刺されてエンドロールなんて、可哀相すぎる。
本気の憎悪や殺意を覚えた経験のない幸せ者には所詮解せぬ感覚だろうが、子供が犠牲になる結末なんてせめて虚構では、嫌だ。
が、今回も逸話がやはり面白かったです。
片瀬さんも五年前は優と同じ暴走せんしてぃぶぼーい(憲吾君語録)だったとか。
「父さんが九艘の郷まで追いかけて寸前で止めた」って、太刀に選ばれる人はどうしてこう血気盛んなのでせう。
似てる優をほっとけないわけだ。
コミックや2では仲良く見える一謡メンバーが、水旋の時点ではてんでバラバラなのがある意味新鮮です。
涼さんのことも、「ここ数年口をきいたことがありません」と圭さんに聞いてびっくりした。
つまり緋の記憶でのあのぎこちない会話は、あれでも進歩した形だったという……ね、根深い…。
でも、恋愛が進むにつれて、仲良くなくても兄弟だなぁと感じ入らずにおれないものがありました。
戸惑ったような笑い方とか、「実は…あなたのことを考えていて、気がついたらここへ来てしまっていました」「…自分でお誘いしておきながらこんなことを言うのも変ですが、いいお返事をもらえるとは予測していなかったので」って馬鹿正直発言とか、なんの脈絡もなくプレゼントをくれる率直さとか、気持ちを自覚すると独占欲と行動力が急に強まるところなんか本当によく似ていて、しょっちゅう涼さんを連想させられた。
そんなそっくりの扱いを受けながら、ああやっぱり私には涼さんなんだ、とかえって強く意識させられていたのは不思議です。
なんとゆーか……圭さんは綺麗な人だった。本気で優しくて落ち着いててまっとうだった。
誰かを傷つける太刀なんか持ちたくないし、純粋に愁一さんの役に立ちたいし、主人公が離れていくのが怖くて太刀のことを告げられなかったという種類の弱さはあっても、気質的に加害者にはなり得ない。
いつも公平で取り乱さず、余計な欲を持たない。
でも涼さんは、プライドが高い分脆くて歪みやすくて、自信がある分、欲もあって、同じく不器用で誠実で真面目でも、圭さんにはない押し付けがましさと紙一重な「我」がある。
そこにどうやら私は惹かれるのでした。
溜めているものを全部吐き出させて、受け入れてあげたいと渇望させられる。とても人らしくて愛しいと思う。
もちろん圭さんも好きだけれど、(私の)恋の相手ではなかったんだなぁ…。
ただ終始、愁一様視点で「面白いヤツ」と好ましく眺めていました。
この二人の関係、好きだな〜…。
「好きなのか…?彼女のこと」「………はい」という会話の後、深く嘆息して愁一の言った台詞が好きでした。
「…ひとつだけ言っておく」
「………はい」
「何があっても、俺だけはお前の味方だ」
「愁一様……」
「だから、お前の思うようにやれ。お前の意思は俺の意思だ」
父親が息子を励ましてるみたいで(笑)微笑ましい。
ラストは片瀬さんが新当主付きのハンターになって、圭さんはお役御免になってしまったけど、このふたりにはずっとベストパートナーでいてほしいなぁ…。
そろそろ傍観者でいるのがつまらなくなってきたので、一度2に戻って自分で動こうと思います。
狙うは水季様だ!気合!(嬉)
圭さんと主人公がラブラブになればなるほど、集中力が失せていってしまって――圭さんのときも拓哉先輩のときも、「陽菜」と名前呼びになるところで「ここはときめきどころだ」と脳が察知はするのだけど、自分と縁もゆかりもない名前にさすがに心までは反応できず、想像力貧困な者に名前変更機能はやはり不可欠なのでした。
どんどん優に肩入れしてっちゃうんだよねぇ…。
優が好きだからというのもあるけど(『では、ごきげんよう』とか『御心のままに』とか、ずる賢い口調が生意気で可愛いったら…)、感情移入してないというのも大きくて、EDは正直後味悪かった。
なんで子供の優が全ての泥をかぶって和平のきっかけを作らなきゃならないのかと、理不尽に感じてしまって。
そりゃ彼のしようとしたことはシャレにならないほど無残で独りよがりだけど、客観的に見るとなんかこの子ばっかり汚れ役じゃない…?と。
憎悪を持ってて一番辛いのは大抵怒ってる本人で、その怒りの根底はただの純粋な悲しみであって、優なんか自分が生んだわけでもない悲しみに生まれたときから浸されていて…それなのに、とどめを刺されてエンドロールなんて、可哀相すぎる。
本気の憎悪や殺意を覚えた経験のない幸せ者には所詮解せぬ感覚だろうが、子供が犠牲になる結末なんてせめて虚構では、嫌だ。
が、今回も逸話がやはり面白かったです。
片瀬さんも五年前は優と同じ暴走せんしてぃぶぼーい(憲吾君語録)だったとか。
「父さんが九艘の郷まで追いかけて寸前で止めた」って、太刀に選ばれる人はどうしてこう血気盛んなのでせう。
似てる優をほっとけないわけだ。
コミックや2では仲良く見える一謡メンバーが、水旋の時点ではてんでバラバラなのがある意味新鮮です。
涼さんのことも、「ここ数年口をきいたことがありません」と圭さんに聞いてびっくりした。
つまり緋の記憶でのあのぎこちない会話は、あれでも進歩した形だったという……ね、根深い…。
でも、恋愛が進むにつれて、仲良くなくても兄弟だなぁと感じ入らずにおれないものがありました。
戸惑ったような笑い方とか、「実は…あなたのことを考えていて、気がついたらここへ来てしまっていました」「…自分でお誘いしておきながらこんなことを言うのも変ですが、いいお返事をもらえるとは予測していなかったので」って馬鹿正直発言とか、なんの脈絡もなくプレゼントをくれる率直さとか、気持ちを自覚すると独占欲と行動力が急に強まるところなんか本当によく似ていて、しょっちゅう涼さんを連想させられた。
そんなそっくりの扱いを受けながら、ああやっぱり私には涼さんなんだ、とかえって強く意識させられていたのは不思議です。
なんとゆーか……圭さんは綺麗な人だった。本気で優しくて落ち着いててまっとうだった。
誰かを傷つける太刀なんか持ちたくないし、純粋に愁一さんの役に立ちたいし、主人公が離れていくのが怖くて太刀のことを告げられなかったという種類の弱さはあっても、気質的に加害者にはなり得ない。
いつも公平で取り乱さず、余計な欲を持たない。
でも涼さんは、プライドが高い分脆くて歪みやすくて、自信がある分、欲もあって、同じく不器用で誠実で真面目でも、圭さんにはない押し付けがましさと紙一重な「我」がある。
そこにどうやら私は惹かれるのでした。
溜めているものを全部吐き出させて、受け入れてあげたいと渇望させられる。とても人らしくて愛しいと思う。
もちろん圭さんも好きだけれど、(私の)恋の相手ではなかったんだなぁ…。
ただ終始、愁一様視点で「面白いヤツ」と好ましく眺めていました。
この二人の関係、好きだな〜…。
「好きなのか…?彼女のこと」「………はい」という会話の後、深く嘆息して愁一の言った台詞が好きでした。
「…ひとつだけ言っておく」
「………はい」
「何があっても、俺だけはお前の味方だ」
「愁一様……」
「だから、お前の思うようにやれ。お前の意思は俺の意思だ」
父親が息子を励ましてるみたいで(笑)微笑ましい。
ラストは片瀬さんが新当主付きのハンターになって、圭さんはお役御免になってしまったけど、このふたりにはずっとベストパートナーでいてほしいなぁ…。
そろそろ傍観者でいるのがつまらなくなってきたので、一度2に戻って自分で動こうと思います。
狙うは水季様だ!気合!(嬉)
桐原拓哉・トゥルーED
拓哉先輩攻略成功。
最初に愁一さんをあっさり信用したので途中シナリオがおかしなことになったけど、攻略情報を見てやり直したら辻褄があいました。
おもしろかった……。(茫然)
九艘側の苦悩というのを全っ然わかってなかったんだなァァ…と痛感。
無病無傷で長寿を全うできる九艘が、こんなに弱い立場にあったなんて。
まず、力が覚醒した後の貴人さんと正継さんの電話のやり取りにたまげた。
「一謡がどういう形で関与してくるかもわからない今、一刻も早く保護しなくては」
「…この郷に、ですか」
「他に場所がないでしょう。外の世界では一謡に狩られるだろうし、九艘の血を持つ者は人の間では生きられない。残りの生涯、この郷で生きていくしか彼女に道は残されていませんよ」
さらっと何を。(呆)
そそそんなに一謡は野蛮な一族じゃありません!見た目は同じなんだから、気をつけてれば別に外で暮らしても平気でしょう!
と、昨日まで一謡のハンターだった身には大袈裟に思えて仕方ない考えが、当のハンター達の言動で徐々に真実味を増してくるのでした。
特に片瀬の「一謡は九艘を狩るためにいる。そう教えられなかったか?」には驚愕した。
なんつー大雑把な言い方をするんじゃお前…!!(冷汗)
当然優も「手の届く場所に憎き仇がいるとわかっていながら、じっとしていられるほど我々は腰抜けではありません」と存在意義が既にハンター=「九艘狩り」。
「あれは俺の獲物だ。邪魔するなら相手になるぜ」
「お前も九艘を狩りたいんだろう?だとすれば、僕と目的は同じはず」
「ハンターは殺し合うことに疑問なんか持たない。そんなことに疑問を持ったヤツは、ハンターになんかになってない!水断刀を持ってる以上、九艘を駆り続ける。それだけなんだ!」
太刀に選ばれるという名誉にあったからには、その剣の最たる使用目的である「九艘殲滅」を行いたい…というのはわかりやすい思考プロセスではあるのだけど、九艘の身で聞くとハンター恐ぇぇぇ…。(震)
大体、2では「狩る」「狩られる」という表現自体聞かなかったような。
どちらかというと「無敵の九艘に殺されないために、一謡にはこの剣しかないのだ」と、一謡の方が不利なイメージで認識してました。
それが先輩の忠告でガラガラと崩れた。
「お前の前に一謡が現れたとして、それが太刀を持たない一謡ならば、それほど危険じゃない。だが太刀を持つ一謡が現れたら、それはお前を狩ろうとしている存在だ。全ての九艘は、一謡に狙われ続けている」
更に正継さんの説明で、「九艘はほとんど隔離状態で暮らしている」必然性、一謡だけでなく人間をも避けなければならない九艘の悲しい現状がガツーーンとぶつかってきます。
「死は神様から贈り物だ。肉体的苦痛が限界に達すれば、人は死ぬことができるだろう?死の瞬間は大量に脳内麻薬が出て、苦痛から逃れさせてくれるという話もある。人間にとって、死は救いでもある。だが、九艘は死ねない。どんなに切り刻まれようが、地に埋められようが、炎に焼かれようが、死ぬことはない。
「九艘にとってもっとも恐れるべきは人間だ。同族の者なら、九艘の、または一謡の扱い方をわかっている。だが、人間は違う。同じ外見をしていても、いや、同じ外見だからこそ、異種族に対して人は残酷だ。いくらでも我々に対して惨い真似をするだろう」
実際に八百比丘尼は、天泣の力を思うままに操れない故に権力者に背いたと疑われ処刑されたり、力を別の勢力に奪われることを恐れて捕らえられたりを繰り返していたとか。
死ねないのに、焼かれ、首を跳ねられ、胴体をばらばらに斬られ…。
あなおそろしや…………。(蒼白)
そんな怖い話を聞かせたがらない拓哉先輩に正継さんの返した言葉が、シンプルだけれど、「水の旋律」「緋の記憶」どちらにも共通する、ひとつの重要なテーマに思えました。
「拓哉。知ることを恐れていては、人は強くなれない」
これは2のきらが発した、現在のところ私が一番好きな台詞に通じる。
「でも私は、知りたい。そして、乗り越えたいんだ」
うんやっぱり、私はきらが好きだなぁ…。*^^*
プレイしてみると陽菜もいい子なんだけど、私にはきらの方が同調しやすい。
陽菜はおっとーりまったーり、のんきでちょっと天然入ってるのがチャームポイントな感じで、自分が感情移入するより客観的に「面白いなこの子」と思っている方が、自分には簡単でした。
拓哉先輩に「スカートのチャックが開いてるぞ」と指摘されて、「きゃあっ、やだあ〜〜!」と悲鳴をあげたりとか。いい意味で脱力させられる。
現実的に自分だったらそんな可愛くしてられないもんなー…ウソ!と叫んで嘘とわかったら後ろはたいてる。^^;
恋愛面のイベントでは、一緒にカラオケに行くやつが印象的でした。
いつも誰と来るのかと訊かれて、「ひとりで熱唱してます」と応えるやつ。
「……ひとりで?」「はいv」
「……カラオケルームで、か…?」「はいv」
「………………」「あの、なにか…?」
「…奥が深いな、お前」
笑かす…。(爆)
陽菜だけでなく、拓哉先輩も思っていたよりずっと可愛い人でした。
「自分や、お前を可哀相だと思う感情に流されて突っ走ったら駄目なんだ」とか「…泣くな。俺、慰めるの下手なんだよ」とか、不器用なりにかけられる言葉をなんとか探してくれるところが好きだった。
ふたりの関係には、第三者的にときめきました。
相当独特で抜き差しならない状況の中で、おっとりした陽菜はひたすら素直で人懐こく、先輩が徐々に罪悪感や義務でなく、可愛い妹に仕方なく付き合ってやるお兄さんのような自然体になっていく。
九艘の郷に入る直前、「一つだけ覚えていてくれ」と先輩が語りだす場面が素敵だった。
「何があっても、俺はお前の側にいる。たとえお前が許してくれなくても、お前の為なら、お前が自由に生きていく為になら、俺は何だってする」
この兄貴めいた身内っぽさがけっこうツボだったよね…。
お互い以外選びようがないような因縁めいた関係で、「7歳のときにお前以外の相手とは恋愛ができないようになっちまった」というちょっと諦めめいた(笑)EDの台詞に納得。
コミックを読んだせいで過去の事情を知ってたので、
「事情の説明はしてくれないのに、心配はしてくれるんですか?」
「そうだ。俺はお前を護る為にいる」
というやり取りなんかに、拓哉の立場の真実味と陽菜の立場の喜び、両方同時に感じられました。
2でも思ったけど水旋は過去の記憶をプレイヤーに根付けるのが上手い気がする。
無理がないというか、非常に「ありそう」で夢々しくないというか。
エブリデイマジックといったか……現代にある幻想部分のリアルさが見事だと思う。
そのせいで性格的には重ならなくても、陽菜の立場で考えるのがラクで楽しかったです。
九艘の郷が燃えだしたら本気で「水ーーッ!!」と念じてしまったし、水琴おばあちゃんに会えたときは本気で感激した。
最終的に、2で圭さんが「我々一謡にも大切な人」と陽菜を称した意味合いをやっと理解できました。
確かに和平になくてはならない、言わば九艘側の水断刀のような存在だ…納得…。
そんなわけで(?)次は圭さん狙いでいってみようと思います!
1は2よりずっと短いから、心構え的にやりやすい。
最初に愁一さんをあっさり信用したので途中シナリオがおかしなことになったけど、攻略情報を見てやり直したら辻褄があいました。
おもしろかった……。(茫然)
九艘側の苦悩というのを全っ然わかってなかったんだなァァ…と痛感。
無病無傷で長寿を全うできる九艘が、こんなに弱い立場にあったなんて。
まず、力が覚醒した後の貴人さんと正継さんの電話のやり取りにたまげた。
「一謡がどういう形で関与してくるかもわからない今、一刻も早く保護しなくては」
「…この郷に、ですか」
「他に場所がないでしょう。外の世界では一謡に狩られるだろうし、九艘の血を持つ者は人の間では生きられない。残りの生涯、この郷で生きていくしか彼女に道は残されていませんよ」
さらっと何を。(呆)
そそそんなに一謡は野蛮な一族じゃありません!見た目は同じなんだから、気をつけてれば別に外で暮らしても平気でしょう!
と、昨日まで一謡のハンターだった身には大袈裟に思えて仕方ない考えが、当のハンター達の言動で徐々に真実味を増してくるのでした。
特に片瀬の「一謡は九艘を狩るためにいる。そう教えられなかったか?」には驚愕した。
なんつー大雑把な言い方をするんじゃお前…!!(冷汗)
当然優も「手の届く場所に憎き仇がいるとわかっていながら、じっとしていられるほど我々は腰抜けではありません」と存在意義が既にハンター=「九艘狩り」。
「あれは俺の獲物だ。邪魔するなら相手になるぜ」
「お前も九艘を狩りたいんだろう?だとすれば、僕と目的は同じはず」
「ハンターは殺し合うことに疑問なんか持たない。そんなことに疑問を持ったヤツは、ハンターになんかになってない!水断刀を持ってる以上、九艘を駆り続ける。それだけなんだ!」
太刀に選ばれるという名誉にあったからには、その剣の最たる使用目的である「九艘殲滅」を行いたい…というのはわかりやすい思考プロセスではあるのだけど、九艘の身で聞くとハンター恐ぇぇぇ…。(震)
大体、2では「狩る」「狩られる」という表現自体聞かなかったような。
どちらかというと「無敵の九艘に殺されないために、一謡にはこの剣しかないのだ」と、一謡の方が不利なイメージで認識してました。
それが先輩の忠告でガラガラと崩れた。
「お前の前に一謡が現れたとして、それが太刀を持たない一謡ならば、それほど危険じゃない。だが太刀を持つ一謡が現れたら、それはお前を狩ろうとしている存在だ。全ての九艘は、一謡に狙われ続けている」
更に正継さんの説明で、「九艘はほとんど隔離状態で暮らしている」必然性、一謡だけでなく人間をも避けなければならない九艘の悲しい現状がガツーーンとぶつかってきます。
「死は神様から贈り物だ。肉体的苦痛が限界に達すれば、人は死ぬことができるだろう?死の瞬間は大量に脳内麻薬が出て、苦痛から逃れさせてくれるという話もある。人間にとって、死は救いでもある。だが、九艘は死ねない。どんなに切り刻まれようが、地に埋められようが、炎に焼かれようが、死ぬことはない。
「九艘にとってもっとも恐れるべきは人間だ。同族の者なら、九艘の、または一謡の扱い方をわかっている。だが、人間は違う。同じ外見をしていても、いや、同じ外見だからこそ、異種族に対して人は残酷だ。いくらでも我々に対して惨い真似をするだろう」
実際に八百比丘尼は、天泣の力を思うままに操れない故に権力者に背いたと疑われ処刑されたり、力を別の勢力に奪われることを恐れて捕らえられたりを繰り返していたとか。
死ねないのに、焼かれ、首を跳ねられ、胴体をばらばらに斬られ…。
あなおそろしや…………。(蒼白)
そんな怖い話を聞かせたがらない拓哉先輩に正継さんの返した言葉が、シンプルだけれど、「水の旋律」「緋の記憶」どちらにも共通する、ひとつの重要なテーマに思えました。
「拓哉。知ることを恐れていては、人は強くなれない」
これは2のきらが発した、現在のところ私が一番好きな台詞に通じる。
「でも私は、知りたい。そして、乗り越えたいんだ」
うんやっぱり、私はきらが好きだなぁ…。*^^*
プレイしてみると陽菜もいい子なんだけど、私にはきらの方が同調しやすい。
陽菜はおっとーりまったーり、のんきでちょっと天然入ってるのがチャームポイントな感じで、自分が感情移入するより客観的に「面白いなこの子」と思っている方が、自分には簡単でした。
拓哉先輩に「スカートのチャックが開いてるぞ」と指摘されて、「きゃあっ、やだあ〜〜!」と悲鳴をあげたりとか。いい意味で脱力させられる。
現実的に自分だったらそんな可愛くしてられないもんなー…ウソ!と叫んで嘘とわかったら後ろはたいてる。^^;
恋愛面のイベントでは、一緒にカラオケに行くやつが印象的でした。
いつも誰と来るのかと訊かれて、「ひとりで熱唱してます」と応えるやつ。
「……ひとりで?」「はいv」
「……カラオケルームで、か…?」「はいv」
「………………」「あの、なにか…?」
「…奥が深いな、お前」
笑かす…。(爆)
陽菜だけでなく、拓哉先輩も思っていたよりずっと可愛い人でした。
「自分や、お前を可哀相だと思う感情に流されて突っ走ったら駄目なんだ」とか「…泣くな。俺、慰めるの下手なんだよ」とか、不器用なりにかけられる言葉をなんとか探してくれるところが好きだった。
ふたりの関係には、第三者的にときめきました。
相当独特で抜き差しならない状況の中で、おっとりした陽菜はひたすら素直で人懐こく、先輩が徐々に罪悪感や義務でなく、可愛い妹に仕方なく付き合ってやるお兄さんのような自然体になっていく。
九艘の郷に入る直前、「一つだけ覚えていてくれ」と先輩が語りだす場面が素敵だった。
「何があっても、俺はお前の側にいる。たとえお前が許してくれなくても、お前の為なら、お前が自由に生きていく為になら、俺は何だってする」
この兄貴めいた身内っぽさがけっこうツボだったよね…。
お互い以外選びようがないような因縁めいた関係で、「7歳のときにお前以外の相手とは恋愛ができないようになっちまった」というちょっと諦めめいた(笑)EDの台詞に納得。
コミックを読んだせいで過去の事情を知ってたので、
「事情の説明はしてくれないのに、心配はしてくれるんですか?」
「そうだ。俺はお前を護る為にいる」
というやり取りなんかに、拓哉の立場の真実味と陽菜の立場の喜び、両方同時に感じられました。
2でも思ったけど水旋は過去の記憶をプレイヤーに根付けるのが上手い気がする。
無理がないというか、非常に「ありそう」で夢々しくないというか。
エブリデイマジックといったか……現代にある幻想部分のリアルさが見事だと思う。
そのせいで性格的には重ならなくても、陽菜の立場で考えるのがラクで楽しかったです。
九艘の郷が燃えだしたら本気で「水ーーッ!!」と念じてしまったし、水琴おばあちゃんに会えたときは本気で感激した。
最終的に、2で圭さんが「我々一謡にも大切な人」と陽菜を称した意味合いをやっと理解できました。
確かに和平になくてはならない、言わば九艘側の水断刀のような存在だ…納得…。
そんなわけで(?)次は圭さん狙いでいってみようと思います!
1は2よりずっと短いから、心構え的にやりやすい。